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#毎日note

人と違わなくていい、ただやるべきことをやる。

人と違わなくていい、ただやるべきことをやる。

答えのない問いを追い続ける。「自分とは何か」「生きるとはどういうことか」など、考えてもわからない問いにずっと向かい続ける仏教に夢中なのは、自分の生き方と大きくリンクしていると思ったから。その考えはもちろん今でも変わっていないのだけれど、「自分」に向かう問いがちっぽけに見えてしまうほど大きく、動かしようのない思想があることをドキュメンタリー映画『うみやまあひだ』から学んだ。

伊勢神宮の森を切り口に

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ライターは「情報」を「言葉」に変える仕事

ライターは「情報」を「言葉」に変える仕事

仕事で各都道府県の"ガイド記事"なるものを作っている。

いわゆるキュレーション記事。編集部内で記事の要素、構成を考え、ライターさんへ依頼。上がってきた原稿をチェックして公開している。複数のライターさんに類似した構成の記事を依頼して感じたのが、書いてもらった記事が「情報の羅列」なのか「紹介文」なのかで記事のクオリティが全然変わるということだ(改めて言うにはあまりにも当たり前のことかもしれないけれど

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「書くうえでやめてほしい2つのこと」をやめてみる

「書くうえでやめてほしい2つのこと」をやめてみる

スマホアプリの中には読んでよかった記事たちがあちこちに散らばっている。GW中にそれをひとつへ集約すべく、保存されている記事をもう1度読み直し、このまま保存しておきたいものなのか精査することにした。

読んだ当時はとても重要だと思ったものも、日が経つと「もう読み返さなくてもいいかな」と思うものに変わることがある。それは例えば、編集者になりたての時に必要だと思った、スマホユーザーに合う「書き方」の決ま

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目に映るすべてをインプットに変える技

なんだか釣りタイトルのようなものをつけてしまったけれど、至極まじめに書くので許してほしい。

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パソコンで日記を書き始めたのは、大学時代にヨーロッパをひとり旅したことがきっかけだった。

はたちそこそこの娘がひとりで旅をすることに対し、両親は反対こそしなかったものの、やはり心配しているようだった。そこで毎日のように日記を書き、Dropboxで共有することにした。

旅のあいだは書きたいこと

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ウェットな感性、ドライな感性

ウェットな感性、ドライな感性

受験生のころ、大量の小論文を読んだ。100か200か、数えきれないほど読んだはずなのに、もうほとんど思い出せない。

だけど1つだけ、いまだに妙に心に引っかかって忘れられない文章がある。シェイクスピア研究で有名な中野好夫による、「多すぎる自己没入型」という文章だ。

原典を探したけれどもどうやら古すぎるようで見つけられず、私の記憶と抜粋になることをお許しいただきたい。こんな話である。

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