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悪い心を断ち切る

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悪い心が生まれるのを防ぐ 悪い心に対処する
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比べる心が人を孤独にする

比べる心が人を孤独にする

皆さんは、親しいと思える人と一緒に毎日を楽しく過ごしているでしょうか?
それとも親しいと思える人がいなくて、毎日に孤独を感じているでしょうか?

もし孤独を感じているのであれば、仏教で言うところの慢が強いのかもしれません。

慢とは、自分と他者を比較する心のことです。

慢には大きく分けると3種類あります。

一つ目は高慢です。
高慢とは、自分は他者より優れていると感じる心のことです。

二つ目は

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生命の平等性を観察する

生命の平等性を観察する

いのちの本質はみんな同じです。

みんな同じように、
心と体を持っています。

みんな同じように、
息を吸って吐いています。

みんな同じように、
年を取り、病気になり、やがて死にます。

みんな同じように、
様々な苦しみを抱えています。

みんな同じように、
「幸せになりたい」と願っています。

どんな人の心にも、
欲、怒り、無智、憎しみ、恨み、嫉妬、恐れ、悲しみ、焦り、不安、緊張、慢といったネ

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外見への執着を手放す

外見への執着を手放す

自分の外見に執着すると、
人生は苦しみに満ちたものになります。

理想の外見を手に入れられなければ、
自分に自信を持てません。
「なんて醜いのだろう…」
「こんな自分、大嫌い!」
と自分自身を嫌悪して、怒りのエネルギーを溜め込みます。

怒りには、その人自身の心を苦しめる性質があるので、人生は瞬く間に悪い方へ、暗い方へと回転していきます。

外見への執着が度を越し、怒りを溜めすぎると、摂食障害にか

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内なる喜びと幸せの種に気づき、育てる

内なる喜びと幸せの種に気づき、育てる

最近は心の状態が悪い方に転がり、
食に走ってしまう日が続いていました。

そんな苦しい状況のなか、
強く思ったことがあります。

それは、内なる喜びと幸せの種に気づき、
育てることが、生きるうえでとても大切だということです。

内なる喜びと幸せ内なる喜びと幸せの種に気づくというのは、
たとえば、無数の生命や自然が届けてくれた食べ物に幸せを感じること。

自然の中で、豊かな緑や花に触れ、癒しを感じる

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憎みたい心と慈悲の瞑想

憎みたい心と慈悲の瞑想

悲しいことに、生命の心は慈悲をやりたいようにはできていません。

どんな生命の心にも必ず慈悲の種は眠っていますが、いとも簡単に憎しみの種が顔を出してしまうのです。心は放っておくと、悪い方に悪い方に回転します。

もちろん僕の心も例外ではありません。小さな頃から無意識に、心の中の憎しみの火に油を注ぎ続けてしまいました。

おかげで今までの人生は、ずいぶんと苦しかったです。周りの人を敵対視して苦しんだ

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