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そんな業種も電話で営業活動してるなんて。

会社にいると営業電話がかかってくることが多々ある。

電話回線を変更しないかとか、電気料金をいまよりも安くできますよとか、コピー機はリースですか? とか。

同じような内容であることが多くて、「またこの手のやつか……」と、うんざりすることが多い。

しかし、数か月前にかかってきた営業電話は「あ、そういうのも電話で地道に営業しなくっちゃいけないんだ……。大変ですね」と思うものだった。

その営業電話は「東京ドームで行われる巨人戦の座席を買いませんか?」という内容。はじめに聞いたとき「え? 何の話?」と、とっさに理解できなかった。

何を言ってるのか理解できなかったため「どういった内容ですか?」と返事をしたら、会社の福利厚生の一環として、東京ドームで開催されるジャイアンツ戦の観戦シートを購入しないか? という内容だった。

電話の先にいたのは、穏やかですごく聞き取りやすい声でお話しされる女性で、やり取りに不快なところは一切なかった。その点はすごいなあと感心してしまった。

うちの会社は横浜にあるので、横浜ベイスターズならば、まだわかる気もする。しかし、読売ジャイアンツの、東京ドームの企業観戦枠だ。そんなものを電話で営業しているのかと、ちょっとびっくりした。「そうねえ、福利厚生に、取り入れてみようかなあ」と、検討する会社も中にはあるのだろうか?

むしろ、熱烈な阪神ファンのひとが電話に出たら「なんで巨人戦のシートなんか買わなあかんのじゃ!」と、怒鳴り散らされそうで怖い。阪神ファンは、とにかく巨人を敵対視している……。

「残念ながら、弊社はだれも野球に関心がございませんので、検討いたしません」と断ると「承知いたしました」と、ていねいな挨拶とともに会話は終了した。

電話での営業活動は、なんでなくならないんだろうか。聞いた瞬間に検討できるような内容の話じゃないことばっかりなのに。少なくとも、わが社にかかってくる営業内容は、電話で「はい、じゃあ変更します」といっても、おそらく書類に記入したりしなくっちゃ話が進まない。

さんざん話した後に「それでは資料を送ります」となるのだろうし、電話での営業活動は効率が悪いと思う。でも、なくならないというのは、なにかしらメリットを感じている会社があるからなのだろう。電話を受ける側としては「もうかけてこないでほしいな」と、願っているのだけれど。





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