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『金で幸せは買えないが 与えることはできる』『幸運は勇者に味方する』

【ボヘミアン・ラプソディ】

■アメリカ/2018年
■監督:ブライアン・シンガー
■脚本:アンソニー・マッカーテン
■出演:ラミ・マレック、ルーシー・ボイントンほか

日本でも社会現象にまでなった映画ですね。イギリスが誇る伝説のロックバンド❝クイーン❞の伝記映画です。ボーカルであるフレディ・マーキュリーを中心に描かれています。

1970年代初頭です。青年フレディはとあるライブハウスで歌声を披露しバンドの一員となり、ボーカルを担当することになります。これが後のクイーンとなります。

レコード会社と契約し、次々とヒット作を飛ばし、一気にスターダムにのし上がります。しかしその中でフレディは、メンバーとのすれ違い、世間からの目線、自身のセクシャリティの問題、婚約者との別れ、など様々な孤独と闘いながら傲慢になっていきます。

そしてメンバーとの溝が深まり、バンドは崩壊していきます。押しつぶされそうなフレディでしたが、荒れた生活がたたり、体調まで崩してしまいます。フレディは、もう一度メンバーとステージに立ちたいと思い直し、関係者と話し合います。そして、大規模チャリティ音楽イベント❝ライヴ・エイド❞にクイーンで出演することが決まります。しかし、この時フレディはエイズに侵されていました。命が長くなかったのです。彼はライヴ・エイドのリハーサル前にメンバーにこの事実を告げます。そして、クイーンの4人で舞台に上がるのです。


私はこの映画を観るまで、❝ライヴ・エイド❞について全く知りませんでした。以下にライブ・エイドとはなんぞや、ということも含めてこちらの作品の見所を書きたいと思います。

①ライヴエイドとは?

1985年7月13日に開かれた「アフリカ難民の救済」が目的の20世紀最大のチャリティ音楽イベントです。アイルランド出身のミュージシャン、ボブ・ゲルドフが提唱して開催されました。スローガンは『1億人の飢餓を救う』です。英語表記は<LIVE AID>です。

②ライヴエイドの開催規模は?

開催場所はイギリスのウェンブリー・スタジアムとアメリカのジョン・F・ケネディ・スタジアム2か国です。来場者数はイギリスで7万2千人、アメリカで10万人、生中継と録画分も含めると、約150か国に放送され、視聴者は19億人にも及ぶそうです。しかも開催時間はなんと12時間Σ(・□・;)
イギリス会場で歌った後、超音速旅客機でアメリカ会場に移動したミュージシャンもいたんだとか、、、スゴイ(;'∀')

③ライヴエイドの出演者は?

かなりの数のミュージシャンが参加しています。クイーン以外の有名どころでは、エルトン・ジョン、スティング、U2、マドンナ、デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ワム!、ポール・マッカートニー、ボブ・ディラン等です。U2の聞きたいな(*^^)v

④ボヘミアン・ラプソディのライヴエイドのシーンについて

この映画でもっとも話題になっているのが、ラストのライヴエイドのパフォーマンスシーンの再現率の高さです。これは本当にすごいです。YouTubeにあるホンモノの映像と見比べて驚愕でしたね。一番の見所かと!!


日本でも興行135億を超えた作品です。私の周りには「7回観に行きました!」という感じで、数回映画館に足を運んだ人が結構いましたね。アニメなどで入場特典目当てで何度も行く人は多いかと思いますが、純粋に鑑賞目的で何度もお金と時間を割いて映画館に行く人が多いというのは本当に魅力的な作品なんだと思いました。クイーン世代の方や、音楽好きの方はもちろんですが、どんな人でも一定の満足感が得られる作品だと思います。

演奏シーンにも感動しましたが、個人的にはフレディの才能と孤独に溢れた短い人生を描いたヒューマン映画として感動した部分が大きかったです(*´▽`*)
いつか映画館でも再上映される可能性の高い作品なので、また観にいきたいですね!(^^)!


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<一言メモ>

毎回思います。ミュージカル映画や、歌手の伝記映画は、映画館の大スクリーンで観ること。ドルビーシネマで見れるとなおよし。間違いないです(笑)




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