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言われて嫌だった言葉ランキング

 こんにちは、とまよこ りゃんシーです。
 りゅうちぇる氏が自殺したと聞いたので、僕も今まで言われて嫌だったことを書いてみたいと思います。なんかLGBT理解の参考になればな~と。

1位…「僕っ子」

 「僕っ子」「ボクっ子」「僕っ娘」? 一人称「ボク」のボーイッシュ女子ですね。短髪短パンでスレンダーな子が多い感じです。あれはあくまで「女の子」だと僕は思っているから、女だと言われているようで傷つく。男で言うと「ジェンダーレス男子」がそれに当たるのか?「男の娘」はトランスジェンダーかな…その筋の人に聞いてみないと…。
 こういう発言って悪意がないから怒りややるせない気持ちをどこにぶつけていいのか分からないから辛い。いや、考えすぎなんだけどね…。
 ちなみにボクっ子は僕は好きです。

2位…「やっぱり女じゃん」

 身体的特徴を指して言われることもあるけど、やはり「社会的な性別」と比較して指摘されると嫌なものです。なんだろう、もう子供の頃のことだから忘れちゃったんですが…お人形遊びとか?そういうことをしていて「ほら、やっぱりお前女じゃん」とか言われるやつ。でも、こういうのって、僕を傷つけようという意図が見え見えなので、逆に、僕が女性であることを嫌悪していると分かってくれているのが嬉しいと言うか、「この人は僕が性同一性障害であることを理解したうえで傷つけようとしているな」と分かるので、心置きなくやり返せるからそんなに嫌ではないです。嫌ですけど。あと、「社会的な性別に囚われてて可哀想だなあ」と思うまであります。ただそうではないと証明することはできないので、単純に悔しい。
 もちろんセクハラも当然嫌です。普通の女性がセクハラを受けるのだって嫌なのに、FtMがセクハラ受けたら死にたくなるでしょうね。まあ僕は幸い美人ではないのであまり経験がありませんが…。ちなみに多くの女性は男性の種類によってはセクハラされても良いらしいんですが、その感覚が全く分からない(「死ねクソが、今すぐハサミでそのブラついてるもんぶった切ってやる」としか思わんが…)。

3位…「そういうのが好きなんだ」

 これは発達障害とも関わってくる問題なので複雑なんですが、発達障害はあんまり物事に好き嫌いがないわけですね。一時期、「刀剣乱舞」とか「戦国BASARA」とか流行ってたじゃないですか。それで、「ああいうので哲学者って見たことないな」と思って、女性向けの国木田独歩とか、折口信夫とかを100人くらいpixivのイラストを拝借して(笑)ポスターにして教室に貼ったんですよ。僕としては手応えあるかなと思ったんですが、知人に「そういうのが好きなんだ」と言われて一気にやる気を無くしたという思い出。まず、需要とビジネスチャンスと手応えという観点からしか見てなくて、自分が好きだから作ったと思われるという発想がなく、それを説明するためには発達障害もトランスジェンダーも理解されていなければならないわけで、当時高校生の僕にはそんな力もなく、ただ傷ついて終わりでしたね。もちろん他にも元素記号を擬人化した百合漫画も描いてたし、キノの旅みたいなSFも描いてたし、要するに僕には「好み」がない、、、というところから理解されなければならないというので絶望した思い出があります。ほかにも大学生になってからボーイズラブCDのアフィリエイトブログやってたら腐女子に腐女子だと思われていたらしく、僕もそれに気づかなくて(笑)「この人なんでBLの話ばっかりしてくるんだろう…」と思ってました。ある時決定的に齟齬があるのが分かって以来返事来なくなりましたけど。ま、あれは、詳しくもないのにアフィリエイトをやっていた僕も悪かった。全然売れなかったし。
 まあまだ若かったんで色んなジャンルに手出してましたね…
 だから今でも、ちょっとイケメンが出てきたりすると、「今、イケメン目当てで見てると思われてるんじゃないか」みたいに過剰に気にしてしまって結局こそこそ見てしまうのが余計恥ずかしいなぁって思う時ありますよ。意地を張っているかもしれない。
 ちなみに、実際、女性向けアプリとかによくある美麗イラストみたいなイラストは僕は好きです。真似しようとしても全く無理なんだが(笑)

 僕自身、べつに、まったく傷つかないで生きていくのはまあ不可能だと思ってますので、別にこういうのをやめろ!と言っているわけではありませんが、積み重なるとキツいのは仕方ないよねって思います。
 あと僕は鍋料理って味が薄くてあんまり好きじゃないんですけど、それを父に言ったら「オナベなのに?」と返されたり。心に余裕がある時は笑って流せることも、積み重なるとキツい時もあるよねーというギリギリラインのジョークをかましてくる父…(でも、オナベであることは受け入れられているというのが分かるから救われている部分もある)。外の社会でオナベって言われたことないなあ。母はまだ頑なに「あなた雨女ね」とか言ってきますね。こういうほうがきついんだわ。
 まあ、僕は、発達障害やトランスジェンダーは「障害」だと思ってるので、話題にしないのが適切だと思いますよ。変にいじっても良い事ないかと…。大体の人がトラウマ抱えてるし。

 性別って、生きる摂理であり、子孫を残すって言う生物の存在意義と直結してるじゃないですか。それが歪んでいるということは、自然の摂理からはみ出した、言ってみればアンドロイドのような人工物が人間を羨むような苦しみが根底にはあると思います。いや、アンドロイドにそんな葛藤があるかは知らないけどさ。

 発達障害って、出来ないものは出来ないから、むしろ開き直りやすいからいいんですけど、LGBTの場合は自分を偽ろうと思えばできるから、そのぶん自分自身で苦しみやすいなと思います。とはいえFtMの苦しみとMtFの苦しみでは質が違うだろうけどね。その辺りはグラデーションなのかもしれません。ニューハーフって達観した人多いイメージあったけど、メンタル弱い人は死んでたからなのかと思うと納得しました。

 以上、とまよこ りゃんシーでした。


発達障害なりに色々考えて生きてます。応援していただけると嬉しいです。