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Photo by
yzengo
僕とポップコーンと炎天下
煮たり焼いたり蒸したり茹でたり
僕らの好みに合わせて火加減調整
見上げる空は眩しく白く飛ぶ視界の中
フライパンの上で踊る哀れなポップコーンに
でもなってしまったかのようだ
上手く手足は動かないが太陽の照り返しの下では
どうしたって熱くてたまらないから
身体が勝手に動いてしまう
ホップ☆ステップ
タンジェントから導き出される
答えの一つにただいま地球の温度は上昇中
地球を覆うは我らの営みから排出された
二酸化炭素の類
目には見えなくとも肌身で感じる影響の深刻さ
間違いなく10年前よりは暑くなってきてる
夏の様相凶暴な太陽の日差し
眩しいくらいの空の下
痛いくらいの紫外線を浴びて
焼ける皮膚には
くっきりと刻まれた白と黒の境界線
滴る汗がアスファルトに落ちて
ジュワッと弾ける絶望感
喉を鳴らして欲する冷たい飲み物を
求めて自動販売機に駆け寄るが
あぁ10年前よりも値段の高いコカコーラ
熱くて暑くてあつくてアツくて
逃げてもにげてもニゲテモ
追いかけてくる夏の獣
噛みつかれたが最後離してはくれない
引き摺り込まれていく熱波のジャングル
アスファルトの上でゆらめく蜃気楼
夢を見ているかのようだ
夢ならば良いのにと思ってしまうほどに異世界感
立ち眩み熱くて危ない世界に
変わってきてしまっている
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