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麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種してきました。

タイトルがすべて、なんですけれど先週の土曜日に、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種をしてきました。

MRワクチンってなに? というひとは以下のほぼ日のコンテンツを読んでみてください。わたしが説明を書くよりも、よっぽど有意義な内容だし、わかりやすい。

わたしはいま38歳で、ちょうど「ワクチンを打ったか、打っていないかわからない世代」である。

母に聞いても「えーっと、どうやったかなあ? 母子手帳探したら書いてあるんかなあ……?」と、あやふやな回答で、どちらにしてもはっきりしない。

ですが、実際のところあんまり気にしていなかったのも、事実です。自分は関係ないかなとか、そんなに人ごみに出かけないし、うつされることもないんじゃないかな? と、考えていた。

けれど、今年の二月に「新幹線で大阪から東京への旅行者がはしかに感染していたらしく、広がりを見せている」というニュースを見た。

そのニュースを見て、ぎょっとした。私も同じ日に京都から神奈川まで新幹線に乗っていたからだ。ただ、ニュースで報道されていた「はしかに罹患した患者が新幹線に乗っていた時間」よりも、一時間くらい遅い時間に、わたしは乗車していた。

けれども、それも単なる偶然だ。京都で買いたい物があり、寄り道をしていた。その寄り道は、時間にして小一時間ぐらいだった。寄り道しないで京都駅に向かっていたら、同じ新幹線に乗り合わせている可能性もあったのだ。

もし仮に、わたしだけが、はしかにかかってしまったら。それはもう仕方ない。自分の自己管理が悪いんだよね、ワクチン打ってなかったし。それで済む話だ。仮に、死んでしまったとしても、それは仕方ない。自分のことなら、受け入れるしかない。

けれども、知らない間にだれかに感染させてしまったらと思うと、なんとも取り返しのつかないような気がするのだ。大げさかもしれないけれど、うつしてしまった人の、人生さえも奪ってしまいかねないと。

MRワクチンを打ったほうがいいんだろうけど、打たなくてもいいかなあ。正直なところめんどくさいなと、ぼんやり考えていたのだけれど、この新幹線の一件ののち「ワクチン打っとこう」思考になった。

毎月通っている内科の先生に「MRワクチンを打ちたい」と相談しに行った。すると先生は「えーっと、ちょっと待ってね」と、ごそごそとキャビネットを開いて、分厚いファイルを取り出した。どうも、市町村レベルで「MRワクチンの接種を推奨している」ため、対象者には助成金がでる、という案内だった。

わたしの住んでいる市では、けっこう助成対象者が限られていた。

「妊娠を予定または希望する女性」。男性の場合は「妊娠している女性のパートナー」(パートナーとは婚姻の届け出をだしていなくても、婚姻関係と同様の事情にある方)。

わたしはワクチンの接種を行ったかどうか不明という点では対象者だけれど、妊娠を予定もしていないし、希望もしていないので、助成対象外だと、医師に告げた。けれど、医師は「まあ、たしかにそうかもしれないけれど・そこは、そんなに厳密に考えなくてもいいです」とあっさり言われてしまった。(わたしにとっては、わりと一大事なことなんだけれども……)

ワクチンは取り寄せになるので、摂取する日を予約した。接種に関しては一か月前にほかのワクチンを打っていないか、も重要なポイントだった。インフルエンザワクチンの時期は重複することもあるので、気を付けなくっちゃいけないポイントだと教えてくれた。また、ワクチン接種の当日に熱が37.5℃以上あると、接種できず延期になるので、それも注意。

「ワクチンは使用期限とかあるんですか? もし、熱が出ちゃったら……」と心配になって聞いたら、「冷蔵庫に入れて保存しとくから大丈夫。熱が下がってから来てくれたら、使用期限が切れるとかは気にしなくていいよ」といってくれた。生ワクチン、というからには「今日中にお召し上がりください」的な生菓子のイメージがあったのだけれど、そうでもないらしい。

病院の先生曰く、「助成の対象は年度ごとに替わるから、来年度はまた違っている」とのことだった。感染拡大をふせぐため、もう少し助成の対象が広がるかもしれない、とのことだった。わたしが支払ったのは3000円だった。自費だと一万円くらい。もちろん、市町村によって違っているだろうから、それぞれの地域で確認してほしい。夫は実費でワクチンを打とうかと言っていたけれど、すこし様子をみて、四月以降にワクチン接種(もしくは抗体検査)を行うことに決めた。

接種した日は激しい運動を避けて安静に、と言われていたので、土曜日の午後はおとなしく過ごした。打ったところはまったく腫れもせず、痛くもなかった。習慣的におこなっている筋トレや運動も週末はやめておいた。(一日経過して触ってみたら、すこし腫れている感触があった。見た目にはそれほどわからない)

ワクチンに関して、いろいろな考えもある。けれども、「どうしよっかなあ、面倒だけど」くらいに考えているならば、一度病院に相談してみたり、市町村の対応などを調べてみてもいいと思う。ずうっと「どうしよっかな」と考えていること自体が面倒だと思うし、インフルエンザのように毎年接種しないと、というものでもない。一度、検討してみてる価値はあるんじゃないかと思う。

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