9.新年を迎えて

松の内は明けましたが、あえて。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

思えば昨年10月、「メイドインローカルオンラインショップ」に立ち上げ、
いや、もっとさかのぼって
昨年5月に20年余り勤めた会社を辞めて、「メイドインローカル」で商売してみようと一念発起して、
2018年後半は激動、というより激変であったと振り返る。

そして昨年の正月は、
「今年の目標」すら立てていなかったことを思い起こす。

まさかほんとに会社を辞めて商売を始めるなんて1年前の今頃はまったく考えていなかった。
もちろん、「メイドインローカル」の構想はぼんやりあったし、
いつか脱サラして商売したいとも考えていたので、
いろんなきっかけがあったうえで今年になった、と言えるので、
2018年は流れの中で泳いでいたら対岸についた、という感じだったのだ。

当然、それではいけないな、と思っている。
今年は昨年のように泳いでみたら対岸だった、というのではなく、
ちゃんと行きたいところを見据えて、川に飛び込む気構えでやっていかなくては、と
思うのである。

ここで「今年の目標」を書くと、
とっても陳腐だが、書いてみよう。
「2020年の正月に、『2020年はオモロイ年になりそうだ』と胸を張って言えるようになること」
である。

数値目標を立てるのは簡単だし、
それはここで書くことじゃない。
そもそも、この「メイドインローカル」で一発当てて、億万長者になろう、
なんて思っていない。
人は言う。
「『億万長者になる』『年収1億になる』と言わないと、実現しないよ。」
と。
おっしゃる通りだ。
でも、「メイドインローカル」は僕が億万長者になりたくて始めたわけじゃない。
億万長者になりたくて商売するなら、違うことをしただろう。
と考えると今はそれを言えないな、と。

たまに自問自答する。
なぜ「メイドインローカル」なのか。
と。
それは今僕が考えている「メイドインローカル」が最初の考えからぶれていないか、
もちろん、最初の考えが間違っていて、今が正しい方向にいい意味でブレ始めてきたか、
ということの確認作業である。

おそらく、
誰しもが今やっていること、
今取り組んでいることが
「未来永劫、正しい」とは言いきれないだろう。
言い切れる人は天職を見つけたか、真の趣味を見つけたのであろう。
僕はまだそんな境地に達していない。
だから、悪い意味でブレていないか、
いい意味でブレ始めているか、
を確認しないといけないのだと思う。

気の利いた格言などは出てこないが、
たぶん、終わりのない旅の途中なんだろう。

たぶん、来年の正月にまたこの記事を読み返す僕がいて、
さて、どうなっていることやら。

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