黒と白の世界

黒と白の組み合わせだけで

僕の世界は何色にでも

染まっていける

例えば虹と言う文字

虹がかかれば空の色は

当然青く晴れ渡り

雨雲を運ぶ風の色は灰色で

手にする傘の色は赤く

冷たく悴んだ手のひらは

ほんのりピンク色

水溜りには雨粒で

飾り付けられた街の色

走るトラックと

羽ばたく鳩の姿

想像していくだけで

色彩は際限なく膨らみ広がり

黒い文字だろうとも

世界はどこまでまでも

美しく描けるし

余白があれば

どんどん書き込んでいける

そしてあなたの想像力の

協力があれば僕の世界は

さらなる彩りを添えていける

どんなに小さく

些細な事柄からでも

人間の持つ想像性に

かかれば世界はどこまでも

美しく輝いて

創り出していける

だから僕は黒と白の可能性に

惹かれてしまう

なんにでもなれるし

どこにでもいける

何でも叶えられるし

叶えてあげられる

素晴らしき黒と白の魔法

想像力のなせる技

僕の指先から

君の脳みそへ

価値観も捉え方も

君と僕とでは

違っていたとしても

僕の伝えたい刺激的な感覚を

ほんのちょっとでも

届ける事が出来たのならば

それは僕にとって

とても幸せな事なのだ

虹がかかる空を

僕は君と一緒に見上げたい

そんな素晴らしき未来がくる事を願っている