開始と中止と再開
スタートすることよりもリスタートすることの方が、億劫に感じてしまう。
スタートの動機は怖いもの見たさであり、怖いもの知らずであるからそれに踏み込むことができる。
一方リスタートするには、各方面にお伺いを立て、恐る恐る音が鳴らないように忍び足で踏み出さなければならない。
今ベッドに横になり、約2ヶ月ぶりに文章を書こうとしているわけだが、真っ白いスペースが無機質ながら私に圧をかけてるように見えてしまう。
"あー夏ってやっぱり暑かったですねえ。やっと涼しくなってきて…文字を埋めることができるかなと。。いやいや仕事も忙しかったですし、うーんまあ言い訳ではないんですけども…"
取り繕うとするが何も変わらない。
そういえば先日、近所のラーメン屋の店主が長い休みから復帰されたので、早速食べに行った。
店主は約半年ほどのブランクを経ているのだが、提供されたラーメンはむしろ前よりも洗練された味であったし、店内には太くてどっしりした声の「いらっしゃい」が響いていた。
私は常日頃、占いは良いことだけ信じるタイプであるし、ことわざや教訓も都合のいいものを寄せ集めて自分の糧にしている。
店主に力を借りよう。
無限に広がる白、白、白。これに立ち向かう勇気をどうか私に。
毎日文章を書くなんて言いません。
仕事が忙しかったらその日はゲームします。
見出し画像も凝りません。
いいね数とか実は気にしてました。
ごめんなさい。
不定期的に
気が赴くままに
ラフに
趣味として
そんな感じでやっていこう。
ここまで書いてみると、さっきまで何に怯えていたのかもう思い出せなくなってくる。
おそらく自分のやることに対して自分自身にお伺いを立てていたのであろうか。
だとしたらもう、罪滅ぼしは済んだ。
再開します、ぼちぼちと。
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