マガジンのカバー画像

[Linp] 最奥の自己から愛を込めて

33
運営しているクリエイター

記事一覧

アンメットの主題歌『会いに行くのに』を深掘り解釈したらやっぱり”愛を求める叫び”でいっぱいだった

アンメットの主題歌『会いに行くのに』を深掘り解釈したらやっぱり”愛を求める叫び”でいっぱいだった

前回はドラマ-アンメットが愛に溢れる素晴らしい作品であることをストーリーにフォーカスしながら形而上学の側面から解説してみましたが、今回はこのドラマの音楽にスポットを当ててみたいと思います。

素晴らしいドラマってそのストーリーや役者のみなさんの演技の良さだけでなく、それを支える音楽もやっぱり大切ですよね。

「会いに行くのに」はドラマの終盤で登場人物たちのほっこりする場面にぴったりの爽やかな曲でし

もっとみる
ドラマ-アンメットのタイトルを深掘りしたらそこには”愛を求める叫び”があった

ドラマ-アンメットのタイトルを深掘りしたらそこには”愛を求める叫び”があった

アンメット、近年見たドラマの中でも丁寧に作られたとても良い作品でしたね。

制作陣や役者の方々の純粋な熱意がそのまま毎話画面を通して感じられました。

もちろん原作の漫画が素晴らしいからというのもあるのですが、本当に最終話まで愛に溢れた歴史に残る医療ドラマだったと思います。

SNSやyoutubeでたくさんの方が様々な視点からこのドラマの感想やレビューを挙げていたものを見ましたが、僕自身は内なる

もっとみる

358という数字をコース的視点で読み解く

よく街中を歩いていると、すれ違う車や駐車場に止まっている車のナンバープレートが358のものをよく目にします。

今や多くの人にとって人気のあるこの358という数字ですが、振り返ると最初にこの数字を世に広めたのは小林正観さんでしたね。

そういえば、昔よくこの方の本を読んでいた時期がありました。

小林正観さんは、この358という数字について本の中でこのようにおっしゃっていました。

一度この数字を

もっとみる

「間違い」の「間」の漢字の成り立ちからも赦しは理解できる

今、立て続けに「間違い」についての記事を投稿しています。

と言ってもずいぶん前にメモしていたものが出てきたものですが日の目を浴びたがっているよう思えたので記事にしています。

現在、私たちが使っている「間」という漢字はどうやら俗字だそうです。

俗字とは、異体字の一種で正字(正式の字体)に対し、正式ではないが世間一般で広く行われている字体を意味するそうです。

ではどこが正式ではないのかというと

もっとみる

「間違い」、そして「間」とは何か?

今回は、「間違い」という言葉そのものと「間」という漢字を独自に解釈していきたいと思います。

まず「間違い」の「間」は「時間と空間」の両方を意味しています。

よって「間違い」とは、今というこの瞬間しかない永遠に、自我(エゴ)が「時間と空間」という概念を用いて、神と神の子の一体性を分断しようとする間違ったアイデアということです。

そして、それは単なるアイデアに過ぎないので取り消しが可能です。

もっとみる

「罪」と「間違い」の違いを明確にする

「罪」とは、それが既に起こったことが前提にあるが故に取り消しが不可能なものです。

しかし、「間違い」(誤り)であれば訂正は可能です。

「罪」とは神からの分離が実際に起こったことであるのに対して、「間違い」は神から分離することが出来たとただ単に信じただけに過ぎません。

つまり、もし私たちが「間違い」という言葉を

”神から分離したという間違いを赦す”

というような解釈でコースの赦しを捉えてい

もっとみる
特別性と罪悪感の関係(5/5) 〜「自我の救済計画」と「神の救済計画」〜

特別性と罪悪感の関係(5/5) 〜「自我の救済計画」と「神の救済計画」〜

特別性と罪悪感の関係(1/5)〜特別であることの魅力とその危険性〜
特別性と罪悪感の関係(2/5)〜攻撃と防衛のサイクル〜
特別性と罪悪感の関係(3/5) 〜「特別な憎悪」と「特別な愛」〜
特別性と罪悪感の関係(4/5) 〜「特別な関係」から「神聖な関係」へ〜

「自我の救済計画」と「神の救済計画」神からの特別な愛を望むという密かな願望から生まれた特別な関係の中で、自我(エゴ)の憎悪が勝利をおさめ

もっとみる
特別性と罪悪感の関係(4/5) 〜「特別な関係」から「神聖な関係」へ〜

特別性と罪悪感の関係(4/5) 〜「特別な関係」から「神聖な関係」へ〜

特別性と罪悪感の関係(1/5)〜特別であることの魅力とその危険性〜
特別性と罪悪感の関係(2/5)〜攻撃と防衛のサイクル〜
特別性と罪悪感の関係(3/5) 〜「特別な憎悪」と「特別な愛」〜

「特別な関係」から「神聖な関係」へさてここまで、あなたの心を罪悪感を閉じ込めておくための一つの巨大な箱として語ってきたわけですが、ギリシャ神話にはこのことを示す物語があります。

それが「パンドラの箱」と言わ

もっとみる
特別性と罪悪感の関係(3/5) 〜「特別な憎悪」と「特別な愛」〜

特別性と罪悪感の関係(3/5) 〜「特別な憎悪」と「特別な愛」〜

特別性と罪悪感の関係(1/5)〜特別であることの魅力とその危険性〜
特別性と罪悪感の関係(2/5)〜攻撃と防衛のサイクル〜

「特別な憎悪」と「特別な愛」さて、これまで「怒り」として説明してきたものは、実際には投影が呈する形態のうちの一つに過ぎませんでした。

コースは攻撃の二つの形態に相当する二つの「特別な関係」というものについて述べていますが、怒りというのは、その二つのうちの最もあからさまな形

もっとみる
特別性と罪悪感の関係(2/5)〜攻撃と防衛のサイクル〜

特別性と罪悪感の関係(2/5)〜攻撃と防衛のサイクル〜

特別性と罪悪感の関係(1/5)〜特別であることの魅力とその危険性〜

攻撃と防衛のサイクル次に構築されるのが、攻撃と防衛を繰り返す二次的なサイクルです。

あなたが自分に罪があると信じて、自分の罪悪感を他者に投影して他者を攻撃したなら、あなたは自分の有罪性は罰せられて当然と信じることになります。

つまり、あなたは相手を攻撃したのだから、相手から反撃されるに値すると信じるようになります。

ここで

もっとみる
特別性と罪悪感の関係(1/5) 〜特別であることの魅力とその危険性〜

特別性と罪悪感の関係(1/5) 〜特別であることの魅力とその危険性〜

特別であることの魅力とその危険性

今回は目醒めへのプロセスにおいて、あなたが最も抵抗感を覚え、また認識しづらく、それ故に最も恐れている「特別性」とそれに密接に関連した罪悪感について解説していきたいと思います。

この特別性の魅力は、分離の階梯を神との一体性へと戻っていく過程において最大の躓きの石となり得ます。

なぜなら、自我(エゴ)にとってみればこの特別性というものの正体こそがあなたに最も気付

もっとみる
時間とは何か? 時間の目的とは?(4/4)

時間とは何か? 時間の目的とは?(4/4)

時間とは何か? 時間の目的とは?(1/4)
時間とは何か? 時間の目的とは?(2/4)
時間とは何か? 時間の目的とは?(3/4)

時間についての解説を続けます。

この原理は、コースの根本的なゴールについて語っています。

そのゴールとは、あなたが自分の人生のすべての日々のすべての時間を、聖霊やイエスがあなたに見せようとしている通りにものごとを見続けながら過ごせるように助けることです。

これ

もっとみる
時間とは何か? 時間の目的とは?(3/4)

時間とは何か? 時間の目的とは?(3/4)

時間とは何か? 時間の目的とは?(1/4)
時間とは何か? 時間の目的とは?(2/4)

前回の記事で、「奇跡の原理13」より

”奇跡は始まりでもあり終わりでもあり、それゆえに、時間系を変更する”

という概念について述べました。

これは、奇跡が問題をピックアップするように隔離して「今あなたが集中すべき問題はここにあります」というのと同じ意味である、と理解することができます。

そして、それを

もっとみる
時間とは何か? 時間の目的とは?(2/4)

時間とは何か? 時間の目的とは?(2/4)

時間とは何か? 時間の目的とは?(1/4)

次に、コースにある「50の奇跡の原理」の中から「時間」に関連したものをいくつか取り上げながら解説していきたいと思います。

奇跡が行うことというのは、言わば「この経験のうちの特定のいくつかの一断片をとりあげて、あなたが対処しなければならないいくつかの問題の領域として隔離する」ということです。

そして、その特定の断片というのはすべて、分離を信じる信念や

もっとみる