約束しないでも、一緒にご飯を食べる人がいる
わたしの姉の結婚について、わたしの母が心配している。
母からみると長女であるが、
どうやら「離婚するのではないか」という、
推測からくる心配のようだった。
わたしとラインのやりとりでその話題になるたび
わたしは「お互い好きだったらいいじゃん。3組に1組が離婚する時代だよ」(ちゃんと事実確認できてません)
と、どこかで聞きかじった説を引用してさらっと流している。
母が結婚する時代と、わたしたちの時代では当たり前だけど結婚観に対する考えは大きく変わった。
少し乱暴な言い方かもしれないが、
当時に比べると女性の総合職採用だって増えただろうし、
自分の一人の力で生きていけることができる割合が増えたのは歓迎すべきことだろう。
そして、わたしも結婚してあと約3カ月で1年になる。そんな今の感情としては
「まあ、こんなもんか」という程度。
この感情は「がっかり」というものではない。
なんか、結婚する前は大きく構えすぎていたのかもしれないなーということだ。
今振り返ると、母と同じように、結婚した後のことを先回りして心配ばかりしていたように思う。
「一緒に住み始めて、生活が合わなかったらどうるすの?」
「ものすごくけんかして、離婚というリスクについて考えたことある?」
などと、結婚した仲良い友人にあけすけに聞いたこともあるけど、
彼女らは総じて「いや~、結婚する前にそこまで考えなくて大丈夫、大丈夫笑」と笑い飛ばした。
今日、ポッドキャスト「バービーのおしんり研究所」の前の回を聴いていたときに、
ゲストの横澤夏子さんがこうおっしゃられた。
「約束しないで、一緒にご飯食べられる人っていいな~って思って」と。
わたしは、この言葉を聞いた瞬間
「まじでそれ!!!!」と心の中で首を縦に振りまくった。
や、そうだよね。結婚するメリットってそういうことでいいんだよね、と。
わたしは外出先で一人でご飯を食べるのは好きだけど、
仕事終わり、特に家で夜ご飯を一人で食べるのが
得意ではなかった。
好き、とか嫌い、とか以前の「得意ではない」。
仕事で疲れて帰ってきて(一人暮らしだと仕事に熱中しすぎるタイプだった)、
ご飯作るのなんでもってのほかだし、
買ってきて食べてもなんかしんどい。
そんなに美味しくない。
買うとしてもテキトーなもの買って帰ったりする。
ことご飯に対して、自分を大事にしてあげられないなと、ぼんやり思っていました。
自分のためだけに美容関係はできるけど、ご飯はできなかっあ。
でも、友達と食べるご飯は美味しいし、彼氏と食べるご飯も美味しい。
今思うと、晩ご飯一人っていうの、結構さみしかったんじゃないかなと思ったりしています。
結婚した今は、作るのもまだ楽しい時期で笑
あったかいご飯を一緒に囲める人がいるのは、なかなかいいもんだなぁと思っている。
もちろん、結婚してすれ違いが起きたりして離婚するという選択肢をとったとき、
手続きや心の負担含めてすごく大変だと思うし、
結婚したらしたで、煩わしいものだってあるし、大変なこともあるので、手放しに結婚がいいとかは思わないけど、
なんか、もう令和だし、
彼に支えてもらうため、なんていう結婚はほとんどないのではないかと思うし、
約束しなくても一緒にご飯を食べる人がいる
そういう些細なことが結婚のメリットや決めてであっていいんじゃないかな、と思ったりします。
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