ぼくのハンス

さっきのサラダと糞便、ザーメンで君は歓喜した。描破せらるべき凄艶、誓言にぶちまけてんだ。まるで。
身体は即ち、皹入った電球の遺骸。膺懲せられるべきぼくらのまだ明けぬ夜は終わらせない。
ブツ切った蛇のスープ。
調味料は適当で良し。
それと鮪の目玉。
山葵は多めが宜しい。
ねェ?
まったくこんな要らん器官に拠り誰も彼も泣いてんじゃん?
「決して侵しちゃいかん」欺瞞だけ正常なみたいな顔な、何なの。
明日は牧場にでも出掛けるかい?

さっきのサラダにスパイス、流血で君は狂喜した。斬首もせらるべきぼくらの締め切った部屋は爆弾です。
砂糖漬け猫のヌガー。
恋に紛うラグドゥネーム?
白痴女の乳房。
…は、糠にでも漬けておくか。
ねェ?
まったくこんなヤバい契機にさえ腥さはフィクションか。
「断じて許しちゃならぬ」何遍と真面目だみたいな御託、またかよ。

【皆様に於かれましても御存知のことだろうが、ぼくらは上手くやってます。念の為ね。それだけです。F&H】

「護りたい人が誰にでも居るんなら」
あの日の空の痣をぼくはまだ覚えている。
「欠片でも多くこの僕になればいい」
君が揉み消す煙草とたわ言。

まだ明けぬ夜はもう止まらない。

発酵した脳のソテー。
蛆の湧く脳のソテー。
発酵した世界はさ、
また少しぼくらになった。

「ねぇ?まったくこんな要らん器官に拠り誰も彼も泣いてんじゃん? だけどさ、単なる筒じゃ、あの空は誰の為、蒼いの?」
「さぁ、ほんとにこんなヤバい契機ですら値札を貼って売られるし。畢竟、philosophyなどぼくらだけ真に解しているんだろう、たぶんね」
ねェ、ぼくのハンス。可愛い気狂い。
「明日も牧場に、」「否、ふたりがいい。」

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