LRMの新たなバリューに込められた思いについて、語ってみた。
こんにちは、LRM株式会社の幸松です。
LRMは8月にバリューをアップデートしました。そこで今回は、アップデートに至った経緯と、新たなバリューに込めた思いや考えについてお話していこうと思います。
頭の中に常にある価値観へアップデート。
そもそもなぜ今回アップデートをしたのかという話ですが、以前のものは数が多すぎて覚えにくかったと。
13個を設定していたのですが、社員全員が1つ1つを何も見ないで完璧に言えるかといわれるとそうでは無かったんです。常に頭の中にあって、意識できないと設定している意味が無いので、ちゃんと覚えられるようにしようということで今回は5つにしました。
あと内容に関して、自分たち向き(内向き)の内容が多かったので、もっと社会との結びつき(外向き)なども意識できるようなものにした方が良いかなということで、アップデートを決めました。
それと、以前はバリューではなく行動指針としていたのですが、価値観を大事にしようという思いを込めたかったのと、ミッション・ビジョンときたらバリューにした方がしっくりくるなと感じたので、ここの呼び方も変えました。
最高の個人からチームができ、そして最高の組織へと。
1. 社会貢献志向
セキュリティ事業を通じて社会をより善くする。
社会との繋がりを意識し、常に社会に目を向ける。
出来ることを1つずつ増やしていく、それが社会貢献への第一歩。
2. 顧客志向
お客様のために行動する。
お客様と接するチームだけでなく、全スタッフが顧客志向の観点を持つ。
お客様と同じ目線になれるよう、お客様とよく話し、お客様をよく知る。
3. チーム志向
チームのメンバーを尊重し、感謝・称賛を忘れない。
自ら声をかけ、自らコミュニケーションを取る。
お互いに高め合い、お互いに助け合い、個人プレーの限界を超える。
4. プロフェッショナル志向
スピードを追求し続ける。
学び続ける。前進し続ける。
決して妥協せず、本気でやる。
失敗を恐れず、誰よりも挑戦する。
5. 人間志向
自分、家族、仲間、夢を大事にする。
明るく大きな声で挨拶する。
相手の目を見て会話をする。
誠実で素直な心を持つ。
アップデートされたバリューがこちらですが、順番も意識して設定しています。土台として最初に必要なのが、”人として”という部分だと思うので、一番下にくる5番。それができた上で、ビジネスマンとして仕事がプロとしてできるという点で4番。
そして、プロとして仕事ができる人が集まれば、チームとして良い仕事も出来る。その仕事をどこに対して発揮するかというと、お客様=顧客です。
1番は、事業とは広い意味でいうと社会貢献だよねという全体感を意味しています。社会の役に立たない事業はやりたくないですから。社会貢献思考を持って、仕事に取り組もうということです。
今の時代だからこそ、もっと社会とのつながりに目を向けたい。
1. 社会貢献志向
セキュリティ事業を通じて社会をより善くする。
社会との繋がりを意識し、常に社会に目を向ける。
出来ることを1つずつ増やしていく、それが社会貢献への第一歩。
アップデート前のものには”社会貢献”というキーワードは入れていなかったのですが、今回新たに入れることにしました。
情報セキュリティは、社会に貢献する事業だと考えています。なので、今後もっと会社を大きくして、多くのお客様にサービスを提供していくことを考えると、LRMのみんなには、「自分達は世の中の役に立つ仕事をしているんだ」という誇りを持って働いてほしいという思いがあります。
まだ会社が小さい時って、どうしても「うちの会社は小さいし、影響力もないだろう…」と卑屈になったりする人もいると思います。でも、大きさとか有名かどうかなんて関係ない、僕たちのしている情報セキュリティ事業は社会を良くしていく素敵なことだというのを従業員たちには理解していて欲しいです。あとは、今の時代だからこそ、より社会との繋がりを意識してほしいと考えています。営業やコンサル達も、Webで商談ができる時代なので外に行かなくなりました。それによって人とのコミュニケーションも薄くなり、なかなか世の中の動きをウォッチできない。
さらに、最近の人は新聞を読まないとも言われていますよね。別に新聞自体を読む読まないどっちが良いかという話ではなくて、世の中にどういう動きがあって、今後こういう流れが起きるからそこに対してこういうサービスが刺さるんじゃないかとか。そういうことを考えられる人でないと成長できないので、もっと社会との繋がりに目を向けてみてほしい。
ただ気を付けてほしいのが、大層な社会課題だけに目を向けるばかりに、自分の解決できる身近な課題はなんだかしょうもなく感じられてきて、自分ってちっぽけだなと落ち込んでしまうことです。
直接的に大層な社会貢献に繋がっていなくても良いです。自分達のできることをまずは1つ1つ積み重ねて、それが継続できていれば、その先では必ず大きな社会貢献になります。その意識は忘れないで欲しいです。
僕たちは、お客様がいないと存在できない。
2. 顧客志向
お客様のために行動する。
お客様と接するチームだけでなく、全スタッフが顧客志向の観点を持つ。
お客様と同じ目線になれるよう、お客様とよく話し、お客様をよく知る。
以前のものにも「お客様のために行動する」というフレーズはもともと入っていたのですが、下の2つを新たに加えました。
お客様と接しない従業員が、顧客志向を持ちづらいというのはよくあることだと思います。でも、例えば経理の人が直接お客様と話す機会は無くとも、扱っている数字というのはお客様が払ってくれている金額なので、お客様あっての仕事なわけです。
人事も、マーケティングも、エンジニアもそうです。会社というもの自体が、お客様がいないと存在できないですから。だから顧客志向の観点を常に持って動いてほしい。
そして、顧客志向の観点を持つには、やはり関わっていかないと難しいですよね。実際に接して、喋って、知る。その行程を経ることにより、お客様の役に立つ動きができるようになります。
チームの法則「1+1=3」
3. チーム志向
チームのメンバーを尊重し、感謝・称賛を忘れない。
自ら声をかけ、自らコミュニケーションを取る。
お互いに高め合い、お互いに助け合い、個人プレーの限界を超える。
チーム思考という言葉は以前のものにも入れていまして、「個人1人+1人=3」という、チームで仕事をすることにより個人の限界を越えられるようにしようという考えがあります。
そして今回、追加で加えたのがコミュニケーションについてです。
これもいまの時代の働き方であるリモートワークが影響していると思うのですが、やはりコミュニケーションの取り方やチームワークの作り方が変わってきていると思います。
対面でのコミュニケーションが減った分、お互いに気持ちが伝わりづらくなります。だから相手への尊重や感謝の気持ちを忘れず、それを意識して伝えるようにしてほしい。
そして、機会を待っていてはだめです。組織として仕事する以上、「声をかけられなかったから、コミュニケーションが取れませんでした。」という言い訳は許されません。自分から声をかけて、自分からコミュニケーションを取りにいってほしい。そういった思いが込められています。
人として、プロとして、まずは土台づくりから。
4. プロフェッショナル志向
スピードを追求し続ける。
学び続ける。前進し続ける。
決して妥協せず、本気でやる。
失敗を恐れず、誰よりも挑戦する。
5. 人間志向
自分、家族、仲間、夢を大事にする。
明るく大きな声で挨拶する。
相手の目を見て会話をする。
誠実で素直な心を持つ。
4・5番は、以前のものから大きくは変えていなくて、統合や分解して改めて設定した内容になります。
3番で伝えているチーム思考は非常に大事ですが、悪い方向にも作用してしまうことがまれにあります。
チームが隠れ蓑になって個が出ないというか、自分ができなくてもチームにできる人がいればいいやと成長の歩みを止めてしまうパターン。だから、プロフェッショナル思考をもって仕事をしましょうということです。
そしてプロフェッショナルになるには、まずベースの人間性がしっかりしてなくてはいけません。5番は本当に基礎中の基礎ですが、良くないというか、僕自身これができない人が好きじゃないんです。創業者としてのわがままですが、やっぱり組織として気持ち良く仕事がしたいので。
作り終えてからが、本当のスタート。
今回、社員全員が覚える為にバリューの数を減らしたように、こういうのは設定するだけでは意味がなくて、ちゃんと浸透させるということが重要なんですよね。浸透させる為の取り組みとして、LRMの社員はみんな、MVVをまとめたものをデスクトップ画面に設定しています。仕事するときは毎日見ることになりますから、無意識にでもインプットされますよね。
あと当社は、従業員同士で感謝のメッセージやポイントを送り合うUniposを使っていまして、その中のやり取りで使うハッシュタグに、バリューが出るようにしています。
例えば、「〇〇さんのこういう行動に助かった、ありがとう。」というメッセージに、その行動にリンクするバリューをハッシュタグとして一緒につけて送るという使い方ですね。
このような施策を行っていることで、ある程度みんなに浸透しているなと感じています。
社長も、役員も、バリューをLRMみんなのエンジンに。
ここまで新たなバリューについて解説してきましたが、これからLRMに入ってくる人が、このバリューに合わせに来る必要はないと思っています。
これを見て、「自分も同じ考えだ。」「こういうバリューを大事にして働きたい。」と共感してくれる人が集まってほしいです。本当は全然共感できない人がLRMに入ってしまうと、きっとお互い辛いですから。
そして皆さんに伝えておきたいのが、僕もまだ全てのバリューを完璧に体現できているかと言われるとそうではありません。だからこそ、僕も、役員も社員も。LRMのみんながこれを体現できるように、エンジンにして頑張っていこうと思います!
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