見出し画像

アーティストの存在意義とは何か?27人の方のご意見をお聞きしました。

【アーティストの存在意義とは?】

先日、私のFBにて、
アーティストの役割、存在意義はなんだと考えられていますか?
正解は求めていません。でも、アートの力ってなんだろう?私の果たすべき事は何か。認知を変える?文化資産を築く事?答えは無数!

と投稿いたしました。

すると、なんと27人の方々から、アートに対する思いをお伝えしていただきました。しかも、意見をくださったのは、アート業界の方が中心ではありません。エンジニア、ITベンチャー、大手金融機関などに勤められている方の意見です。なので、アート業界を外から見た貴重な意見になっています。

アーティストの存在意義、答えは無数に答えはある、だからこそアートは面白いのかもしれませんね!

では、早速アートについて皆様の考えを紹介させていただきたいと思います。最後に、私なりの考えを書いて締めさせていただきます。▼Olg DOUさんの作品

・その答えは人の数だけあっていいと思う。答えなんてないし、正解もない。自分が正しいと思うものが正解で、他人に流されない事が大事だ。そこを前提にして、言うならば  
もっと社会問題に対して問題定義をしてほしい自分の思ったことを、他人に流されず、純粋にまっすぐ伝えてほしい

伝える相手は評価する人ではなくて、社会じゃないか。

我々がここにいるのは、誰かがすでに成し遂げた事をなぞる為ではない。

これに尽きる。
(tremolo CVO藤田 幸明さん)

かっこいいものに触れるとテンション上がる(斉藤 もとやさん)

社会課題のソリューション(作家、ITエヴァンジェリスト 沢渡 あまねさん)

深いレベルのメッセージの効率的な伝え方
背景にあるコンテクストの見える化かな(小堀 雅康さん)

・アートはココロの潤滑油 (長内賢二さん)

▼GOKITA Tomooさんの作品

・趣味で楽器演奏をしておりますが、演奏家が進化して音楽家、さらに芸術家へと昇華されていくのが一般的な考えです。

楽器あるいは声楽を高いレベルで演奏する人が演奏家。その演奏家に大きな影響を与える人が音楽家。演奏家だけでなく周囲の人たちに影響を与える人が芸術家と私は考えます。

美術の世界で考えるとどうなるのでしょうか?

画家、彫刻家、工芸家が進化し、同業者に影響を与える人が美術家、さらに周囲の環境や時代に影響を与える人がアーティスト

芸術家で音楽、美術とジャンルは異なりますが、最終的には「芸術家」として共通の評価になると個人的に考えます。

こうして考えると本物の芸術家になるには、時間と努力が必要なのかもしれません
(Nachio Satoyoshiさん)

▼村上隆さん 作品

時空認識の具現化(中小企業診断士 竹松 和友さん)

課題提起かなぁと思う(Kyoichi Murakamiさん)

・人々に感動と幸せを与えること。(Office ISHIN 代表取締役 Hisataka Shimadzuさん)

着火剤や導火線のような役割(高橋 淳さん)

・超主観ですけど、パリコレで公開されるファッションを各ブランドのデザイナーがそれぞれ独自に解釈して、エッセンスが市販の服に取り入られていくような感じですかね。
いまの時代への問題提起=どうしていくべきかなにが理想なのかという社会のコンパス的な。ある意味、究極的に最先端なイメージ。(松村練磨さん)

・ソフトパワーで調べたら私にとっての芸術の存在意義について書かれていました。(黒沼 大泰さん)

ソフトパワー Wikipedia 参照ソフト・パワー(Soft Power)とは、国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力のことである。

・アートは生存戦略、人間は遺伝子レベルで最も遠い花を愛でたことで滅ばなかった。
https://www.artlogue.org/node/4178より
(山野 弘司さん)

・癒し
観阿弥世阿弥が能を芸術に昇華した時代、日本の医療の進歩がぱったり止まったそう。

それは、人々が能の舞台を見て美しさを感じることで、日々の疲れを癒し、医者を必要としなくなったから。病は気から、その気を癒すのがアートの力だと思う。

元ネタはこの本!
https://www.amazon.co.jp/人生が変わる-無意識の整え方-身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣-前野-隆司/dp/4847094107/ref=nodl_

(高井 志保さん)

▼作品 狩野哲郎さん 

・アートの役割は分断された人々の「接触の媒介(つまりメディア)」になることで、その為には時代に応じた最先端の理念を「作品」の中にうち立て、同時代を生きる人々のこれまでの価値観を解体し、新しい「価値観」「崇高」な体験を供給すること、
その時、同時代を生きる人々はその新しい時代に応じたアートに対して、等距離(あるいは無距離)で接することができ、そのアートを通して深い意味で同時代を生きる人同士でコミュニケーションできる、その時アートはメディアとなる、ということだと思います。メディアアートを含め全ての「アート」の、「作品」はそうあるものだ、と思っています。

「メディアはメッセージである」

それはもはや、「作品」というより「現象」、「事件」とも言うべきものかもしれない

何らかの形で時代を掴む理念を取り出し、同時代の人々の認識に触れ、価値観を解体し、再構成する(つまり崇高な)コンセプトが鍵になります。

それをしない「複製技術時代の芸術作品」ばかり作っているのでは、アーティストではなく職人なのだと思います。

(原純一さん)

・人々に、感動と気づきを与える存在だと思います。
私的には、ミケランジェロのシスティナ礼拝堂など、キリスト教徒でない私でも感動します。ピエタもすごいけど。
(Global business coordinator 八木 博さん)

・思考で議論するものではありません。
魂の働きです。(Megumi Himemikoさん)

▼小松美羽さん 作品

・行為フェチで偶然を力に変えるもの(Eiichi Tosakiさん)

・アートの役割も、相対的で、不確定です。人、それぞれで、異なります

ただ、理由は、ともあれ、人の心の深部に到達する力を持っていると、信じてます。(Osamu Yamamotoさん)

・人生退屈で死なないように😵(Kenji Kojimaさん)

・私はデザインで
イノベーションを
起こすことをしていますが

デザインは価値を見出し、さらにその価値を向上させます。
その価値は目的に応じて変化します
また、変わらない法則性に基づいてあらゆる環境、時代に対応する最適化する部分を持ちながら常にその時の最善であり続けることを目指します。

僕はシンプルであり続けるデザインに誇りを持っていますが、
僕が創り出したシンプルな容れ物の中に、使いやすく真っ白なパレットの上に
あらゆる個性や表現があるからこそデザインした意味があると考えてます。

アートの存在が無いと
デザインは存在する意味がありません。

アーティストの見る
素敵な世界を
どうか世界中の人に届けてください
きっとそれによって多くの方が何かを感じ、自己を確立するきっかけになるでしょう。
デザインはその環境をシンプルにクールにします。
デザインは名脇役。

アートが世界の主役です
(丸山 耀平さん)

・後世に、文書だけでは伝えられない何かを伝える。というのもあるかなと思います。感情、想い、情景とか…
絵画や彫刻、写真、音楽を前にして私はそう感じています。
(田村 雄太さん)

空間を把握し、空間の中で生きる事
結局自分の中にある物の表現
(芸術家 サガス サガさん)

狂気と思われがちだけど、実は誰しもが持ち合わせている奥深い心の声を引っ張り出すこと。
(片山 明憲さん)

・Los artistas cambian el mundo con sus ideas , ya que van tres pasos mas adelante que el comun de las gentes..Ademas con sus expresiones artisticas dan y promueven la inteligencia…
(Marcelo Brizuelaさん)

スペイン語から翻訳

アーティストはアイデアによって、世界を変えます。何故ならば、アーティストは常識的な考えの人々よりも、さらに三歩創造性が進んでいるからです。さらに芸術的表現は、人々に対して知性を促進します

アーティストの役割は、人を驚かすこと。違うモノの見方があることを示すことでしょう。

物にも人にも絶対価値なんてないことを、理屈じゃなく示す人だと思います。
https://tomitaproduce.jp/blog/2018/01/08/what_is_value/
(トミタプロデュース代表 富田 剛史さん)

自分を生きること。
(Mikio Kataokaさん)

▼池田真優 デジタルアート

〈最後に〉「では、池田さんはアートの基本概念はなんだと思いますか?(廣瀬 太一 さん)」とコメントをいただいたので、私にとってアーティストとはなんぞや呟いていきます!私は芸術家は、革命家であると思っております。(村上隆さんも述べていましたが)革命家といっても、武器を持って戦う武闘派の革命とは違います。アートは人々の認知を、視覚的刺激、体験により変える可能性がある。人の考え方が変わる、それにより行動も変わる。一人が変われば、他の人にも影響する。だから、認知を変える可能性を秘めた芸術というものは、凄まじいパワーを秘めていると考えています。ですが、認知を変えるって、なんだか間接的影響のようで、効果は曖昧ですよね。そこで私は、直接的影響を与える事業間接的影響を与えるアートを組み合わることを考えています。また、そもそもアートは間接的影響とはいえ、国境を超え、職業、年代、宗教観様々なものを超えて、人々が繋がる事ができます。それができる事って、アート以外にどれだけあるでしょうか?多様性ある社会を築く上で、アートが媒介になるのではないか、また作品を見て心が救われる人がいるのではないかと私は信じています。

皆さんにとって、アーティストの存在意義とは何でしょうか?


この記事が参加している募集

note感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?