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『押井守のサブぃカルチャー70年』で”本物”のクリエイターを見た話

正真正銘のクリエイターを知った。

ディテールしか憶えてないの(笑)!

『押井守のサブぃカルチャー70年』より

押井守さんが、1970年代の作品を語る時の言葉。

『押井守のサブぃカルチャー70年』は、押井守さんがサブカル遍歴を語っている。映画に限らずTVドラマや漫画、音楽に至るまで幅広い。
※内容はかなりマニアック。
 知らない作品もたくさんあった。

本書を通じて、”細部への拘り” と ”潮流を捉えた広い視点”を感じた。

”本物”のクリエイターがどんな人かを理解できる一冊だった。


この記事はこんな方を対象にしています。
 ✅何かを生み出す人の姿勢を知りたい方
 ✅押井守さんの作品が好きな方


細部への拘り

『魂は細部に宿る』

冒頭のコメントからもわかる通り、ディテールへの拘りが異次元!

拘りを詰め込んで作品を作っても、誰も気づかないなら意味ないやん。って思ってしまうが…
本物の人達は違うんだな。

かの有名な攻殻も、当時では画期的なほど銃器設定が細かったとは!

『攻殻機動隊』は銃器設定がマニアック

当時は銃器の設定がずさんで、押井さんの攻殻は細かい点まで再現しているんだとか。
リボルバーとオートマチック、シングルアクションとダブルアクション、デコッキングレバーなどなど。

全然、違いはわからない。ごめんなさい。

バトーは車から降りた瞬間、いつでも撃てるようにデコッキングレバーを戻しているの。
それも、手元も見ずに、ごくごく自然にやっている。手が勝手に動いているかのようにね。
それはすべてわたしが指示して描かせたんだから!

『押井守のサブぃカルチャー70年』より

デコッキングレバーは↓のようなものらしいです。

http://carmili.xsrv.jp/what-decocking/  より

監督としては、観た人が気づいてくれるとめっちゃ嬉しいみたい。
そりゃそうだ!

潮流を捉えた広い視点

当時は○○だった。その中で××だった。
作品について語る時、常識や時代背景を比較しているのが印象に残った。

サブカルの潮流を捉えた広い視点で作品を観ているんだろうな。

例を2つほど。

 戦争を悲惨なもの、戦争の悲惨さや悲劇を描いた映画やドラマは日本にもたくさんあった。でも、エンタテインメントとしてかっこよく描いたのは『ガンダム』と『ヤマト』が初めてですよ。戦争を娯楽映画にするのは日本じゃタブーだから。暗黙のお約束になっていたんです。

『押井守のサブぃカルチャー70年』より

何度も言うけど、当時はSFやファンタジーというのが本当に貴重品だった。非日常のドラマを観るという体験そのものが貴重だと言えるくらい貴重だったから、『ウルトラQ』が1年にも満たないまま終わってしまって本当に残念だったんですよ。

『押井守のサブぃカルチャー70年』より

作品の評価って単体では決まらず、文脈の中で決まってるんだろうな。
ここでいう文脈とは、当時の時代背景や価値観。

まとめ

『押井守のサブぃカルチャー70年』で印象に残った点を紹介しました。

✅細部への拘り
本物の人達は、ディテールに徹底的に拘っている。
✅潮流を捉えた広い視点
サブカル全体を捉えた広い視点で作品をみている。

サブカルの深淵をのぞける、興味深い本でした。
良かったら手に取ってみてください!!!

余談
パトレイバーと攻殻機動隊を観たくなった。
あと、岡田斗司夫先生のYoutube。


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