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君はバラードを聴かない

20代中盤くらいまで、音楽を流すときに「バラードが聴きたい」という気分になることは、ほぼなかった。

高校のバスケ部の試合で初スタメンを言い渡された日も、他人の大借金を背負わされそうになった時も、失恋した時も

いつもアップテンポな曲を聴いてきたのだ。

その中でも私が一番好きなアーティストは、ずっと「B'z」である。

B'zの「スイマーよ‼︎」という曲には

終わることのない悲しみを歓びに
全ての失敗を成功に
B'z「スイマーよ」
作詞:稲葉浩志  作曲:松本孝弘

という歌詞がある。

「夏の暑さが終わったら遊園地に行こうね〜」
といった感じで
「悲しみが終わったら喜ぼうね〜」

とは中々いかないのが人生で、泣いても笑っても疲れても何かアクションを起こすタイミングが必要なのかもしれない。

悲しみは基本的に人間の心の奥に張り付き続ける。
悲しみが半永久であるという事実に、打ちのめされそうになる。

それに根気強くゆっくり、ぼちぼち向き合える人はそれもまた才能であると思う。

私は付け焼き刃でもいいから突破し、歓びに変えて、楽になりたいタイプである。

しかし、最近学んだことは、悲しみや失敗にもタイプが分かれているということだ。通り雨のような一瞬の雨量がとんでもない悲しみは、雨宿りをしてただ止むのを待った方がいい

それこそバラードでも聴きながら。

すると嘘みたいに晴れてくることがよくある気がする。


今日の最高気温は37℃
晴れすぎるのも考えものです…
暑い!!!

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