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幸せは、二人でつくるものだから。

ブックショートで開催されていた「HOPPY HAPPY AWARD」11月期優秀作品のひとつに、わたしが書いた「グラスを上げて」と言う作品を選んでいただきました。

お時間があるときに、読んでいただけると嬉しいです。

この短編小説は、フィクションではあるのですが、登場人物である父親のセリフは、実際にわたしの両親に言われたことでした。

結婚を決めたときに、夫が「幸せにします」と、わたしの両親に緊張しながら言ったのですが「そんなん、無理やろ」と、父が返答したので、夫は「え、え?」と、困っていました。

幸せにするんじゃなくて、二人で幸せをつくっていきなさい。幸せにするなんて、横暴な考え方はやめさないと、父と母が言ってくれたことをすごく覚えています。

2009年の3月に入籍をしたので、夫と暮らし始めて十年になります。十年前には父がいたのに、もういないんだと思うと、寂しいですが、またここから、こつこつ頑張っていこうと思います。


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