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2019年3月の記事一覧
いくつになっても、チャレンジすればいい。
「年齢を気にして、何にもやらへんっていうのは、もったいないで。今が一番若いんやから」
わたしの親族から、言われたことだ。
先日の春分の日、父の四十九日法要を行なった。読経が終わり、みなで食事をしていた時のこと。
母の姉にあたる、Nおばちゃんが「このごろな、毎日プールに通ってんねん。それまではぜーんぜん泳がれへんかってんけど、今ではもうバタフライもできるようになってんで!」と、得意げに話してい
自己満足度の高い名刺を作ってみた
本来ならば、名刺は仕事などで出会った人に渡すものだ。だから、自己満足というよりも「わたしはこんな仕事をしています。連絡先はこちらです」というのが明確にわかるというのが、一番重要なことかもしれない。
ただ、そうだとしても。わたしは、自分の名刺を作るときにどうしても使いたい紙があった。
それは京都の「唐長」というお店のものだ。
唐長は、創業1624年。江戸時代から途絶えずに、日本で唯一続いてきた
片付けしましょう、そうしましょう。
「片付けよう」突然、そう思い立った。
最近話題になってる、こんまりさんの動画を見たわけじゃない。けれど「そろそろ片付けないとヤバい」と、本能的に感じた。
たしかに、2月のはじめに父が亡くなり、それ以降はときおり掃除機をかける程度で、掃除らしいことはほとんどしていないかった。ふわふわと床を漂う猫の毛溜まりを指でつまみあげたり、目についたところだけを拭いたりしていた。日常的に発生する可燃ごみやら不
暮らしはつづくよ、どこまでも。
地震が起きたとき、わたしは電話をしている最中だった。
約一週間前に引越しをしたばかりで、家のなかには家具らしいものは置かれていない。やたらと大画面のテレビだけで、棚はおろか、ダイニングテーブルみたいなものもなく、がらんとしていた。
その日の午前中に、電話とインターネット回線の開通工事にきてもらったばかりだった。
新しい家にはテレビのアンテナもなかった。工事しようとしても、地デジ化への切り替え
幸せは、二人でつくるものだから。
ブックショートで開催されていた「HOPPY HAPPY AWARD」11月期優秀作品のひとつに、わたしが書いた「グラスを上げて」と言う作品を選んでいただきました。
お時間があるときに、読んでいただけると嬉しいです。
この短編小説は、フィクションではあるのですが、登場人物である父親のセリフは、実際にわたしの両親に言われたことでした。
結婚を決めたときに、夫が「幸せにします」と、わたしの両親に緊