今までのやり方に固執していないか?
SAPというドイツのソフトウェア会社は、マイクロソフト(Microsoft)、オラクル(Oracle)に次ぐ、世界3位の会社です。この会社に、世界7万人の中TOP 2%に7年連続で選ばれ続けた金田博之さんという方がいます。今日は彼の本の中にあったエピソードについて語ります。
1年目、一流大学を卒業してきた同期が花型業務に就く中、彼はセミナー運営管理業務を担当しました。その業務は、彼の希望していた業務内容とはかけ離れたルーチンワークでした。
しかし、彼はふて腐れず、与えられた場所で最高の仕事をする決意をし、踏襲されている業務フローがなぜこの手順になっているのか、もっと他に良いやり方があるのではないかと模索したのです。
そして、業務改善したところ、手作業で一週間かかっていた業務をたった数分にまで短縮でき、コストも大幅に削減できました。しかも、そのほかの業務のツールとしても役立ちました。
この工夫により、彼は1年目にして社長賞を得たのです。
新しいやり方で変化領域に飛び出す
人は変化を恐れ、現状維持を好みます。
だから、ちょっとしたことでも慣れ親しんだ場所、人間関係、仕組み、やり方に固執します。さらに完璧主義の人であれば、失敗を恐れるので、変化を避ける傾向が強いのです。
そのため、今までのやり方が古く、非効率になっていて、周りが新しいやり方に移行しても、自分だけは古いやり方にしがみ付いていることがあります。
まずは、スケジュール管理の手帳を変えてみる、ノートの取り方を変えてみるなど、小さなやり方、工夫から始めてみましょう。小さな変化を生み出すことに慣れると、どんどん変化への恐怖と不安は少なくなっていきます。
また、新しいやり方を工夫すると仕事は創造性にあふれて、楽しいものになります。
今やっている仕事が退屈でマンネリ化しているなら、新しいやり方を試して、60分かかっていた仕事を40分で終わらせる工夫をすると良いでしょう。新しいやり方を試すことは、日常の業務でも、圧倒的な成果を手にすることができる可能性を秘めています。
日頃から少しずつ、新しいことに挑戦していくことをお勧めします。