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めろんだいふく
2024年2月13日 23:03
誰もいない道路の真ん中を得意気に歩いた。澄んだ空気と夜空を纏いながら。昼には人通りが多い道も180度景色が変わるのが夜のいいところだ。この道のもつ様々な表情を私は少し知った気でいる。一歩歩くたびに静かに響く私の足音を聴きながら少し先にある消えかけた街灯が点滅するのを見るのが楽しみだった。この瞬間の私は誰よりも強くて無敵でまるで夜を独り占めしたかのようなそんな気分に襲われている
2021年11月20日 00:45
ふう。と1つ、ため息をついた。いつものように見る街並み。いつものように歩く歩道。いつものように青い空。なにひとつと言っていいほどに私の周りにあるそれらは変わらずにそこにある。ひとつ、またひとつと私の心は重くなったり軽くなったりを繰り返しているのに。過去を思えば悔やむこと未来を思えばほんの少しの希望と目の前にある不安とが入り混じった景色が常に私の中でぐるぐると回り続けて