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夏飲み部、始めました

夏飲み部、はじめました

私、ビール大好き22歳
私のまわりもお酒が好きな子たちばかり

終電で帰るはずだった昨日、夏がはじまることについての話が盛り上がり過ぎた私たちはやっぱり終電を逃しました

このメンバーで幾度となく繰り返した朝帰り
夏の早朝はもう明るく、日傘が必要です
車が通らない大きな道路を、信号を無視して渡ります
朝の世界は静か

皆の帰宅報告を確認してからお昼過ぎまで眠ります
これはもう仕方がないことなので、アラームをかけずに寝たいところまで

起床して、LINEを確認し、友達に電話をかけます
昨日を振り返り、忘れ物や精算忘れがないか確認します
またやっちゃったねえ、なんて言いながら

二日酔いはグロテスク
何も食べたくない、水しか飲みたくない、頭が重い、体が火照ってる、ふらふらする
今日は家に籠るかなあと思っていました

「今日、行く?」
グループ通話で友達がきいてきました
なんのこと?

「○○の飲み会に昨日誘われたじゃん」

あー!

うん、誘われていた
大好きな仲間たちの飲みに

え、行ける?
私むりかも
私もちょっときついかもなあ
飲めないよねきっと
うわ、行きたいけどなあ
渋谷だっけ
うん、そんなに遅くまでは飲まないって
行きたいけど二日酔いやばいよ
やばいよね、やめとこうかな
行きたい気持ちはめちゃある

うーーーーーん
体調、お金、大学の課題、次の日のスケジュール
全てを加味して、行かない方が良い
わかってはいるけれど、行きたい、会いたい、飲みたい

友達が口を開きました



「私は行くつもりだよ」


…………


「よし、行こう!!


行きます
行くのです


やばいけど行こう!
会いたいもんね!
よし、気合い気合い!
負けないぞ!
だって夏、始まったし!
みんな!行くぞー!!


これ、部活か何か?
と言って私たちは笑いだしました

互いを鼓舞しあった私たちは、ゆっくりしていた時間を取り戻すかのように爆速で準備を始めました

今、私はモチベーションだけで電車に乗っています

仲間と飲むんだ!
夏のはじまりの合図なんだ!
二日酔いでグロッキーだけど!
服はほぼ部屋着だけど!

よーし、飲んできます!
夏のモチベーションが高い仲間と!
私たちは、夏を獲るんだい!

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