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ウクライナ軍の抵抗の強さと伝説のスナイパー参戦、それと戦争開始時の米国の暗躍について少し調べてみた

3/17 ロシア軍はここ数日ほとんど軍を動かせていない。
ウクライナの連携の強さとロシア軍の士気の低さが際立っている。

今回は

最近のウクライナ防衛

◆ 戦争開始時にロシア最強部隊が米国の民間傭兵によって全滅させられていたこと ◆

カナダより伝説のスナイパーがウクライナ軍に加入 

この3点について少し調べてみたのでシェアしてみることにしました。

戦争ももう2/24から3週間、長丁場となってきました。
ロシアは世界140ヵ国以上もの国から制裁を受けデフォルト(債務不履行)が確実というレベルにまでなってしまいました。

なぜこれほど長期化することになったのか。

もちろんウクライナ軍の熱い抵抗によるものであることは明白ですが、今回は明らかになった一部の情報開示から少し紐解いてみようと思います。

◆ 最近のウクライナ防衛 ◆

3/17 イギリス国防省の発表によると
ロシア軍の動きがここ数日、陸・海・空の全てでほぼ止まっているとの見解を示しました。

最近のウクライナは首都キエフが包囲されつつあるとの報道が盛んになされていました。
ロシア軍はキエフに近づき包囲網が完成しつつあるとの見方がある一方、戦争の長期化や兵士の士気の低さが顕著で当初19万もの兵士がいたもののウクライナ軍は耐えることができていました。

ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSを死ぬほど活用して世界にアピール、主要国の国会でオンライン演説をするレベルにまで勇者、勇敢な人物として脚光を浴びるほど良い意味で有名になりました。
コメディアンから大統領になってたった3年で歴史に名を連ねる人物となったのです。

一方ロシアのプーチン大統領は20年ほどロシアで大統領を務めていて現在69歳です。
ロシアの一部の古い世代からは崇拝レベルで崇められている一方、若い世代からは生まれた時から大統領だからネタにするしかないなどとtictocで言われているほどです。
元々強硬な姿勢に嫌気が刺されていましたが、今回の戦争勃発で完全に「勘弁してくれ。なんで自分はロシアに生まれてしまったんだ。」というムードになっています。

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当初、48時間でキエフを抑えることができるとの見解が濃厚でしたが、思いのほか時間が掛かってしまっています。
止まれないプーチン政権は特別軍事作戦という名前で戦争ではないと主張していますが、もはやたとえウクライナを取ったとしても今後 世界からどう見られていくのかが決定してしまいました。

3/14頃には首都キエフにロシア軍がどんどん近づいているとの報道が盛んになされ緊張感が高まりました。
民間施設が次々に砲撃され住んでいた住人が消防に助け出される場面が繰り返されています。

ですがウクライナ軍は連携が取れていて更に世界中から義勇兵が集ってきています。
大義があり今ココで戦うことは誉れであり注目の的でもありますから異常な士気と現地の歓迎ムードで参戦しています。

それと地形とウクライナ側の罠も機能しています。
ウクライナは2014年にクリミアが取られてからずっと国内のロシア派と紛争を繰り広げいつロシアが来ても良いように着々と防備を固めていました。

戦車など装甲車が泥やぬかるみに足を取られて中々進まない。
温かくなってきて雪が解けてきたことにより更に泥などが機能している。
ギミックも満載で本物の砲台以外の偽の砲台の張りぼてや鉄骨を溶接で固めて道に巻くことで歩兵が通りにくくしたり遮蔽物にも工夫を凝らしている。

それに勝手知ったる自陣の為 地形の利はウクライナにあり森林や市街地の効果的な対策がある状態でアメリカやヨーロッパから大量の兵器をもらっているので大軍であるロシアに抵抗できているのです。

ロシア軍は大軍であるが故に大きな的となっており、貫ける兵器と人数さえいれば対抗できるというカラクリです。
当初ここまで時間が掛かることを想定していなかったロシアです。
大軍である上に時間経過で兵糧も断たれているので現地の一般家庭から食料を盗みまくっています。
いつの時代の戦争なんだと言いたくなります。

ロシア側に立って考えるのは非常に嫌なのですがあえて考えてみると、ロシアはとても難しい戦いをしています。
プーチンが降伏したらもちろん戦犯として処されます。
そして実はゼレンスキー大統領を殺してもウクライナは抵抗を続ける意思が強いので意味はありません。
というよりも更に伝説の大統領として讃(たた)えられウクライナの士気が最高潮に達するでしょう。
士気が高いのは大統領だけでなく現場の兵士もです。
なのでゼレンスキー大統領を生かして捕らえて別の大統領にすげ替えるという難解なミッションとなっています。
この全世界が常に位置を把握していて防備ガチガチの注目度の高いゼレンスキーさんを捕らえるのは非常に難しいと思います。

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時間が経てば経つほどにロシア側には余裕がなくなりウクライナ側には兵士が集まってきて支援も増えています。

では次の話を。

◆ 戦争開始時にロシア最強部隊が米国の民間傭兵によって全滅させられていたこと ◆


これはどういうことかというと、

2/25 ウクライナの首都キエフの地図上でいう北西の位置にある国際空港へ向かうロシア最強の200人から成る特殊任務部隊「スペツナズ」の輸送中に輸送機を米民間傭兵部隊が撃墜したというもの。

このスペツナズはロシアの最強部隊でありメインの駒でした。
輸送中とはいえ200人全員がそこに乗っていたのか?などの疑問は残るものの、この部隊はほぼ全滅ということは間違いないようです。
そこがプーチンの大きな誤算で瞬間的にキエフを掌握できなかった要因とも言えるとの事。
※アメリカ介入してるじゃん?と思うかもしれませんが、民間の傭兵なので国で動かしている訳ではないようです。
でもこの民間傭兵の隊長は米国のNavy SEALs(ネイビー シールズ)という米国の特殊部隊に属していたそうなので民間のアマチュアとはいえ実力はトップレベルのプロと言えるでしょう。

↓ 国際空港の位置は左上のピンです。
ここからロシア最強部隊「スペツナズ」が展開していたら戦争がロシアの勝利ですぐに終わってしまった可能性が高かったと言われています。

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カナダより伝説のスナイパーがウクライナ軍に加入 

最後はカナダの伝説のスナイパー参戦の話です。

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、ウクライナ政府はロシアと戦う外国人義勇兵を募集した。この呼びかけに応じ、世界各国から2万人を超える希望者が集まり、第一線で活躍した経験豊富な精鋭たちも大勢いた。
 中でも注目されているのが、最長狙撃距離記録を持つ伝説的スナイパー、カナダ人の「ワリ(Wali)」だ。ワリは先週カナダを出発し、ポーランドで他の義勇兵たちと合流を果たした。

現在40歳の「ワリ」はカナダに妻と1歳の息子を残しウクライナ軍に参戦しました。
アフガニスタン・イスラム国との戦争を経験。

つい1週間前までプログラマーとして働いていましたが、ウクライナの友人の声に耳を傾けた結果、参戦を決意したそうです。
多才ですねワリ!

妻に何度も止められ、1歳の息子の誕生日を一緒に過ごせなったことを悔いつつも「サイレンを聞いた消防隊員のような気分さ」とウクライナの国際部隊に配属されロシア兵と戦うことに決めたようです。

彼は言います。
ウクライナの人々を助けたい。ただそれだけのこと。

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ワリの得意技は超命中精度の狙撃

2017年、イスラム国との戦いで伝説と呼ばれるようになったとの事。
当時、長距離狙撃銃によりイスラム国のテロリストを3.54kmの距離から射抜いたそうです。
世界最長の狙撃として記録。

狙撃成功率は一般的なスナイパーの4倍以上だそうです。

彼に限らず戦場で名をはせた兵士を含めて2万人以上の義勇兵がウクライナに集まり戦いに参じているそうです。

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ずたずたな状況のロシアですが、当初予定していなかった志願兵を3000ドルの報酬で募集しています。
これは…さすがに集まらないのではないでしょうか。
大義もなければロシア軍として参加するだけで世界中から後ろ指を指される兵士に自らなるなんてよっぽどの事情がなければ難しいでしょう。

そして3000ドルがどうとかそんなことより、この情報はロシアが苦戦しているという決定的な証拠となるでしょう。

中国にも経済支援や部品の輸入、兵士の手助けを打診しており、中国は頷きはするものの、実際にはほとんど支援していないそうです。

そもそも中国は中国で不動産バブル崩壊で経済的な余裕がないですし、たとえ中国の部品を送ったとしてもロシア国内で中国以外から取り寄せていた規格の違う兵器や飛行機の部品の修理や補修をすることができないのであまり意味がないとも言えます。

何よりも中国はロシアに援助したとアメリカなどに知られるとロシアに加担したベラルーシのように全世界から経済制裁を受けるのでそれを恐れているように思えます。

中国はロシアがどうこうよりも習近平体制を維持することや、台湾を昔のように併合したいのでロシアへの制裁のとばっちりを受けたくないのが本音でしょう。

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ここまで世界の制裁が激しいとロシアの天然ガスや石油も西側諸国の掘削技術や道具の補修が利用できず、持て余してしまいます。

これからのこととして重要なのは如何にしてロシアに 早く 戦争を終わらせる決定打を与えられるかということです。

何より中国や北朝鮮、中東など他国に戦争なんて始めるとどうなるのかをしっかり示すことが今後の平和の継続に繋がる…とメルカは考えます。

ウクライナもロシア国民も世界中のほとんどもこれ以上の戦争の継続を望んでいません。

他人事とは思わず大まかでも良いので正しい情報を取得して日本の安全に備えましょう。
今年は6-7月に参議院選挙があります。
せめて立候補者で変なことを言っている人がいたら投票しないようにしましょう。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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