朝藤健太

訪問介護事業所の経営をしています。現在進行形でB型就労支援事業の立ち上げを計画している…

朝藤健太

訪問介護事業所の経営をしています。現在進行形でB型就労支援事業の立ち上げを計画している所です。 普段思っていることや食に関するエッセイ、連載小説、ショートショート、仕事のことについても書いていきたいです。 専攻は心理学・カウンセリング・福祉 それとラーメンです。

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アラサー男の自己紹介的語り

noteに毎日記事を投稿するようになって一ヶ月ちょっとが経っているのですが、noteを始めて数日の時からしなきゃしなきゃと思いつつ後回しにしていたことを、本日は記事にさせていただこうと思います。 後回しにしていたこととは、ずばり「自己紹介」です! 小学生の頃に流行った交換ノートとかのプロフィール欄を埋めるのも苦手だったタイプの人間でして、お見苦しい点が多々あるとは思いますが、さらっと目を通していただければ幸いです。 簡単な性格と生い立ち 東京で生まれ、東京で育った独身

    • びっくり映像100選みたいな番組について

      世界各地のオドロキ・オモシロ映像を集めてスタジオで流し、それを比較的大勢のタレント達が眺めてコメントをする。そんなテレビ番組を観たことがある方は多いのではないだろうか。 私は普段あまりテレビを観ることはないのだが、その分たまに観るときは流し見感覚というより、本腰を入れて割と真剣に観てしまう。 でも「びっくり映像100選」(以下、びっくり100選番組とする)の様な番組は別物。 あれはどうしても流し見要員だ。 今日見たびっくり100選番組のサブタイトルは 「〜こうはなりたくな

      • 二次会デミグラスソース#毎週ショートショートnote【409字】

        パパが会社の人とお酒を飲みにいくと、台所からいつもよりいい匂いがする。 「ママ、今日もアレ、作ってるの?」 「そうよ。こうやって玉ねぎを炒めるときつね色になるの。そこにソースをくわえると…」 「茶色ソースだ」 「雄太もパパも赤ソースより茶色ソース派だもんね」 「ううん、そうだね」 ふかふかの黄色い卵の上にかかるソースが赤か茶色か。卵の中には赤いご飯が入っているのだから、上にも赤いソースをかけとけというのは、あまりにも単純すぎるのではないか。 それとも子どもの僕には

        • 禁煙じゃなくて控煙

          前回の記事を投稿してから3ヶ月ぶりの更新… また火がつくまで、どうやら定期更新は望めなそうな気がする。 ここ最近の変化といったらなんといっても煙草を吸うのをやめていることだ。もう1ヶ月は吸っていない。(勧められたらたまに吸っている) 煙草をやめた理由はお金がもったいないからというシンプルな理由である。 1日に1000円ほど煙草に費やしていて、それを今まで10年は続けてきている。1年が300日だと甘く見積もったら3000日。 1000円×3000日=300万円 愛車のまん丸

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        アラサー男の自己紹介的語り

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          開始と中止と再開

          スタートすることよりもリスタートすることの方が、億劫に感じてしまう。 スタートの動機は怖いもの見たさであり、怖いもの知らずであるからそれに踏み込むことができる。 一方リスタートするには、各方面にお伺いを立て、恐る恐る音が鳴らないように忍び足で踏み出さなければならない。 今ベッドに横になり、約2ヶ月ぶりに文章を書こうとしているわけだが、真っ白いスペースが無機質ながら私に圧をかけてるように見えてしまう。 "あー夏ってやっぱり暑かったですねえ。やっと涼しくなってきて…文字を埋

          開始と中止と再開

          君はバラードを聴かない

          20代中盤くらいまで、音楽を流すときに「バラードが聴きたい」という気分になることは、ほぼなかった。 高校のバスケ部の試合で初スタメンを言い渡された日も、他人の大借金を背負わされそうになった時も、失恋した時も いつもアップテンポな曲を聴いてきたのだ。 その中でも私が一番好きなアーティストは、ずっと「B'z」である。 B'zの「スイマーよ‼︎」という曲には という歌詞がある。 「夏の暑さが終わったら遊園地に行こうね〜」 といった感じで 「悲しみが終わったら喜ぼうね〜」

          君はバラードを聴かない

          ビール傘 #毎週ショートショートnote 【409字】

          会社の飲み会ってなんでこうも気が乗らないのだろう。 今日は無礼講だ、なんて言いながら実際のところ公開説教が横行されるのだ。パワハラという概念が浸透した昨今でも、公開説教はチクチク言葉に形を変えて生き残り続けている。 嫌なことばかりが頭に浮かんでくるから、会場までの足取りは驚くほど重かった。いや、もはや痛かったな。 しかし、上司からの言葉を全てシャットアウトしてくれる魔法の飲み物が今目の前にある。 さっきまで冷凍庫にあったキンキンのジョッキの中で、黄色い液体が白いメルヘ

          ビール傘 #毎週ショートショートnote 【409字】

          フル回しのオルゴール

          最近、数年に一度レベルで頭が回転している。 動いても動いても、底にあるマグマのような原動力が冷え切らない。 新規で始める事業の物件が決まった辺りから、こんな状態がずっと続いている。 頭で考えていることに口や手が追いつかない。 こんな状態であるから文章として構成してまとめることが中々出来ないのだが、でも何かはやっぱり書いていたい。 急がば回れと言いつつ鉄は熱いうちに打てだし 家宝は寝て待つのに善は急げなのだ。 ことわざは相反するような教えを私達に教示してくるように思え

          フル回しのオルゴール

          僕が〇〇さんを絶対に幸せにする

          プロポーズの瞬間というのは人生で何回も味わえるものではない。 そんな大切な瞬間だからこそ、そこにはとっておきの言葉が存在するはずだ。 キザな男は、まん丸な氷が入ったウイスキーグラス?を片手に 「ウイスキーをローマ字読みしてみな、"U I SUKI " つまりね、好きの前にあなたと僕がいる」 そんな言葉で演説を始めるだろう。 「お前の作った味噌汁を一生飲ませてくれ」系のタフガイもまだ絶滅はしていないはず。 そんなプロポーズセリフの中で「僕が〇〇さんを絶対に幸せにします」は

          僕が〇〇さんを絶対に幸せにする

          サラダバス #毎週ショートショートnote【410字】

          「み、右手に見えますのが東京タワーでございまして…」 駄目だ、どうしても吃ってしまう。 一人での初ガイドだから、先輩のアドバイス通りに乗客全員をじゃがいもだと思って見渡すけど。 "ちょっとこの車内寒すぎないかしら" "ねえ、おなかすいた!" ちっとも落ち着けない。 目線を感じると汗が噴き出すのが分かる。 "もう耐えられない、エアコンの温度をどうにかしてもらえるように言ってくるわ" いや、そもそも皆んな同じじゃがいもには見えない。 この紫色のカーディガンを着た貴婦

          サラダバス #毎週ショートショートnote【410字】

          40日坊主

          昨日、毎日文章を書いてnoteに記事を上げるということを始めてから40日ちょいという所で、ついに記録が途絶えてしまった。 「こうやって毎日やってきて〜」 「毎日続けるってさ〜」 というセリフの"毎日"の前に「ほぼ」というワードを付け加えなくてはならなくなったのだ。 しかしながら打ちひしがれてはおらず、むしろ生粋の3日坊主である自分がその10倍以上の期間続けられたことに少しだけ満足もしている。 もちろん満足したからといって、文章を書いて記事を投稿することをやめるという訳

          やわらかさ至上主義

          やわらかいことで叱られることってあるだろうか。 やわらかいことで損をすることってあるだろうか。 頭がやわらかければ、柔軟な大人として歓迎される。 身体がやわらかければ、怪我を防ぎやすい。 物腰がやわらかければ、円滑な対人関係を築ける。 やわらかいことは正義であるかのような気がする。 マグロの大トロはやわらかいから「口の中でとろけちゃう」 祭りのわたがしはやわらかいから「ふわふわしてかわいい」 最高級ステーキはやわらかいから「噛まずに食べれちゃう」 みんなやわらかさの虜

          やわらかさ至上主義

          ターニングポイントは晴天

          現在、私は小さい訪問介護の事業所を経営していて、障がいを持った方が就労に向けて働くB型就労支援事業所の立ち上げにも取り掛かっている。 構想自体は去年からあり、今年に入って下調べは続けていたのだが物件が見当たらずに足止めとなっていた。 そんな中今日、不動産屋から連絡があった。話を伺うとどうやら手頃な物件が見つかったとのことだ。 迷わず先程内覧をしてきて、大通りに面していて土地も広いことを確認し、全て申し分ない内容であった。 上の記事でも触れた通り、私ははやる気持ちを中々抑

          ターニングポイントは晴天

          助手席には唐揚げ弁当

          休みの日を一日中寝て過ごした時の罪悪感は、どこから来るのであろう。 自分に与えられた自分の時間であるから、何も後ろめたい気持ちになる必要はないのだが…。 きっと自分自身への申し訳なさなのではなかろうか。 今日はまさしくそんな一日で、罪滅ぼしの為19時になってやっと身支度をして一人で外食へと赴いた。 何を食べるかはもう決まっていた。デカ盛り唐揚げだ。上手く説明できないが、こんな日は大量の油物を胃に染み渡らせてフラストレーションを解放しなければならない。 車を20分ほど走

          助手席には唐揚げ弁当

          カミングアウトコンビニ② #毎週ショートショートnote【407字】

          ここに来たのは今年に入って何度目かしら。 秘密を暴露しないと入店できないコンビニがあると聞いて、こうして店の前に立って呟いているんだけど… 「ママ友の悪口SNSで書いちゃいました」 タララタララ 変な音が鳴るだけで、ドアが全然開かない。 聞き覚えのある音よりも少し低くてなんだか気味が悪いし。 「ダイエットと称して…」 タララタララ なんなのよ、まだ最後まで言ってないじゃない。 「お洗濯し忘れ…」 キクにアタイシナイ 「え、なんて」 ボクオチのナイハナシキライ、ウ

          カミングアウトコンビニ② #毎週ショートショートnote【407字】

          カミングアウトコンビニ #毎週ショートショートnote 【410字】

          国道を走る車の車内は静かだった。 話したいことがあると幼馴染の藤井に呼び出された加藤は、何も聞かずに運転を続ける。 「ちょっとそこのコンビニ停めるわ」 「うい」 三分もせず戻ってきた加藤の手にはレモン味の炭酸飲料が入ったペットボトルが二人分握られていた。 「ほいこれ」 「サンキュー」 藤井は受け取るなり一気に半分ほど飲み干し、加藤に目線を合わす。 「俺、結婚するわ」 「そうだろうと思ってたわ」 「なんでお前から聞いてこないんだよ」 「ここのコンビニ来たら

          カミングアウトコンビニ #毎週ショートショートnote 【410字】