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ブログ 今昔“比較”物語  

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昔は佳かった。年寄りの口癖ナンバーワン。しかし「温故知新」的なスタンスで読んでいただける方が、少しでもいてくだされば、これほどの幸いなしと考えます。昭和人による、平成人のための…
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地球が危ない!

地球が危ない!

 前回のSDGsに関する投稿は、文藝春秋社協賛の「未来にためにできること」というコンクールの応募のために書きました。1000字という制限内では、明確なエビデンスやレトリックの工夫もかなわず、ロジックのガタついた、言いっぱなしの粗末な骨組みだけで終わりました。不快な思いをさせてしまったとすれば、お詫びするだけです。

 世界全体の問題として言われていることを、個人的なアクセサリ感覚や利潤追求の手段と

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躾(Discipline)は?

躾(Discipline)は?

 5S運動と呼ばれているそうですが、ご存じでしたか?思うところあって、「躾」の定義をググった時、5Sの検索結果の羅列を初めて見ました。どうやら、一般企業が職場環境の改善を目的として行われているそうです。

 最初の4つは、なんの疑問もなく理解できます。しかし、「躾」が同レベルで挙げられているのには、非常に違和感があります。なぜなら次元の違う分野だからです。また、躾によって望ましい生活習慣を身につけ

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もうすぐ四半世紀

もうすぐ四半世紀

 秋分の日を含む3連休は、21世紀生まれの二女のバースデイでした。しかし、22日 (土)は最高気温15℃に震え上がり、久々に持病が再発、発熱。結局3日間、38.6℃を下回らず、最高で39.7℃まで上がりました。

 こんな状態になっても、夕飯をがっつり食べて、カロナール飲んで、すぐ寝床で爆睡、大汗かいて、10時過ぎには、悠々と入浴。翌日はいつも通りに出勤する。こんな姿を見慣れているので、家族には季

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850大好き!

850大好き!

 上の写真は、神奈川県相模原市のボルボ専門店 Doctor V 様の広告から引用させていただいたことを、あらかじめ申し述べます。このお店から、昔乗った愛車をもう一度ということで電話したのが、10年ぐらい前です。お世辞ではなく、信用できるボルボ屋さんです。特にクラシック・ボルボについては、メンテナンス面において、日本一頼りになる専門店として、個人的に保証いたします。

HP:https://doct

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峠の茶屋にて

峠の茶屋にて

 国道46号線は、秋田県と岩手県を結ぶローカルな交通の要衝。しかし、県境には奥羽山脈が立ちはだかっている交通の難所です。そこに建設されたのが、長ーい仙岩トンネルです。このトンネルを通る度、いつも思い出すことがあります。

 年に3回は、この道を通り、岩手大学での日本学校心理士会北東北支部の研修会に参加しています。これに出ないと、ライセンス失効になってしまいます。この資格は、1998年に取得しました

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「M」の時間

「M」の時間

 2年間の安穏な教職大学院(出張扱い)生活を終えて、通常勤務に戻った年。所属していた中学校で、3年A組の学級担任を命ぜられた。全校生徒1,100名余。当時の3年生は、全8学級。生徒数350人余のリーダー学級たれというお達しであった。

 勤務校は、荒れていた。問題行動も続出していた。ただし、その中身が、以前とは大きく変化していることに気づいた。以前に比して、生徒たちの心の潤いは激減していた。枯渇状

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コスパな家なんて

コスパな家なんて

 2000年に自宅を新築。その時、最初に学んだのが「半値八掛け」という業界用語でした。住宅メーカーは、施主が捻り出した資金の半値八掛けのコストの家を、堂々と販売しています。しかし、断じて違法ではありません。なぜなら、企業が利潤を追及していくのは、ごく当然のことだからです。

 一般社会には「利益率」という言葉があります。売買に、利益が発生するのは、当然です。住宅メーカーでも、同じことです。ちなみに

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Ojisan’s Loneliness

Ojisan’s Loneliness

 幼なかった頃、確かNHK教育テレビの「みんなの歌」で聞いたと思います。

「1年生になったら、1年生になったら、友だち100人できるかな ♪」

 好きな歌だったようで、よく歌っていたと母親に聞きました。入学した小学校は、1学年3学級。100人余の集団でした。その当時100という数字は、幼なかった私の想像できる数の概念をはるかに超えていたのでしょう。とにかく、たくさんの友だちができることをずいぶ

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エアコン・クライシス

エアコン・クライシス

 毎年恒例という表現は、明らかに不適切ですが、最近の自然現象は異常です。ニュースでは「これまで経験しなかった」「観測史上最も」「命の危険を感じる」など、言い方がどんどんエスカレートしてきています。

 昔々は「日射病」と呼び、真夏の屋外に何時間もいても、帽子を被ったりして、日差しを避けると、まず大丈夫。ソフトテニスの監督時代は、カッコつけて帽子を被らない奴がバタンと倒れたものでした。木陰に運んで、

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