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MAGUMA
2023年2月8日 20:48
著者 MAGUMA「お待たせ!瑛李くん!」「やぁ、美宇ちゃん」「遅れちゃってごめんね」「気にしないで。さっ、行こう」「うんっ」 私が瑛李くんと付き合い始めたのは、実はまだ三日前のことだ。私たちの出会いは本屋さん。宇宙関連の棚で本を探している私を、瑛李くんが助けてくれたことがきっかけだった。今まで同じ趣味を持つ友達が一人もいなかったけど、瑛李くんだけは私を理解してくれた初めての人だっ
2023年2月7日 20:11
著者 MAGUMA 目の前には、大きな川がありました。それはそれは大きな川で、流れが早くなったり遅くなったりしっちゃかめっちゃか。とても泳いで渡ることはできません。川の向こう側を夢見る旅人たちは、我こそはと立ち上がり、大きな音を立てて流れ続ける大自然の力へと挑んでいきましたが、誰一人として渡れた者はいませんでした。「あんな川、渡れっこない!」「挑戦する奴は相当なバカだぜ!」 誰もが諦