月-yue-

怪文書を吐く人

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記事一覧

生きている

君の好きなボーカリストが歌ってる 気怠い低気圧の夜のような 頭痛のようなうたを歌ってる 君の好きなバンドのライブに行ったんだ ひとりで行きました 今度行こうねって話…

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2年前

死神は春に生まれ来て

死神は春に生まれ来て 東洋の島の 水仙咲く初春 生まれしは 美しき死神 眸は蛇で 鎌は持たず ただ音を紡ぐ長い指 跨る馬の名は絶望 彼は唄った 借物の声で 只管唄えば 軈…

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2年前
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RASEN phobia

Die Zeit heilt alle Wunden!? ずっとほざいてろ おまえなんかな 嫌い 嫌い 嫌いだ みんなみんな死んだぜんぶ ぼくの前を通りすぎて だけどだけど変だなんか なんでなん…

月-yue-
2年前

告解

腐敗を経て二度死なせたくて きみのはじめてを火葬すんだよ 解せぬことばかり越えたさ べたべたと厭らしく纏い付くね 経験ってものは いつだってそうで だれだってそうで …

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2年前

4番線の葩

ぴんく ぴんく 白 きいろ 赤、 赤、赤、赤、赤、線路の葩よ 牙を抜かれた獣はいまこそ 毒を纏いて生まれ変わった 悲鳴 悲鳴 呆然と怒号 もっと花弁を散らせよ葩よ 痛…

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2年前

Others'〜蛇王の最期

翻る須臾の鱗を 聖騎士の矢が撃ったときいて たしかに首級は見知った眸 まだ柔い頬にすべる指 でも待ってくれ、果敢な射手よ! ファンファーレが鳴らないじゃないか!? …

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2年前

天は粟を雨降らし、

ジュラルミンの棺桶と汗ばんだ君の手と 混ぜ合わせた絵の具のように道徳は滲んでく この儘ぼくらはどこにでも行けるだろうか それとも死体になるまでここで 無味の幸福を愛…

月-yue-
2年前

飛蝗ナツキくん☆電撃AVデビュー!!

前世は神の愛犬なのさと ユメに託けてわらった 、、 べえ その実ただのメンヘラのくせに ユメを見ていた彼の話だ。 銀河のフリスビー投げ合った 遠い夏はもうここにないね…

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2年前
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MasKed bOY

仮面の下ぢゃきみの素顔が 哭いてたってだれもみてません それって悲しいことかい そう思うならってどうもならんやん 道化のメイクがとっても上手さ 人心ツカむの、もっと…

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3年前

眼球アナルと死の腺液

――13丁目の麻辣通りで 悪夢の欠けらが見つかりました。 捜査は難航、残る手掛かりの 味醂の匂いをたどるイヌ 「鷺浦市連続脳内ハック事件」の 被害者への聴取は困難―― …

月-yue-
3年前
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統合に難があっても長谷部くんは陽キャです

宇宙総司令部が彼を付け狙ってます 宇宙総司令部が彼を付け狙ってます どっかの宗教団体が彼を付け狙ってます どっかの宗教団体が彼を付け狙ってます だから闘わなくちゃ…

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3年前

シオランの墓標

罷り間違う不在 ラディカルな厄災 番い I am 奴隷 愛玩具な存在 アナーキー・ダーティ・ワーク「無罪」 マニアックな崇拝 死体→ライラック→腐敗。在りますか?救済 …

月-yue-
3年前

笑うかいじゅうと泣くかいじゅう、それから。

笑ウかいじゅう名をガティアと云います 種族はかいじゅうです でも自らをヒトと信じたまま 大人になりました 当たり前のことが 蜘蛛の糸みたいに 張り巡らされてるこんな…

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3年前

ウツロねこ症候群

機能しないシステムも システムの機能だよって 誰か言ったならそいつ呼んできて 0も弐もグラハム数も ここに収束するよって 誰か言ったならそいつ連れてきて ハチワレの…

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3年前

ぼくのハンス

さっきのサラダと糞便、ザーメンで君は歓喜した。描破せらるべき凄艶、誓言にぶちまけてんだ。まるで。 身体は即ち、皹入った電球の遺骸。膺懲せられるべきぼくらのまだ明…

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3年前
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生きている

君の好きなボーカリストが歌ってる
気怠い低気圧の夜のような
頭痛のようなうたを歌ってる

君の好きなバンドのライブに行ったんだ
ひとりで行きました
今度行こうねって話してたけど
僕はひとりで行ったよ

会えぬ人が死びとと変わらぬのであれば
僕の心もきっと解けてゆきましょう
答え合わせが怖いだけだ
合わせる顔もないしな

君の好きなボーカリストが生きている
死んでるみたいでも生きている
僕の希望はそ

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死神は春に生まれ来て

死神は春に生まれ来て
東洋の島の
水仙咲く初春
生まれしは
美しき死神

眸は蛇で
鎌は持たず
ただ音を紡ぐ長い指
跨る馬の名は絶望

彼は唄った
借物の声で
只管唄えば
軈てその音は充たす
巨大な箱庭を

滅亡の年の
鈴蘭咲くときに
目覚めしは
麗しき死神

爪は珠玉
羽を持たず
ただ凛と立つ銀の背骨
発声器官の名は奇跡

彼は唄った
彼のその声で
只管唄えば
軈てその音は響く
無窮の地の果てへ

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RASEN phobia

Die Zeit heilt alle Wunden!?
ずっとほざいてろ
おまえなんかな
嫌い 嫌い 嫌いだ

みんなみんな死んだぜんぶ
ぼくの前を通りすぎて
だけどだけど変だなんか
なんでなんで奴がここに?

貴様の屍体は六月に
朧に月をかくしただろう!?
貴様の屍体は九月末
地面のシミも消えただろう???!!?

DOKTOR!!!!

そうかこれはわるい夢か
はやく醒めてしまわないと

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告解

腐敗を経て二度死なせたくて
きみのはじめてを火葬すんだよ
解せぬことばかり越えたさ
べたべたと厭らしく纏い付くね
経験ってものは
いつだってそうで
だれだってそうで
識るほど汚れていくのがわかって
まだ恋はパレイドリアでも
優しい停滞を求めてる
わかるよ
わからないってわかるよ
わからないって愛想で笑って
後で中指立てんのもわかる
いつだって僕は写実主義だよ
ちっとばかし夢想家なだけの
悲しい理屈

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4番線の葩

ぴんく ぴんく 白 きいろ 赤、
赤、赤、赤、赤、線路の葩よ
牙を抜かれた獣はいまこそ
毒を纏いて生まれ変わった

悲鳴 悲鳴 呆然と怒号
もっと花弁を散らせよ葩よ
痛みなど最早、恐るるに足らず
総て暴け世界の欺瞞を

京王電鉄駅員の
溜息はもうエコーチェンバーさ
そして憂世は死んでいく
ゴム手袋越しに死ぬんだね

ぴんく ぴんく 白 きいろ
美辞も麗句もただ真空で
ならば何度でも咲けよ葩

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Others'〜蛇王の最期

翻る須臾の鱗を
聖騎士の矢が撃ったときいて
たしかに首級は見知った眸
まだ柔い頬にすべる指
でも待ってくれ、果敢な射手よ!
ファンファーレが鳴らないじゃないか!?

羽のないそのいきものが
しゅうと舌を出し哂ったときに
心臓がこう俘囚に甘んじ
論う死の馥郁を
気付けば愛してしまっていたのだ

「翻る須臾を射止めよ」
細動する、蠕動して煽動する、
緩い殺意は舐らるるままに。
でも待ってくれ、麗しき君

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天は粟を雨降らし、

ジュラルミンの棺桶と汗ばんだ君の手と
混ぜ合わせた絵の具のように道徳は滲んでく
この儘ぼくらはどこにでも行けるだろうか
それとも死体になるまでここで
無味の幸福を愛でるのだろうか

酩酊と悪夢のあわいの束の間の現実が
だらしなく垂れる長針をことさらに光らせる
騎馬の嘶きがやっとの眠りを妨げて
不快を顕にした儘で君は左の口角を上げた

髪の長い友人がこの程甘味を口にしないのは
痺れの中に焦燥の味を聴

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飛蝗ナツキくん☆電撃AVデビュー!!

前世は神の愛犬なのさと
ユメに託けてわらった 、、 べえ
その実ただのメンヘラのくせに
ユメを見ていた彼の話だ。

銀河のフリスビー投げ合った
遠い夏はもうここにないね
回旋塔の薄長い影で
いびつな恋が音もなく割れた

きっと間違ってなかったんだよ
ただ痛みの前では正しさなど無力なだけで

愛されたい訳じゃないから
一晩だけで構わないから
真実などは彼自身にすら分からないからね

ボクには君しかい

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MasKed bOY

仮面の下ぢゃきみの素顔が
哭いてたってだれもみてません
それって悲しいことかい
そう思うならってどうもならんやん

道化のメイクがとっても上手さ
人心ツカむの、もっと上手さ
呆気なく生まれ変わッても
まぁそれはそれでいいんじゃないすか

1.「涅槃」「嗜虐」と「弑逆」注いで
2.「規範」「無力」に「感」を少し塗り
3.上澄みの「愛」で香り付けたら
4.あとは美味しくいただきます!

ねーそこのきみ

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眼球アナルと死の腺液

――13丁目の麻辣通りで
悪夢の欠けらが見つかりました。
捜査は難航、残る手掛かりの
味醂の匂いをたどるイヌ
「鷺浦市連続脳内ハック事件」の
被害者への聴取は困難――

主犯はいう。死を想え。
共犯Aはただ哂う。
共犯Bは彼此3日も融かした脂肪で声明文を綴り続けてる。
主犯はいう。生をみよ。
共犯Aは指を咬む。
共犯Bは彼此3日も砂糖を舐めて推敲作業の手を止めずいる。
彼らは指を搦めたままで。

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統合に難があっても長谷部くんは陽キャです

宇宙総司令部が彼を付け狙ってます
宇宙総司令部が彼を付け狙ってます

どっかの宗教団体が彼を付け狙ってます
どっかの宗教団体が彼を付け狙ってます

だから闘わなくちゃね長谷部くん
だれも耳を貸さないし
皆が君を嗤うだろうが
選ばれし者の矜恃のもとに
「闘わなくちゃ」と長谷部くん

統合に難があっても長谷部くんは陽キャです
行ったり来たりの袋小路、軽く飛び越えた壁
人生はなんといっても伽藍堂の伏魔殿

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シオランの墓標

罷り間違う不在 ラディカルな厄災
番い I am 奴隷 愛玩具な存在

アナーキー・ダーティ・ワーク「無罪」
マニアックな崇拝
死体→ライラック→腐敗。在りますか?救済

重い命がとっても軽くて
尊い命は使い捨て
切なる願い「死にたくないよ」を
嘲笑うように時は経つ

やめてよ、その墓標には
唾を吐かないでそっとしといて
何に縋ればいいんだ?
何を歌えばいいんだ?

帰れない、首を吊らなけりゃ

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笑うかいじゅうと泣くかいじゅう、それから。

笑ウかいじゅう名をガティアと云います
種族はかいじゅうです
でも自らをヒトと信じたまま
大人になりました

当たり前のことが
蜘蛛の糸みたいに
張り巡らされてるこんな世界を
嘲笑しています

奴が「右を向け」って言った
みんな右を向いて命令を待ってる
彼はhi-liteに火をつけて
ゲーセンに向かいます

ただしいひとが石を投げりゃ
彼はコンクリ片で
そいつの頭をカチ割るんです
ニヤリと嗤い

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ウツロねこ症候群

機能しないシステムも
システムの機能だよって
誰か言ったならそいつ呼んできて

0も弐もグラハム数も
ここに収束するよって
誰か言ったならそいつ連れてきて

ハチワレのニャーゴ 車に轢かれて
カナヘビのカナト 虫かごで死んで
ニンゲンの僕はNotサピエンス
待て 偉大なる同志の御前だ!

量子もつれとデスマスク
言いたいことってそれだけ?ばーか
痴情のもつれとてピラルク
アンタの好きなサカナ

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ぼくのハンス

さっきのサラダと糞便、ザーメンで君は歓喜した。描破せらるべき凄艶、誓言にぶちまけてんだ。まるで。
身体は即ち、皹入った電球の遺骸。膺懲せられるべきぼくらのまだ明けぬ夜は終わらせない。
ブツ切った蛇のスープ。
調味料は適当で良し。
それと鮪の目玉。
山葵は多めが宜しい。
ねェ?
まったくこんな要らん器官に拠り誰も彼も泣いてんじゃん?
「決して侵しちゃいかん」欺瞞だけ正常なみたいな顔な、何なの。
明日

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