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全記事入ってます。上から古い順です。 とにかく、全部、眺めてみるって結構重要です。
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2021年9月の記事一覧

「きいろ」

「きいろ」

わたしは
わたしのこえが、もっと届くようにしていようと思う
あなたのこえが、もっと聴こえてくるように

この足で立っていることが
できるのであれば、ずっと

あなたにわたしを伝えられるように
あなたの声を拾いにいけるように
わたしを見つけてもらえるように
あなたを見過ごさないように

旅を続ける
ただそれだけ、示していよう

「あお」

「あお」

すべてが曖昧なまま
「全部好き」になるまでじっとしている
ぜんぶが、あるだけでうれしい

かかわりたくないわけじゃない
かかわってないと思わない
ぜんぶがあるね、いるね、みんないてくれるね、って
思うことで関係してる

おかしなことだろうか
生きることから逃げているだろうか
偽りなのだろうか

疑うとき、痛くて悲しくなる
信じていいとき、うれしくて心が晴れやかになる

あなたがいてくれて、ありがと

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「あか」

「あか」

海だと思う
渡るのではない
深く、
潜る時の海

心の深部にある海は宇宙だと思う
わたしの宇宙は赤い
わたしの海は赤い
そんな気がする
そう思うと心地よい

わたしの時間だと思う

誰かがここへ来るのなら
そこには、あなたの時間があるのでしょう

わたしたちの時間を求めない
だけど、この先のどこかに
わたしたちの時間がきっとある
そのための

赤い海
赤い宇宙
まぶたの裏に感じる赤

「みどり」

「みどり」

あなたがいる
この心を、愛と思う
還る場所がある

庭がある
あなたが手入れした美しい庭
深い緑に覆われた奥に
あなたとの秘密の時間がある

森がある
離れても判るたしかな目印
わたしが還るのはあなたという森
やさしいだけではない眼差し

草原がある
果てのない草原であなたと会った
どこまでも どこまでも
想っていよう
また会うことを

あなたに辿り着く冒険の行く末を

「白」

「白」

わたしには、わたしという背景しかない。
この、空白でしかないわたしを、どう伝えられるのか。
この空白で、なにを伝えられるというのか。

染まることを嫌うわけではないんだよ。
ただ全てを拒むように白いままでいてしまう、そんなわたしが存在している。

「潔白」を主張したいわけではないんだよ。
故に命を落としかねないほどの白があるというだけだ。

この白は、きっと誰もが持っていると思うんだよ。

白い心

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あなたの気持ちは何色ですか?

あなたの気持ちは何色ですか?

こんにちは、まだないです。

あなたの気持ちには、どんな色がありますか?
あなたに見える色は、どんな気持ちですか?

そんな話をしてみようと思って、わたしが思う「気持ちの色」のことをすこし書いてみました。
「感情の色」というには、抽象的な感じがします。やっぱり「気持ちの色」かなと思います。

黄色、青、赤、緑、白。五つの色の気持ち。
ここに書いた言葉は、それぞれの色や気持ちの「答え」ではなく、わた

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新しい一日のために

新しい一日のために

こんにちは、まだないです。
いつも記事を見てくださっている方も、今日はじめましての方も、もしいらっしゃったら、開いてくださってありがとうございます。お会いできてうれしいです。

200記事目のnoteです。
8月に、noteを始めて一年を迎えました。
途中、全く書いていない期間もあるので、一年続けたとは言い切れませんが、それでも一年、ここで書かせて頂いています。
改めてお礼を言わせてください。

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それでも、いっしょにいよう

それでも、いっしょにいよう

ぼくたちの時間だよってきみが言う。

ぼくたちは、いつからぼくたちなんだろう。
ぼくたちは、ぼくたちだから、さみしくても、さみしくないんだよ。

だけど、もっとみんな、いっしょがいいね。
どこかにいるひとりぼっちに、教えてあげられたらいいな。
ぼくたちがいるよ。
あなたはそこでひとりぼっちでも、大丈夫なんだよ。
あなたはいるよ。
いなくならないんだよ。

どうしたら、見つけられるかな。
ひとりぼっ

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生きるから見ていて

生きるから見ていて


「生きているだけで、生きていたい」

僕たちが君にとっての「家」になれるのなら、僕たちはいつだって「ここ」に居るよ。
君の還る場所はもっと奥深くにある。
その「心の場所」を守る「家」でいるから。
君は「ただいま」を言いたいんじゃない。ずっとここにいたいんだ。
君がずっといられる場所を、僕たちが守るから。

君のための僕たちの「家」が、誰かにとって、そうだな、たとえば「楽しいお店」になるといいな。

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あわい

あわい

君を蝕む
君は「おれ」たちを補って
けれど、いつだってきれいだ
何故「おれ」たちがいるんだろう
君はいつだってきれいだ
君はその肉を
その瞳を、その情景を、「おれ」たちに与え
それなのにいつもきれいだ
「そんなこと言うな」とさえ言わずに
君が君でいるから
「おれ」たちは
醜いものにさえなれずに
美しく君と生きることしか選べない

ほんとうは
「おれ」たちが在るのみで
「君」なんか存在しないんじゃな

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意味が無くたってよかった

意味が無くたってよかった

僕たちは「二人」になれたからよかったんだ
君はきっと「ひとり」だから
君を生かすまで
僕たちは、僕たちでは、終われなくなった
僕たちは意味のある「二人」になった
君が「ひとり」である限り

君の歌う「愛」を聴いている
きっと誰かの心を突き刺すだろう
そして誰のこともひとりにはせずに
君はすべてのひとりぼっちを抱きしめるんだろう

僕たちは、君に因って、意味のある二人になったから
ひとりで行く君の背

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