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ついてる?ついてない?よくわからないイチニチ

ワクチン接種の予約が取れた

今朝ようやくワクチンの予約が取れた。

他の市では基礎疾患のある人はとっくに接種できている所も。

私の住んでいる市が行っている集団接種で、ようやく60歳以上の人、基礎疾患のある人、高齢者施設で働く人が優先された。

この枠でもすぐに埋まってしまうかと半ば諦めていたのだが、意外とすんなりログインでき、その時点では空きもまだ余裕があった。

今日やっと予約出来たことは〝ついてた〟のか〝ついてなかった〟のか…。


まぁこれで不安要素がひとつ無くなったことは事実。

このことは私にとってはとても大きく、これで息苦しさの症状も少しはマシになってくれるかも知れないと思う。

今日は精神科クリニックの受診と、卵巣嚢腫の婦人科受診、続いて乳癌の外科受診と盛りだくさん。

退院したばかりの母のことが少し心配だが、仕方ない。

今朝確認すると、母はディサービスにはまだ行かないと話した。

入院したことにより、すっかり体力も気力も落ちているようだ。

もうしばらく様子を見ることにする。

と言っても明日また息子の家に行かないといけないのだが…。

精神科の先生に、息苦しさの原因はタバコの煙ではなかったことが判明したと話した。

匂いなどで異常を感じとる患者さんも多いと、クマ先生(クマさんみたいなので密かにそう呼んでいる)は話してくれた。

そして、逆にそれをサインとして捉え、その症状が出たら少し心が疲れていると受け取り、休んだり気分転換をしたりするのが良いと言ってくれた。

加えて、前に不眠で処方された漢方を服用しても良いとのこと。

クマ先生にそう言って頂いて、気持ちは少し和らいだ。

子宮粘膜の腫れが見つかる

クリニックの後は病院へ移動。

先に採血を済ますため臨床検査室へ。

受付さんはかつて一緒に修羅場を乗り越えた友人。

患者も少なく、少しだけ話すことが出来た。

〝ついている〟。

そして婦人科受診。

事務の子は私と仲の良かった子。

またまた〝ついている〟。

そして部長先生が私の主治医。

ベテランの枠を超えたおじいちゃん先生。

この先生に初めて内診してもらった時に、全く痛みがなく感動したのを覚えている。

今回の卵巣嚢腫の大きさは前回とほぼ変わらずだったが、子宮入口の粘膜が少し腫れているとのこと。

これは全くもって〝ついてない〟。

また心配事がひとつ増えてしまった。

乳癌の治療薬で〝抗エストロゲン薬〟を服用しているのだが、その影響かも知れないと前置きされ、念のため細胞検査をすることになった。

確かに服用中の薬を調べると、副作用の欄に〝子宮内膜増殖〟と書かれてある。

そろそろ子宮頸癌の健診を受けないと…と思っていたので、子宮頸癌も子宮体癌も併せて検査して頂けるとのことで、これは逆に〝ついてる〟と言うべきなのだろうか。

結果は1週間後。

異常があれば連絡がくる。

なければ半年後のフォローでOK。

嫌な1週間を過ごすことになる。

その後乳癌フォローで乳腺外科へ。

こちらの事務の子も私と仲の良かった子。

〝ついている〟。

ここでも部長先生が私の主治医。

先ほどの婦人科での話をしたが、骨粗鬆症もあるので、お薬は変えずそのまま服用を続けることにした。

モンスター看護師と遭遇

全ての診察を終え、最後に先日LINEでSOSを受け取った後輩を尋ねてみることに。

彼女が最近異動になった科は、かつて私が初めて配属になり、担当のモンスター看護師にコテンパンにやられた診療科だった。

忙しかったら諦めようと思っていたが、既に外来は終了しており呼べそうな雰囲気。

〝ついている〟。

窓口の受付さんにそっと声をかける。

かけると同時に、診察室の中にあのモンスター看護師の姿がチラッと見える。

ひゃぁーっ!まだここにいるのー?!

咄嗟に隠れる私。

たぶん条件反射。

拒否反応として体が覚えてしまっているのだ。

〝ついてない〟。

見えない所で隠れるように待つ。

後輩が出てきて、モンスター看護師からはさらに見えないところへ移動して話す。

顔は笑顔だが、なかなか辛いと話す彼女。

私が最後の最後に猛攻撃されたモンスターサブリーダー(同職)が、彼女にとっても体調不良の原因のひとつだと話し、そのモンスターサブリーダーと関わらずに済む科に異動させてもらったと。

しかしその異動した科にも、同類のモンスター看護師がいることを彼女は知ってか知らずか。

まだ何も被害はないと話すが、超要注意人物だと念を押す。

しかもその科は外来の中でも一二を争うほどの忙しさ。

今日もあまりの忙しさでミスを連発してしまったと落ち込んでいる。

とにかく休みたいと話す彼女。

でもそれは単なる自分のわがままなのかもと悩んでいるという。

わがままなんかじゃない。

体が不調なのに休めない職場がおかしいのだ。

精神科クリニックの先生にもうまく伝わらないと話す。

医師とは相性がつきもの。

医師だって人間。

相性が悪いと感じれば変えれば良い。

私は相性の合わない医師と患者の修羅場を何度も見てきたし、仲裁もした。

患者が医師を選ぶことは悪いことではない。

彼女はクリニックへ行って帰ってくると、逆にストレスになっていると言う。

そんな所へは行かなくて良い。

新しいクリニックへ行くことを勧め、そうしますと答えた。

信頼できる医師に出会えて初めて治療が始まるのだ。

大学生の息子さんが居て、卒業するまでは仕事を辞められないと彼女は話す。

でもお母さんが倒れちゃったらそれこそダメでしょ?と私は言う。

彼女もシングルで、気持ちは痛いほど分かる。

私もそうだったから。

息子さん、お母さんが思ってる以上にもう大人だよ?
一度ちゃんと話してみたら?

答えは今まだ出さなくても良い。

精神科医と産業医とよく話し合って、納得できる方法を見つければ良い。

でも我慢しすぎると私みたいになっちゃうよ?と、冗談混じりに〝我慢は良くない〟ことを伝えたが、そう簡単に答えは出せないだろう。

職場環境やリーダーと呼ばれている面々、風習みたいなものが根底から変わらない限り、職場には何も期待できないことは誰もが分かっている。

婦人科の子や外科の子も、かなりのベテランになってきたが、みんなそろそろ嫌気がさしてきて諦めと我慢の連続で、外科の子も少し病んでいると聞いた。

長く居る場所でないのは確かである。

電車に乗れない帰れない

病院の用事も終わり、お腹も空いていたし喉もカラカラだったが、母のことも気になるので我慢して真っ直ぐ帰ることに。

すると乗り換えする駅で、人身事故が原因でなんと電車がストップ。

その線を使う以外帰る手段がない。

〝ついてない〟。

復旧に1時間ほどかかるという。

ホームは暑いし人がいっぱいで座れない。

こうなったら開き直るしかない。

母には夕方戻ると言ってある。

お茶しようとカフェを探す。

しかしどこも、人・人・人…。

平日の夕方にもならない時間に、なんでこんなに人がいる?

入るとこ入るとこ満員御礼。

全く〝ついてない〟。

散々歩き回ってようやく空席のあるカフェへ辿り着く。

案内された席に座ると何処からともなくタバコの匂い。

これは例の症状ではない!明らか臭う!

店員さんに『ここは喫煙席ですか?』と小声で尋ねると、『喫煙スペースはあちらのみです』と答え、指差す方を見ると、なんと目の前に喫煙ブースが…。

〝ついてない〟。

変われそうなお席もなく、すぐ出るからと我慢し、お腹も空いていたので、珍しいチーズフレンチトーストとホットカフェオレを注文。

チーズフレンチトーストはその名のとおり、フレンチトーストにとろけるチーズが乗っており、上には黒胡椒がパラパラとかかっている。

その黒胡椒の風味が強く、甘いのか辛いのかよく分からない味で、はっきり言ってあまり美味しくなかった。

〝ついてない〟?。

お値段の安い普通のフレンチトーストにすれば良かったと後悔。

完食はしたけどね。

そんなこんなで電車がようやく動き出したとアプリのメッセージが流れてきたので、店を出た。

ちょっとした贅沢な時間を過ごすつもりが、なんだか残念なことに。

もう珍しいものは頼まないと心に誓う。

家へ帰ってすぐに郵便局へ傷病手当金の書類を出しに行こうと思っていたのが、家に着いたのが17時15分。

郵便局は17時までで、はいアウト。

〝ついてない〟。

最後は〝ついてない〟尽くしの連チャン。

向き合う覚悟と祈ること

でも後輩が私の顔を見て喜んでくれたから、結果良かったとしよう。

またLINEしても良いですか?と彼女は聞いた。

いつでもしてきていいよと答えた。

私の気持ちは伝えたつもり。

色々思うところはあるだろうけど、やっぱり体を一番に考えたほうが良いと。

彼女にちゃんと伝わっただろうか…。

暑いから気をつけて帰って下さいと、最後に彼女は言ってくれた。

気遣いの出来る素敵な女性。

これ以上、悪くならないことを祈ろう。

人の心配をしている場合じゃないかも知れないが、心配なのだから仕方ないよね。

そんなことを書いてるシリからまたタバコの匂い。

これは間違いなく例の症状。

喫煙ブースの匂いではないのは確かだ。

でももう怖くない。

私はこの症状と向き合う覚悟が出来た。

それは精神科クリニックの主治医のおかげ。

相性の良い、クマ先生のおかげ。

タオルやマスクで鼻を覆い、柔軟剤の匂いで嫌な匂いを掻き消す。

ゆっくりと息をし、呼吸を整える。

私も含め、私の周りの人達全てが幸せに過ごせること。

それが私の願い。

会えなくても互いに思いやれる心。

そんな見えないものを信じても、バチは当たらないだろう。





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