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琲音(はいね)
2023年8月5日 12:26
8月の青すぎる空を睨みつける。息が苦しい。あっという間に濃い水色がにじんで、目の前の景色がゆがんで、ポタポタと涙がこぼれ落ちた。夏空が、娘の親友を連れて行った。25歳、13kgの小さな身体の女の子。コツンとして可愛いけれども、娘のゆうと同級生の25歳だから、女の子じゃなくて、女性かな。娘たちは一歳の時に、親子で通う療育の園で出会った。療育の園での5年間、特別支援学校での12年間
2022年2月20日 09:59
noteを始めて2週間が経ちました。膨大な、とても良質な作品や物語に触れて、大好きな本を読むことも忘れて、投稿された数々の作品を読みふける数日間。もっと早く、こんな世界を知りたかったなと思うほど。その中で見つけた数々のプロフィールを読み、私も自己紹介をきちんとしておきたいと思いました。私は地方で暮らす、3人の子の母親です。二女が重度の心身障害児で、私の人生の半分は、二女の病気と向き合う
2023年5月26日 14:21
雪が舞う朝だった。毛布に包んだ二女を抱えて、私は近くの病院へ駆け込んだ。娘は昨夜から急に高熱を出し、呼吸が荒くてゼーゼーいっている。当時5歳だった娘は、インフルエンザに罹っていた。彼女はもともと感染症に弱くて重症化しやすい身体のため、奥のベッドですぐに点滴の処置が始まった。私も昨夜から少し熱っぽかったので、念のために検査をお願いした。思った通り、私もインフルエンザに罹患していた。私の