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音楽制作のヒント

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音楽制作のヒントになりそうなことを書いています。あとは個人的なメモだったり。
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正しいパクり方

正しいパクり方

パクリにも作法がある「パクリ」は度々炎上してニュースになります。特にイラストや漫画界隈では頻繁に起こっています。

しかし創作において一切模倣をせずに完全なオリジナルを作ることは不可能なのであり、必ず誰かの影響を受けているのです。違いは自覚してるかしていないかだけ。

炎上をしないためにも、音楽での「正しいパクり方」をお教えします。

正しいパクリ方は「感動の再現」にあるこれから音楽を作りたい方は

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「勘違い」を解決すれば大きく伸びる

「勘違い」を解決すれば大きく伸びる

自己流でつまずく原因のひとつに「勘違い」があります。

ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんがロンドンハーツというテレビ番組で100m走を披露したことがあるのですが、その走り方は独特でとても遅かったのです。
本人曰く「ふとももを高く上げると早く走れると思った」と話していました。
実際はその勘違いせいで必要以上に腿を上げてしまい結果遅くなっているのですが、本人は自分なりに速くなる工夫をした結果遅くなっ

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100年後残る曲について

100年後残る曲について

「100年前の曲を誰も知らないのだから、米津玄師ですら100年後残らない」的なことを書いてる人を見かけました。さすがに100年前と今では条件が違いすぎます。

100年前はまともに録音環境がありませんでした。だからそもそも録音が残ってないですし、たとえ録音物が残っていたとしてもその音質は悪すぎて今普段使いで聴けるレベルのものではありません。

しかし、今は音楽制作と録音が超低コストになり、スマホひ

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今、プロの作曲家になるための現実的かつ具体的な方法

今、プロの作曲家になるための現実的かつ具体的な方法

結構よく受ける質問に「プロの作曲家にはどうやったらなれるか?」というのがあります。この質問、プロ作曲家というものを質問者がどう捉えてるのかによって返答もかなり変わるのですが、私なりに考えたプロ作曲家になる方法を書き記しておきます。

まず、ここで言うプロの作曲家の定義は、企業からの依頼で曲を作る人のことを指します。

実際にプロとしてやってる人じゃないとこの話説得力がないと思うので、軽く私の自己紹

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作曲に音楽理論は必要か?

作曲に音楽理論は必要か?

DTM界隈などでよく起こる論争に「作曲に音楽理論が必要か?」というものがあります。

作曲は、人によっては音楽の学校に通わずとも、入門書すら読まずにできるようになれます。だから、そのように自力で作曲ができるようになった人は「音楽理論は必要ない」という人も多いでしょう。
一方、アカデミックに基礎をしっかりと学び積み上げて作曲できるようになった人は「音楽理論は必要」という方が多いんじゃないかと思います

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音楽活動と家族友人へのカミングアウトについて

音楽活動と家族友人へのカミングアウトについて

音楽活動をしている人が、そのことを家族や友人に知ってもらうかどうか。
心情的には知ってほしいし、応援してほしいと思うでしょう。

しかし、私の経験から言わせてもらうと、音楽活動をしていることを家族友人に知られることはマイナスになることがほとんどでプラスはありません。
若いうちはプロ・アマ関わらず、あえて自ら家族友人に言わないことを推奨します。

音楽活動をカミングアウトすることにるマイナス活動をバ

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才能とは「解像度」と「再現力」

才能とは「解像度」と「再現力」

音楽には才能という言葉がよく使われますが、才能とは一体何でしょう?
一般的に使われる才能という言葉は、始めたすぐに何故かメキメキと上達してしまう人のことを「才能がある」なんて使われることが多いように思います。
そこには具体的な理由はなく、天から与えられた不思議な能力ぐらいの曖昧な感じです。

私は、才能とは「解像度」と「再現力」だと考えています。

私は、小学4年生でエレクトーン教室で習い始めて半

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音楽理論を勉強しても曲を作れない理由

音楽理論を勉強しても曲を作れない理由

音楽制作を始めたばかりの方で熱心に音楽理論、難しい入門書から勉強する方がいるんですけど、まず結論というか、先に誤解を解いておかないといけないと思うのが、そもそも音楽理論って勉強しても曲が作れるものじゃないんです。

なぜなら、音楽理論は作曲・良い曲の方程式とかそういうのじゃないんです。

たとえば、科学って自然界に存在するものとか起こる現象とかを研究分析して解明します。そうすると、その解明した法則

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私がDTMerという言葉を使わない理由

私がDTMerという言葉を使わない理由

私はDTMerという言葉は使っていません。響きが好きじゃないというのもあるんですけど、一番の理由は音楽制作をデスク上で限定するというのはもったいないという考えからです。

DTMerという言葉を使う人が別にDTMしかやらないというわけではないとは思いますが、案外こういうのって言葉に縛られたりする人もいるのです。といいますか、私がそういう人なんです。

私はまだDTM、DTMerなんて言葉がない昔に

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音楽制作を始めたら、ノートを用意しよう

音楽制作を始めたら、ノートを用意しよう

音楽制作をするにあたって、いきなりDAWに向かって作り出すのはあまりよろしくありません。

音楽制作を始めたばかりの人が最初にすべきことは、紙のノートの用意です。メモアプリやスマホではなく、紙のノートをご用意ください。紙のノートはDAWの邪魔はしませんし、充電の必要もなく、ソシャゲも出来ないというすごい利点があります。

このノートにまず書くことは、好きなアーティストや曲の名前、その他作りたい曲の

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音楽制作やる人は、絵も文章も書かいてみよう

音楽制作やる人は、絵も文章も書かいてみよう

創作ってイメージを具現化するという行為で、その表現に音楽とか絵とか文章とか、体を使ったパフォーマンスとか、いろいろあるわけです。

このテキストを読んでいる人はおそらくその中から音楽選んだ人でしょう。ですが、別に音楽をやるから絵は描いちゃいけないことなんてありません。自分の作りたい脳内のイメージを出力する手段は多いほどいいのです。

それは別に世に出さなくてもいいのです。むしろ世に出そうなんて考え

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