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記事一覧
私の家族の悪いところ【家族エッセイ】
今から綴ることは、私の短所の言い訳である。
私はお世辞を言うことや他人を褒めることが頗る苦手だ。
そして、褒められることも苦手だ。
その原因は育った環境にあると考えている。
私の家族は所謂‘‘イジる’’ことで仲を深めてきてしまった。
「家族」と一括りにしてしまったが、主に父と兄と私だ。
「ブサイクだなー!」
「デブだなー!」
「ハゲだなー!」
これらは常套句である。
(ハゲに関しては父に対し
人を叱ったことがない【家族エッセイ】
あれは4歳とか5歳の記憶だろうか。父親に激しめに叱られて泣きじゃくっていると、「おいで。」と呼ばれて膝の上に乗せられた。
そのあと何を語り掛けられたかは忘れてしまったが、父が優しく頭を撫でてくれたのを覚えている。
大人になってから思い返して、あれはなんだったんだ?飴と鞭ってことか?DV彼氏みたいなこと?などと考えていた。
ある日、SNSをぼーっと眺めていると、「子供を叱るのとフォローは絶対セット
オヤジ狩り【家族エッセイ】
小学生の頃、父が飲み会に行く度に涙が出そうな気持ちになったことを覚えている。涙が出そうというか、少し泣いていた。
小学校4年生くらいだろうか。
当時テレビドラマが大好きでよく観ていたため、「オヤジ狩り」という言葉を知っていた。
今思えば当時の父は40歳そこそこだったのでそこまでオヤジではなかったかもしれない。
しかし「父親」というだけで当時10年しか生きてない私からしたらすごく年を取っていて、もう
父と陰【家族エッセイ】
私には物凄く陰口を言っていた時期がある。中学生の頃だ。
今現在も言う時は言うがあの頃は比ではなかった。
私は小学5年生の頃から毎日日記をつけているのだが、中学校に入った途端に愚痴っぽさが顕著に現れている。
その原因は部活動にあった。私の進学した中学校のバスケ部には3年生は一人もおらず、2年生だけだった。その中に経験者は3人しかいなかったので小学生の頃からバスケを習っていた私と幼馴染は入学して早々、