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デフリンピックについて①

現在、東京オリンピック・パラリンピックが開催される方向でコロナ対策についての審議が行われている。国民の関心は、新型コロナ感染の怖さで意見が真っ二つになっており、招致決定当時の関心度より下がって今は中止するべきであるという声が高まっている。私は、どちらかでいうと中立である。

 新型コロナ感染対応をしっかりする上で、無事選手のモチベーションを高く望んでもらいたい。と同時に子どもたちへの夢を与えたり世間に明るい情報で盛り上がることで新型コロナ感染対策のストレスを少しでも和むことが必要ではないかと私は考える。でも無観客開催だったり、一部制限による聖火リレー実施とか公道での聖火リレーが出来ないほどの危機感があるなら経済優先で中止することも仕方ないことだと思うし、中途半端な開催は税金の無駄であると主張したい考えもある。非常に複雑な気持ちでありながら、果たしてオリンピックはどうなるだろうかと関心寄せている。

でも実は東京オリンピック・パラリンピックの話題だけではない。聴覚障がい者にもオリンピックというのがあるんだというのを知ってもらえばと思い、これを機にYouTube動画「デフリンピック日本招致に向けて①」を作成した。ここでは、基本的な知識であるスポーツから4つの祭典についてわかりやすく、解説することで誰でも触れやすいような内容とした。ぜひ観ていない方は、試聴してくれると幸いである。

 と撮影の裏側になるが、撮影当時の数日前に聖火リレーの話題が挙がっていたばかりである。でもデフリンピックは、聖火リレーを実施されることあるだろうかと。私は思った。聖火リレーって東京オリンピック、パラリンピックはあって、スペシャルオリンピックス、デフリンピックの聖火リレーは詳しい情報を聞いたことない。だから私は東京オリンピック、パラリンピックにおいて聖火リレーを経験する聴覚障がい者がいたら、それは凄いしぜひ経験談を聞きたいくらいである。果たして全国各地にいるだろうか。(私は応募しようと思っていたが条件合わずにして諦めた。)

新型コロナ感染の拡大が止まらず、また変異種の新規感染もあり、要警戒である状況だ。この中で4都府県に3度目の緊急事態宣言が始まり、北海道には「まん延防止」要請を検討する動きが見られるもの、GW期間中の警戒を注意するとして、特別対策により営業時間の短縮などが27日から始まることになった。この中で聖火リレーは、予定通り実施されるところもある。

 本当にオリンピックを盛り上げるためには聖火リレーが必要なのか。わざわざ実施しなくても別の方法で聖火リレーという形は残しつつ、大会までに安全な準備を進めておくことで経費削減になる方法もあったはず。それだけにわざわざ予算をかけて聖火リレー実施にこだわるのかという疑問がある。

 予算の話になるわけだか、もうすでに1年延期されたことによりチケット払い戻しなど赤字が増える見込みと報道されている。このような中で、デフリンピック招致を求めるということはとても厳しい状況ではないだろうか。と懸念する。トルコサムスンで実施された2017年デフリンピックの場合、国が協力した素晴らしい盛り上がりの雰囲気に圧倒されたという報告を聞いたことある。トルコサムスンで実施された時と同じ雰囲気を日本政府が果たして全面的に協力してくれる形で開催されるかどうかが、今の最大の願いであり、デフリンピックを日本招致することは私たちの声にかかっている。まずは認知度を上げ、一般市民の理解を高めたとき政府も手話言語条例が相次ぐ自治体の前向きな姿勢を受け止めて招致に協力してくれるならばまずはレガシー(遺産)の在り方を丁寧に整理した議論を期待したい。

以上続きは、「デフリンピックに向けて②」で記述する。