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デフ・スタディの時間に迫る

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YouTubeチャンネル「ma-hideの挑戦‼︎」にて配信中のリストの一つ、「デフ•スタディの時間ですよ。」シリーズを中心にしています。 この動画を作成するにあたり、収まらなか…
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#聴覚障害

自分が伸びる学び型を知るべき

自分が伸びる学び型を知るべき

自分はなぜ上手く良いことが起こることできないだろうか?       
周りから認められ、自分が納得いく成果を挙げる方がいいだろうか?   
自分が何をすれば、頭が良い人になれないだろうか?          
成績が良ければ、良い仕事が出来るということだろうか?

 と人それぞれ、人生の中で感じる悩みや実感はあるはずですね。筆者自身も最近、挫折しどん底に落ちる気持ちになり自殺したいほどの人生への絶

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当たり前だと思わないで!

当たり前だと思わないで!

実に高等教育機関に進学する聴覚障がい学生は年々、増加する傾向にある。私が大学時代から分析しても増えているしそれだけではない。教育を受けることで必要な合理的配慮における環境整備も変化していることが伺える。以前だったら、「大学進学って厳しい。」「お前に大学は無理だ」という一方的な否定感という思考がもはや「大学に行ったほうがいい。」「大学でも頑張れることはある。」というように当たり前に変わり、きこえる学

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デフリンピックについて②

デフリンピックについて②

先日の投稿「デフリンピックについて①」の続きに入る。デフリンピックについて、基本的なことから話を始めたのは、理由があった。

 実は少子化の影響だけではない。世間の環境が子どもに影響を与えているのだ。例えばどういうことなのか。筆者が出会った例を挙げてみる。

1、ゲームが好きで運動しない子ども

⇨これは、情報化社会でSNSやネットゲームの発達により小さい年齢の時からIT(スマホやPC)に触れるこ

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デフリンピックについて①

デフリンピックについて①

現在、東京オリンピック・パラリンピックが開催される方向でコロナ対策についての審議が行われている。国民の関心は、新型コロナ感染の怖さで意見が真っ二つになっており、招致決定当時の関心度より下がって今は中止するべきであるという声が高まっている。私は、どちらかでいうと中立である。

 新型コロナ感染対応をしっかりする上で、無事選手のモチベーションを高く望んでもらいたい。と同時に子どもたちへの夢を与えたり世

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聴覚障がい教職員の存在

聴覚障がい教職員の存在

久し振りに配信するデフ・スタディの時間シリーズ第15回目に触れておく。YouTube動画「北海道における聴覚障がい教職員の歴史」をぜひ視聴して頂ければ幸いである。その上で、今勤務しているきこえない先生方の人数は昔と比べて増加している傾向にあるが実は残念ながら厳しい環境に置かれていることは改善しておらず。転職、または自主退職するなど教職から辞めていくという苦しい気持ちを抱えている方も数人いることを知

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自立って誰のため

自立って誰のため

ここで挙げる話は、あくまで私の感じていることであり自立活動における視点は人それぞれであると思っている。参考までに読んで頂ければいいし、YouTube「ろう学校の自立活動とは②」を視聴してくれるといい。

自立活動については先日の投稿(「自立活動について考えた理由」)で述べたが、これは聾学校における指導についての考えを自分なりに表現した内容となっている。でも聾学校と言っても文部科学省が決められている

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実はこんなことが起きていた

実はこんなことが起きていた

ここで紹介している差別事例は、大きく聞かれているお話である。しかし実は、細かな差別事例というのは数えきれないこといっぱいある。その中で、私が驚いた事例を1つ挙げたい。その事例は、北海道で起こったのである。また被害者は、なんと母校の大先輩であり母校には指導教材として取り扱うことなかった差別事例のお話である。

 当時、被害者の担任をしていた方とお話して裏の状況を知ることが出来た。また当時の新聞記事も

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わが指のオーケストラ

わが指のオーケストラ

この動画で最も見て欲しいのは、「わが指のオーケストラ」という作品で挙げられている内容である。きこえないことを知る上ではもっとも分かりやすいし、面白い物語として楽しめる漫画があることを紹介したい。

 きこえない人の歴史を知るというのは、長い日本語で書かれる文庫みたいな書籍が多くあるがこれを読んでいくことは苦手な方が多いだろう。歴史が好きとか、読書が好きでないとあまり関心が少ないかもしれない。でもこ

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市民への手話普及

市民への手話普及

この日、実は札幌市手話言語条例が制定して4年目を迎える記念すべき節目である。あっという間に4年経過したわけであるが、まだまだ市民に手話言語条例があるということの認識は低い。ただもう一つ、忘れてはならないのが実は手話言語条例の前にある条例が成立した。この条例がもう5年目経ったわけである。

「札幌市障がい特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例」(以下、「情報コミュニケーション条例

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ろう学校とはどういう場所?

ろう学校とはどういう場所?

乳幼児から高校卒業までの18年間、学んだのは「ろう学校」である。聞こえる人が通う普通学校での選択も必要だと考えたこともあったが結局ろう学校育ちで、学齢期が終わったのである。卒業式が終わった今頃は、必ず学年末テストが控える時期であり、この期間が私にとっては嫌いな時間だったことを覚えている。

 私だけではなく、卒業生の多くは同じ気持ちだろう。そりゃ無理もない笑!一緒に学び、語ったり部活動で汗を流した

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声代わりの手話言語に想うこと

声代わりの手話言語に想うこと

目が見えない障がい者や肢体不自由で車椅子の生活をする障がい者など、障がい者のほとんどは普通の人と同じ、聴覚はもっているわけである。そのため、音を聞いたり音を発することで日常生活上では概ね問題がなく、生活できるということがある。

 しかし聴覚をもっていない、もしくは著しく困難な課題があるという障がい者。ここでは聴覚障がい者と一括りで表現する。この聴覚障がい者が日常生活をする上で考えなければならない

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