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『人間の詞』

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#私の作品紹介

〖作詞〗『Happy Birthday,           』

〖作詞〗『Happy Birthday, 』

『Happy Birthday, 』
作詞 : S0U.

おはよう
君は泣き 周りは笑う
そして全てが 涙を流す
そんな「綺麗」な感情が
溢れる世界に 産まれたね

何をするのも 楽しくて
自分の声に 驚いて
「眠り」で「終わり」を 泣いていた

今日という日に 産まれた奇跡
奇跡は たくさん起こるみたい
奇跡で満ちる この世界
生まれた君は 美しい

H

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〖作詞〗『ear(k)n'est』

〖作詞〗『ear(k)n'est』

『ear(k)n'est』
作詞 : S0U.

君がおしゃべりなのは
沈黙が怖いからなんだね
さっきも聞いたよ 大丈夫
大丈夫だから

自分で出した 答えなのに
人に同意を 求めてしまう
それを正解(こたえ)と すり替えて

正直過ぎる 君だから
ぶつかる事も増えてしまう
ひとつひとつに 気を病まないで
聞く味方は すぐそばにいる

君がいつも 笑顔なのは
上書きしちゃう癖なんだ

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〖作詞〗『   lives   』

〖作詞〗『 lives 』

『 lives 』
作詞 : S0U.

思い出すのは
輝く時と 荒れた時
二桁年が 過ぎた今
拡がる町は 誇りと哀苦が
入り混じる

動植物も 思い出も
この世に居た証さえ
あの日 全てを引き去った
行き止まりの 想いだけ
人の心に 残しゆく

ハッピーエンド バッドエンド
判断できる時もなく
ただ唐突に 終わりを迎え
今どうしても 聞きたいことは
「君は幸せだったのかな

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〖作詞〗『Happy Birthday,      』

〖作詞〗『Happy Birthday, 』

『Happy Birthday, 』
作詞 : S0U.

おはよう
君は泣き 周りは笑う
そして全てが 涙を流す
そんな「綺麗」な感情が
溢れる世界に 産まれたね

何をするのも 楽しくて
自分の声に 驚いて
「眠り」を「終わり」と 泣いていた

今日という日に 産まれた奇跡
奇跡は たくさん起こるみたい
奇跡で満ちる この世界
生まれた君は 美しい

H

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〖作詞〗『earl grey』

〖作詞〗『earl grey』

『 earl grey 』
作詞 : S0U.

もう無理なんだよね
もう戻れないんだよね
ちょっと前は幸せだったな

画面に通知 「少し遅れる」
うん やっぱりいつも通りだね
待ち合わせは いつも先

好きだったよ 世界中の誰よりも
愛する事を 初めて知った
そして始まりの後は
終わりが 訪れる事も

まだ大丈夫なのかな
まだ戻れるのかな
今の今でも 分からないや

画面に通知

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〖作詞〗『endroll extra』

〖作詞〗『endroll extra』

『endroll extra』
作詞 : S0U.

見るにあたって ご注意を
アットホームな 作品ですが
人によっては 笑えぬ悲劇と映るでしょう

さて あらすじとしましては
とある普通な お嬢様
その幸せな一生です

始まりのブザーが なりました
携帯電話は ポケットへ
さあ 時間なんか忘れながら
映画の中へ
お楽しみあれ

始めのほうは 平々凡々
ただそれが 一番貴重なも

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〖作詞〗『歪』

〖作詞〗『歪』

『歪』
作詞 : S0U.

聞いたことの無い
歪な音が ふと聞こえた
高いような 低いような
形容しがたい そんな音

どうやら 音の出処は
私の中に あるらしい
鋭利な言葉を 浴びるたび
重心上の 真ん中から

自分を失くして しまったから
喪失感が 分からなくて
人の姿で 産まれたはずが
ぶつかり変わった 歪な形

聞き慣れてきた
歪な音が また聞こえた
生きてる様な

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〖作詞〗『あい』

〖作詞〗『あい』

『あい』
作詞 : S0U.

愛とは 指先から始まるらしい
最初は距離を 測りながら
指先だけを 絡ませて

繋げるくらいの 距離まで来たら
顔を見なくても 互いの表情が
分かるくらいに

「すきだよ」
四文字に込めた 私の量を
きっと多分 君は知らない
それでも 言い続けるよ
私の想いが わかるまで

愛とは 足元まで伝わるらしい
君のためなら 次元だって
越えられる

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〖作詞〗『生きたいよ』

〖作詞〗『生きたいよ』

『 生きたいよ 』
作詞 : S0U.

もう 疲れたよ
いい事なんて 起きないよ
何かがあって 苦しいんじゃない
生きてることが 苦しいんだ

高い山とか 深い海
それくらいの 酸素濃度
浅い呼吸で 生きていても
カースト低い 人間は
見下ろすだけで 救わないんだ

死にたい理由を 考えてみた
人間なんて 嫌いだし
大抵 何でも苦手だし
良い事なんて 起きないし
世の中

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〖作詞〗『はだかのおうさま』

〖作詞〗『はだかのおうさま』

『はだかのおうさま』
作詞 : S0U.

ねぇ そこの王様
過去という名の 城はどうです?
見下ろし 見下し いい気持ち
半径1の その世界
さぞかし広いことでしょう

余りに長く 生きたから
瞳が濁って 白内障
見えてる景色は 本物ですか?

近寄る仮面の 家来たち
張り付く笑顔は 変わらない
気付きませんね
仮面の下の 笑顔の意味を
表の顔の 微笑み見

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〖作詞〗『間』

〖作詞〗『間』

『間』
作詞 : S0U.

産まれた時は 幸せな
私はただの 「人間」でした
縦横 上下 繋がって
嬉しい時に みんなで笑い
悲しい時に みんなで泣いて

時が過ぎ去り 朧気に
私はまだ 「人間」でした
繋がることが 煩わしく
新たな繋がり つくらずに
時には容易に ちょん切って

更に過ぎ去り かろうじて
私はまだ 「人間」でした
霧散していく 繋がりに
孤になる恐

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〖作詞〗『拝啓 遠くの君へ』

〖作詞〗『拝啓 遠くの君へ』

『拝啓 遠くの君へ』
作詞 : S0U.

君の声が 見えなくなって
少し時間が経ったけど
今は 元気にしてますか?
最後に見た 君の声が
世界から 消えてしまいそうで
とても心が 痛みます

「苦しい」と多く感じると
「楽しい」事も不安になって
排水溝に 流れるように
底へ回り 沈んでく

出来ることなら 今すぐに
君の声を 聞かせて欲しい
50音の 1文字でも
君が生きて

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〖作詞〗『鈍色虹色』

〖作詞〗『鈍色虹色』

「鈍色虹色」
作詞 : S0U.

空の青 夕焼けの赤
当たり前にあるものに
感動なんてしなくなり
街中の色も 思い出のセピアに
見えてくる

アスファルトの黒
コンクリートの灰色
怖(おそ)れを抱かなくなり
大人になったと思えば
心も少し軽くなるが

昔見た空の虹は
無限の色に 溢れていて
遊べなくなった 雨の日も
希望が先に 笑ってる

夜の黒 星の白
色も作れる 今となれば

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〖作詞〗『移り香』

〖作詞〗『移り香』

『移り香』
作詞 : S0U.

二人で出た 最寄り駅
夕飯を買った 惣菜屋
川の隣の 遊歩道
家の近くの 交差点

いつも通る 家路のなかに
朧ろに写る 君の姿

昔撮った写真みたいに
徐々に 徐々に 色は褪せて
鮮明だった映像も いつの間にか消えていく
まるで全てが 嘘だったように

家の近くの 交差点
川の隣の 遊歩道
夕飯を買った 惣菜屋
二人で出た 最寄り駅

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