1人フリーランスからグッと拡張するためのチーム化
こんにちは。マーケティングドクターです。
営業が順調にいき始めると、徐々に一人では手が足りなくなってきます。
その場合に収入を上げるための手法として、
①顧客単価を上げる
②案件数を増やす
という方法があります。例えば1件100万円などに単価アップして、それだけを対応するようにしてもいいのですが、じゃあ相手先が来月から「予算半分にしたい」「予算が取れなかった」などあれば、結局また新しい案件を探さなければなりません。
しかも、1つの案件にかかりきりになると、事業としてそれ以上の広がりを作ることができなくなります。
そのため、安定性とさらなる収入アップを狙いたい場合は、案件数を増やす方向に持っていくべきでしょう。
案件数を増やすには、当然1人では対応できませんので、チームを作る必要があります。
この段階で私のようにフリーランスを卒業し、法人化して会社になる方もいるかもしれませんが、こちらは折りを見て別でお伝えするようにしますね。
さて、チームを作るのに必要なのが、主に3つです。
①マニュアル作成
②人材確保
③業務開始までのフロー
それぞれ解説していきます。
①マニュアル作成
チームを作る際に、業務の詳細を説明して丁寧に育成する余裕があればいいのですが、基本的に最初はそんな余裕はないものです。
そのため、ある程度業務に対してお任せできるだけの知識やスキルがあり、即戦力になる人を雇わなければなりません。スタートアップ企業が最初は中途採用で固めるのと同じですね。
そういう人たちがすぐに業務を理解して作業を始められるように、マニュアルを作る必要があります。
毎回毎回人が増える度に同じことを説明していては非常に手間ですし、ルールの統一が難しくなりますからね。
そしてマニュアルを作成するには、業務について要素分解をしなければなりません。
例えばX(旧Twitter)の運用代行であれば、
・ライティング
・投稿セット
・数値管理
・いいね回り
・リプ回り
・レポート作成
などの要素に分解できます。ここまで要素分解できるからこそ、それぞれでマニュアルが作成でき、どの役割ができる人材が必要なのかが見えてきます。
とはいえマニュアルを作成していくうちに見えてくる部分もあるので、ある程度要素分解ができたら、マニュアル作成に着手していきましょう。マニュアルでは、漏れなくお伝えしないと、業務に統一感が出ませんので、マニュアルを作成時には必要な要素をしっかり書き出してから作成するようにしてください。
マニュアルの作成は、パワーポイントやワードなどを使って作る方法もありますが、私はPCで画面収録したものをYouTubeに限定公開してそのリンクをお渡しするようにしています。
そうすると画面を見せ、喋りながら操作をお伝えできますし、YouTubeに上げてあげれば倍速で聞くこともできますからね。
もちろん文字や画像で伝えた方がよければパワーポイントやワードを使いますが、大抵は画面収録で事足りています。
そして、Googleスプレッドシートなどで
いいね回りの仕方 URL
**** URL
という形でマニュアル管理できるためお勧めです。
②人材確保
人材の確保は、私の場合小さな業務であればクラウドワークスやココナラなどのクラウドソーシングサービスで行っており、大きな案件になると、エンゲージやX(旧Twitter)で募集し採用しています。
特徴として、クラウドソーシングサービスは安くて応募数は多いけどスキルの質は低く、エンゲージやX(旧Twitter)は値段が高いけどスキルの質も高めである印象です。
基本的に簡単な作業であれば手数料は高めですが、クラウドワークスでの採用がお勧めです。ココナラは手数料は安めですが、外部でのコミュニケーションに厳しすぎるため、円滑なチーム作りには向いていません。あくまでもココナラはココナラ内で完結させるのに向いています。
もし大きな案件を募集したいのであれば、応募者に向けた動画メッセージを撮っていただくと、反応が良くなるため、余裕があればそのようにしていただくといいです。
募集要項の中には、業務の概要、詳細、業務時間、報酬、どういった人を希望するのか、希望しないのか、応募条件などを盛り込んで書きましょう。
私はよくレスポンスが遅い方、報連相ができない方、評価が4.5以下の方はご遠慮ください。という条件を入れています。
あえて情報を足りない状態で募集し、質問が来た際にコミュニケーションを取り、そのコミュニケーションでそもそも「おや?」と思う方は外すと採用精度が上がるので、そちらもよかったらお試しください。
③業務開始までのフロー
人材の確保ができる前、募集をかけた後で構いませんので、人材を雇ってから業務を開始してもらうまでのフローを整えておきましょう。
ざっとこちらの項目は必要になると思います。
①面談をするためにお送りする文章のテンプレートを作成
②zoomやGoogleミートなどのWeb面談ツールの準備
③面談時ヒアリングシートの準備
④業務詳細説明シートの準備
⑤契約書の準備
⑥各種権限付与(パスワード情報の付与なども)
⑦マニュアル送付
⑧グループLINE
クラウドソーシングサービスを使えば、NDA(秘密保持契約)や本人確認ができているため問題ないですが、直接の契約をする際は、雇用契約書の作成をする必要があります。
また、面談時にバックボーンがきちんと分かるように、履歴書や経歴書を準備してもらうのがいいと思いますので、①の文章に入れておいてください。
さあ、これらができればチーム化の完成です。どんどん案件を受注して、チームで回していきましょう!
と言いたいところですが、人を雇うとその分コストがかかりますので、きちんとコスト管理、キャッシュフロー管理などを、業務管理、チーム管理と同時に資金管理もより一層慎重にやっていく必要がでてきます。
ここまでくると大変ではありますが、かなり経営力が磨かれていきますので頑張っていきましょうね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
何か分からないことがあればご連絡ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?