記事一覧
19.メイドインローカルストーリー#10 メイドイン大阪岸和田/(株)留河 『順番待ちのできる「ねこねぐら」』
■保護猫カフェ「ねこんチ」協力。
気が付けば「順番待ち」になっていました。
「ねこねぐら」の開発には欠かせない協力者が存在します。
「ねこねぐら」の試作品を置いてもらったのは、岸和田の隣町、泉大津の保護猫カフェ「ねこんチ」でした。
出来上がった試作品を持ち込んで、
「しばらく置いてみてください」
とお願いしました。
そして、1か月。
「ねこんチ」を運営する室山ひとみさんはニコニコしながら
18.大阪人に「大阪のおいしい串カツ屋に連れてって」とは言わないで
大阪以外の地にも、いや、関東にまでも、いまや「串カツ」は広がっているようです。
「串カツ田中」は【二度付け禁止】の「串カツ」を広めた功労者でしょう。
東京で、大阪人の僕と、東京人の友人が「串カツ」を話題にした際の話。
いわば「あるある」なのだが、
僕「串カツ屋みたいな店、このへんにないの?」
友人「串揚げ屋さんあるよ」
僕「おお、いいねぇ、ちらりと引っ掛けよ」
友人「カウンターだけの店だから
16.メイドインローカルストーリー#9 メイドイン山形米沢/(株)ニューテックシンセイ「もくロック」 のストーリー 『森をこの手で』
「もくロック」はニューテックシンセイのある思いから始まった。
最初にお伝えした通り、山形県米沢市にニューテックシンセイは所在する。
米沢市が位置する置賜(おきたま)地方は緑豊かな山形県南部の内陸部にある。
米沢の会社だからこそできること、
米沢で育った会社だからこそできる恩返し、
それは何かと考えると、
米沢の緑、に行き着いた。
米沢は360度山に囲まれている。
その山々は
15.ミドー・マッスル・ライン
そもそも、地名や駅名はその地域の文化やしきたりを知っているからこそ、ある条件があって表現されている、ということがわかるので、今回のニュースは単に
「自動翻訳ソフトで訳して、ちゃんとチェックができてませんでした」
という話だけでもないのかな、と。
大阪都市部の道の名前にはある「決まり」がある。
大阪都市部はいわゆる「碁盤の目」での都市計画がなされている。
そこで、
南北の道の多くを「筋」
東西の
14.大阪の難読地名をいくつか。で、大阪人でないアナタも地元についてちょっと思い出してもらえたら。
日本は漢字の国だ。
漢字は中国から伝来したものであるから、
日本オリジナルではない、といえばそうかもしれない。
だが、
漢字がやってくる前の日本には
言語がなかったか、というとそんなわけはない。
文献を調べたわけではないが、
入ってきた漢字を当時のオリジン日本語に
うまく当てはめて言語化したのはまちがいなかろう。
そして千年以上の時を経ることで
日本オリジナルの漢字も数多く生まれた。
有名か
13.メイドインローカルストーリー#8 メイドイン名古屋桶狭間/(株)アコモ「Etuby」AQUA SERIES ビジネスバッグ のストーリー 『ハードボイルド御用達』
カバンは男の武器庫である。
アタッシュケースからライフルを取り出すあのスナイパーに憧れはないか?
最新鋭の武器をスマートにブリーフケースから取り出すあのエージェントに憧れはないか?
一言に武器、と言っても、ビジネスパーソンにとっては様々なカタチがある。
パソコンは当然のこと、タブレットしかり、手帳だって、もちろんボールペンだって。
武器はいざと言うときに使えないと意味はない。
プロフェッショナ
12.メイドインローカルストーリー#7 メイドイン福井小浜/カワイ(株)「にっぽん伝統色箸」 のストーリー 『お箸と漢字の国の人だからこそ』
「常盤緑」という色をご存じだろうか。
そう「みどりいろ」である。
ただ、この「常盤緑」はただのみどりではない。
「常盤」とは永久に変わらない、ということを指す。
この常盤緑は、日本の山にある冬でも緑の葉を保つ、
「常緑樹の緑」の葉の色である。
「山吹色」という色は当然知らぬ人はまずいないだろう。
いわゆる「オレンジ色」とお思いの人もいるかもしれない。
ただ、この「山吹色」は果物のオレンジの色
11.メイドインローカルストーリー#6 メイドイン大阪堺/(株)梅栄堂 線香「IMAGINEシリーズ」 のストーリー 『「香りを聞く」こと』
線香は古くから日本の生活に浸透しています。
戦国時代、堺の商人であった、小西行長の父親が朝鮮からその製造技術を持ち帰ったといいます。
小西行長というと、太閤秀吉幕下きっての戦国武将です。
秀吉の朝鮮遠征で加藤清正とともに名を挙げた、関ヶ原合戦で石田三成率いる西軍で奮闘するも捕縛された、というのは
戦国時代好きならご存じのことでしょう。
ただ、出自が「堺の商人」だったということも付け加えて彼を語れ
10.メイドインローカルストーリー#5 メイドイン奈良広陵町/昌和莫大小(株) OLENO HADASHI(はだし靴下) のストーリー 『この大地を感じろ、呼び覚ませ、俺の中のニンゲンを』
OLENO HADASHIシリーズは靴下である。
ただし、普通の靴下ではない。
靴を履かない靴下である。
そもそも、「靴下」というのだから、「靴」を履かないなら「靴下じゃない」ではないか!
そんな指摘は置いといて。
「はだし靴下」の開発は、最初からスポーツギアとして開発がスタートしたものではない。
子供たちの健全な発育促進や健康を願い開発がスタートしたものである。
人類は多くの進化を経て今
8.メイドインローカルストーリー#4 メイドイン富山高岡/北陸アルミニウム(株) TreaTray(トリートレイ)のストーリー 『浅いお皿の深い愛』
富山の工業製品といえば、アルミ。
アルミといえば富山。
業界のひとならなおさら、業界じゃなくてもそういえば聞いたことがあるのでは。
アルミ製品は私たちの生活に欠かせないものです。
きらきらぴかぴかしたアルミばかりがアルミではなく、
日常にさりげなく浸透しているのです。
鍋だって、サッシ窓だって。見回せばそこにアルミがアルのです。
そんなアルミといえば、の地で、ある女性の思いからトリートレイは生
7.メイドインローカルストーリー#3 メイドイン大阪吹田/株式会社T.W.C 360度回転歯ブラシ「コロコロブラシ」のストーリー 『「発明家」富山秀夫(敬称略)のクレイジージャーニー』
「クレイジー」という言葉を耳にすると普通はネガティブなイメージだろう。
しかし、若者の間では、「クレイジー」は「超カッコイイ!」という意味で使われる。
「クレイジー」なやつとは、「振り切ったやつ」、つまり、何かに没頭し、突き詰め、
そしてやりきったやつ、ということだ。
そう、「やりきったやつ」は「超カッコイイ!」ではないか!
ここに登場する『発明家』富山秀夫は、まさに「超カッコイイオッサン」で
6.大阪には少なくとも4つの方言がある、みたい。で、地方の誇りの話。
大阪は日本で2番目に面積が小さい。
それも、2番目になったのは最近、といっていい。
関空ができたからだ。
関空のぶんの面積が増えたから、それまで2番目に小さかった香川県を抜いてしまったらしい。
たぶん、北海道の人が聞いたら、
どんぐりどころかゴマの背比べじゃないの?
と思われるだろう。
もちろん、そのとおり。それでいいですとも。
でもこの小さな自治体にも少なくとも4つの方言があるようだ。
ひ
5.「メイドインローカル」に思いがいたるまで
僕がなぜ「メイドインローカル」に思いがいたったのか。
単に、面白そう、とか、地方創生が流行っているから、とかではない。
当然、近年のインバウンド観光客の盛り上がりや、2020年の東京五輪、
さらには大阪万博(現時点では開催は決定していないが)、カジノ法案、
といった「インバウンド」の需要は魅力的だと思う。
そのためか、
「メイドインローカル」の話をすると、多くの人が
「ターゲットは外国人?」と
4.メイドインローカルストーリー#2 メイドイン福井小浜/株式会社イシダ 塗箸「一双」のストーリー 『箸は主役じゃないけれど』
箸は二本で一膳、となる。
人も二人で一組の夫婦となる。
箸はよく、結婚祝いをはじめとした、贈り物に用いられてきた。
縁起がいいからだ。
夫婦のたとえを引けば、当然結婚祝いである。
ほかにも、縁起のいいことが想起できる。
食べ物と箸は切っても切れない縁がある。
なので、「食いっぱぐれがない」というので就職祝いなど、門出に。
箸は断面は円であるが、先に行くにしたがって細くなるため、
食卓を転がっ