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温泉を安全に楽しむ

こんにちは

最近サ活が活発化しております


最近行ったスパに、薬草風呂があり
壁に貼ってあった入り方の説明書きに
【湯あたり】という文言がありました

湯あたりってなんだろう?
のぼせとは違うの?

温泉に関してはまだまだ知らないことがいっぱいあり
湯あたりに関する疑問が頭の中いっぱいに広がり

その他にも温泉やサウナについて
もっと勉強したくなりました


のぼせ・湯疲れ・湯あたりの違い

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温泉に入って具合が悪くなってしまう方が
結構多いみたいです

温泉は体に良いことががたくさんありますが、
入浴法を間違えると、リスクを生じることも
あるようです

温泉に入り過ぎた時に出る症状だと
知っていたとしても、
それぞれにどんな違いがあるかご存知でしょうか

「のぼせ」「湯あたり」「湯疲れ」の
違いとはなんだろう?というお話しから
させていただきます


●のぼせ

これは一度は経験したことがある、という方が
多いと思います

さまざまな要因が考えられるようですが
長時間入浴していたり、熱いお湯に入ると
顔がほてったり、頭がくらくらするなど、
気分が悪くなり
最悪倒れてしまう事もあるようです

わかりやすく例えると、熱中症に似た感じでしょう

それが、のぼせです

体が温まり血管が拡張し、
血流が増加することにより起こります

大抵はゆっくり体を休ませると改善します


●湯あたり

湯あたりとは、温泉に入って2〜3日後など
時間が経ってから全身になんらかの症状が出ることを指すそうです

温泉成分によって、中毒反応が引き起こされ、
長湯によって身体がだるい、めまい、頭痛、
嘔吐など、
身体にさまざまな影響を及ぼすのが
湯あたりの症状です


・湯あたりの主な症状

発熱、寒気、頭痛、腹痛、下痢、めまい
強い倦怠感、体がだるい、吐き気、嘔吐 など

温泉成分が体に合わないこともあるようですが
好転反応の場合もあるそうです

温泉に何度も浸かった後、
数日後に体のだるさを感じたり
寒気や食欲低下、吐き気、めまいなどが起きた時は
病気や体調不良ではなく、
湯あたりである可能性があるようです


・好転反応とは

好転反応とは、温泉療養など自然療法を受けた後
快方に向かう過程で
一時的な体調不良に陥ることを指します

漢方の世界では、好転反応と似た症状を
瞑弦(めいげん)と呼ぶそうです

瞑弦とは、漢方薬を飲み始めてから
一時的に体調が悪化するものの
結果として病気が改善することを指します

好転反応や瞑弦は、病気と似た症状が現れ
温泉に入浴し、数日から1週間後に
体調が悪くなったときは、
1日温泉に浸かるのを休んでみましょう

症状が改善すれば、好転反応と考えてよいでしょう


・食後や運動後の温泉入浴は注意

また、食後すぐに温泉にのんびり浸かりにいく、
そんな行動も、湯あたりの原因になってしまうそうです

食後は消化吸収へエネルギーを使っており、
血液も胃腸に集まる状態になります

そのため、食後に入浴することで
エネルギーが集中しにくくなり、
消化吸収を妨げてしまうそうです

また運動直後も疲労があるため
入浴により身体への負荷を
さらに強める結果になってしまうそうなので
控えた方がいいでしょう


・温泉に入った直後のだるさは、湯あたりではない

ちなみに、温泉に入って「湯あたりした…」と
言う方がいますが
1~2日の入浴では湯あたりはしないそうです

温泉に浸かった後の湯疲れやめまいは、
当日中などの早い時期に起こります

湯あたりは温泉成分の効能がもたらすもので
身体の好転反応(治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと)である場合もあるため
温泉に浸かってすぐではなく、
一定の期間が経過した後に起こるそうです


・温泉以外のお風呂に入って起こる症状は湯あたりではない

湯あたりは、
温泉に入ったときに起こる特有の症状で
温泉以外のお風呂に入って起こる症状は
湯あたりとは言わないそうです


・湯あたりしやすい源泉

湯あたりしやすい源泉は
硫黄泉や放射能泉、酸性泉などの
刺激が強いとされる質の温泉だそうです

もちろん、この源泉以外でも
湯あたりすることもあるそうです


・湯あたりの対処法

温泉成分が身体に合わない場合は
入浴をやめることにより改善するそうですが

好転反応後の場合は、
症状が落ち着くのを待ってから
再び入浴するようにしましょう

いずれにせよ、体調不良になった場合
まずは体を安静にすることが大切です

体を横にし体調が安定するまで
しっかり体を休ませましょう

無理をすると不調が長引いてしまいます

また、湯あたりは温泉の効能により
身体に悪影響が出ている状態なので
状態を改善するためには体内の循環を良くする
必要があります

排泄していくためにも水分はこまめに補給しましょう


ビタミンC入りの飲料を温泉前後に飲むと
良い予防になります

水分補給の際に
コラーゲンの生成に必須栄養素である
ビタミンCを補給すると、
湯あたりの予防に繋がるそうです

抗酸化作用も高い栄養素でもありますので、
積極的に補給しましょう


温泉に長く浸からない、
4日に一度は温泉に浸からない日を作る、
など
体への負担を軽くすることが大切です


湯あたり(好転反応)一時的に起こる症状であり、
継続しない点が特徴ですが、

湯あたりの症状である気分不快や吐気、
身体のだるさなどの湯あたり症状が続く場合には
医療機関を受診しましょう


●湯疲れ

「湯あたりした~」と思い込んでいる人は
実はこの「湯疲れ」の場合が多いそうです

一泊二日の旅行などで起きるのは
この「湯疲れ」に当てはまるそうです

長湯をしたり、何回も入浴することによって
湯疲れを引き起こすそうです

入浴は、思った以上に体力を使います

普段、お湯に浸かる習慣がない人が長湯をしたり
せっかく温泉に来たから、と何度も入浴したり
することによって湯疲れを引き起こしてしまうことが多いようです

一泊二日の旅行などで出る症状は
たいていは湯疲れから起きていることが
多いそうです

1日に何回も入浴を行うことは、
湯疲れの原因になってしまいます

一泊二日の旅行なら、
3回くらいにしておきましょう


温泉でのぼせ、湯疲れしないためのポイント

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温泉旅行でつい長湯などをしてしまって起こる
のぼせ、湯疲れですが

入浴の仕方に注意すれば避けることができます


●頭に水で濡れたタオルを乗せる

のぼせは体が温まることで、血管が拡張し
血流が増加して起こります

頭に水で濡れたタオルを乗せることで
体が温まり過ぎるのを防げるので効果的です

私は冷たい水で濡らしたタオルを絞り、
ターバンにしています
なりのぼせ対策にもなり、
サウナハット代わりにもなります


●水分補給をする

入浴すると、かなり汗をかきます

しっかりと水分を摂らないと
脱水症状になります

入浴前後は水分補給を忘れずに行いましょう

水もいいですが、水よりも体液の水分に近い
イオンウォーターがオススメです


●分割入浴をする

体を温め過ぎることで、
のぼせの症状は起こります

体が温まってきたと感じたら、
一度お湯から上がって体を冷まし、
少しクールダウンしたらまた温まるという方法で
入浴すると良いでしょう

温め過ぎないように調節することで
のぼせの症状は抑えられます


サウナに入る方法に似ていますね

サウナ→水風呂→外気浴
これを繰り返す方法です

●熱いお湯に長時間入らない

お湯の温度を1度下げただけでも
のぼせのリスクはかなり減ると言われています

体を温め過ぎることが原因となっているので、
熱いお湯には長時間入らないようにしましょう


温泉に入らない方がいい場合って?

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温泉の脱衣場などに、温泉に関する情報が
貼られていることがほとんどですが、
その中で禁忌というものがあります

禁忌症とは温泉入浴や温泉水の飲用によって、
体調に悪影響を及ぼす症状や病気のことです

温泉の禁忌症は、3つのカテゴリ化されており
・温泉の一般的な禁忌症
・泉質別禁忌症
・含有成分別禁忌症

次の症状に該当する方は、
温泉に浸かると体調が悪化する可能性があるので
入浴は控えたり、調べてから入浴することを
オススメします


●発熱を伴う病気

熱で体力が落ちたときに温泉に浸かると、
かえって症状が悪化する恐れがあるそうです


●結核やがん、重度の貧血で身体が弱っているとき

結核やがんの治療中、重度の貧血などで
身体が弱っているときは
温泉に入浴すると脱水症状や
血栓症を引き起こす危険があるそうです


●心臓や肺、腎臓病などの重い病気

少し動くだけで息切れするような
重い病気にかかっているときも、
水圧が身体の負担となるので温泉入浴は厳禁です


●出血しているとき

ケガや切り傷による出血、胃や腸など
消化器官の病気による吐血、血便などの
症状が確認されたときの温泉入浴は
血液を介した感染症の危険があるそうです


●乾燥肌の方や皮膚性乾燥症を患う高齢者の方

乾燥肌の方や皮膚性乾燥症を患う高齢者の方は、
肌への刺激が強い酸性泉や硫黄泉の
温泉に浸かるのは避けた方がよいそうです

酸性泉と硫黄泉は、
どちらも殺菌力が高い温泉なので
アトピー性皮膚炎など皮膚病への効用が期待できる療養泉として知られていますが

皮膚の弱い方が浸かると、
入浴後に皮膚が赤くなったり
かゆみや痛みが出てしまったりするなど
湯ただれを起こす可能性があるそうです

乾燥で肌にカサツキを感じる方や、
皮膚乾燥症を患う高齢者の方は
入浴前に温泉施設の公式サイトや
脱衣場の注意事項で泉質を確認しましょう


●塩分・カリウム摂取制限が必要な持病がある方

腎不全、心不全、肝硬変、高血圧など
塩分やカリウムの摂取制限が必要な持病がある方は注意しましょう

許容量以上の温泉水を飲用すると、
病状に悪影響を及ぼします


温泉を利用する際の注意点

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●食事の直前直後や飲酒後は控える

温泉で身体が温まると内蔵の働きが低下し、
消化不良を起こしやすくなるので
食前食後すぐの入浴は避けた方がよいでしょう

酔いで足元がふらつきやすい飲酒後の入浴も
転倒などによる大けがの原因となるので
オススメできません


●高齢者や子どもを1人で入浴させない

浴室や浴槽は滑りやすいので
事故やケガを防ぐためにも
高齢者や子どもを入浴させるときは
同伴するようにしましょう


●入浴前後の水分補給

入浴をすると発汗により血液粘度が高まり、
ドロドロな状態の血液になります

入浴前後に1杯ずつの水や麦茶を飲みましょう

入浴15~30分前に
スポーツドリンクやビタミンC飲料を飲むと
湯あたり防止の効果にもなります

また、お酒を飲んだ直後の入浴は危険ですので
充分に酔いを覚ましてから入浴するようにしましょう


温泉の適切な入り方

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・かけ湯

急激な血圧上昇を避けるためにも、
入浴前のかけ湯は
手足からはじめて徐々に全身を洗い流します

温度に体を慣らすため、
かけ湯は念入りに行いましょう

足首からひざ・腰、手首から腕・肩、
胸から遠い順に10杯程度かけて
入浴直後の血圧上昇を防ぎましょう

ひざ下にお湯と水を交互にかける
温冷交互浴を行うと
末梢血管が広がり、疲労物質が排出されやすくなり
疲労回復に効果や冷え性改善にも最適です

お湯を3分・水を1分
これを3~5回ほど繰り返すと効果的です

形だけのかけ湯では意味がありません

また、浴槽へ入るマナーとして
事前に体の汚れをしっかり落とすことも大切です




・お湯に浸かる

いきなり全身で入浴するより、
まずは半身浴で体を慣らしましょう

こうすることで、
泉温や水圧による急激な負担が体にかかりません

お湯に身体を慣らすために、
3~10分の入浴を1~2回行い
お湯の熱さに身体が慣れてきたら
15~20分の入浴を2~3回繰り返します

高血圧や心臓病など持病のある方の場合
42℃以上の高温浴は、身体に負担がかかるため
オススメできません

36〜38度のぬる湯に入るようにした方が
身体に負担をかけません


・入浴後

また、泉質にもよりますが
シャワーなどで上がり湯をすると
身体についた温泉成分の効用が薄れてしまうので

体を拭くのも水滴をぬぐう程度にしましょう

※肌がかぶれやすい方はよく洗い流しましょう
また、刺激の強い酸性泉も
肌の弱い人は湯ただれを起こす場合があります


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

ざっくりと温泉について調べて書いてみましたが
入り方を間違えると
体調を崩してしまうことがあるそうなので
せっかく温泉に入るなら温泉の効果や効能を
最大限に活かして入浴したいですよね

また、当たり前な温泉入浴のマナーとして

・汗や体の汚れをきれいに落としてから浴槽に入る
・タオルなどは浴槽に入れない
・浴槽内で泳がない

夏が終わり、秋が深まり
これから温泉が恋しくなる季節がやってきます

温泉を安全に楽んでいただくために
この記事が少しでもお役に立てられたら嬉しいです◎

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