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【日記】1月13日〜1月19日

1月13日
成人の日。15年前、自分は成人式には参加しなかった。理由はただ一つ。友達がいないから。というより「うわあ、あいつ、いたよね。名前なんだっけ…変わった苗字の…えーっと。分かんねえ」みたいな雰囲気になるのがたまらなく嫌だったからだ。

夜、吉祥寺へ。うみのてのライヴを見に行く。
以前のうみのてと比較して聴くのはつまらないとカタカナのタイシン君から教わったので、笹口さんが始めた新しいバンドを見るような感覚で見たところ、とてつもなく良かった。笹口さんが今作っている楽曲をバンドで表現するにはやはりこのメンバーが最適なのだろうと気づかされる。

終演後は色々な方に会う。笹口さんにも久しぶりにお会いする。初対面の方も多かったけれど、平田Kさんが間に入って自分を紹介してくれた。ありがとうございました。

1月14日
日常に生きる
連休明けながらまだ穏やかな日。とは言え、少しずつ物量は増えつつある。
「オン・ザ・コーナー」に合わせて手拍子をする。

1月15日
前夜、月曜日までの"6日連続ライヴハウスツアー"を終えて久しぶりに早寝したところ、身体が休みモードになってしまったらしく一日中気怠さが残った。喉にも違和感。ライヴハウスに行くというのは案外緊張感を伴う行動なのかもしれない。

先日うみのてが演奏していた楽曲でタイトルが分からない曲があったので、その時の動画とともにpaint a rainbowのたもつくんにメールしてみるとサラリと教えてくれて思わず唸る。

1月16日
日常に生きる
さらに穏やかな日。セール期間中、恐らく今日が最も静かな日。いよいよセール後に待っているフェアの話が出てくる。嵐の前の静けさとはまさにこのこと。

向井秀徳氏が「美しい」と評したマイルス・デイヴィス 「TUTU」を聴く。マーカス・ミラーが築き上げた音の世界にマイルスのトランペットが鮮やかに色を付けていくような作品。DX-7によって濃厚な80年代サウンドになっているものの、個人的にスタジオ作品ではベスト3に入る名盤だ。

1月17日
1995年の阪神淡路大震災から25年。ラジオでは繰り返しこの話題を伝えていた。当時小学5年生だった自分は朝方小さな揺れを感じた。朝起きてテレビを付けたら信じられない光景が映っていたことを今でも覚えている。
2000代になってYouTubeで当時のニュース番組を見て血の気が引いた。揺れが始まりアナウンサーが悲鳴を上げると同時に真っ暗になるスタジオの様子が記録されている動画だった。そして1995年から16年後。地震の恐ろしさを自分も知ることになる。

PLECTRUMの「Japanese Disco Is Fun?」を聴く。最高としか言いようがない。タカタさんの才能を目の当たりにして心の中で平伏するのみ。

1月18日
雪の土曜日。喉の調子がようやく良くなってきたので何もせずに過ごす。
雪が降るなか届いたPLECTRUM「The Life Romantic」を素早く聴く。聴きながらPLECTRUMは世界遺産にすべきバンドだと心の中で声高らかに宣言した。ポップミュージックの全てがここに詰まっている。

立て続けにマイルス・デイヴィス「E.S.P.」を聴く。まるで漆黒の夜に漂っているような音世界が実に良い。ハービー・ハンコックのピアノとトニー・ウィリアムスのドラムがとてつもないグルーヴを生み出していて素敵だ。ハービー・ハンコックは5月に来日するそう。見に行きたい。
そして自分が好きな音楽に共通するのは聴いた瞬間に風景が現れる音楽であると再確認。

1月19日
iPhoneの容量がいよいよ厳しくなってきたので6年分の写真や動画を整理することに。ラーメン写真の異様な数に慄きながらやる。

伊丹十三「お葬式日記」を読む。
後の「マルサの女日記」のような客観的な視点で書かれた文章とは趣が異なり、映画を撮る行為そのものへの興奮が文章から溢れていてとても面白い。そして物作りという共通点で非常に参考になる。
全くの推測だけど、向井秀徳氏はこの本を読んで「向井秀徳日記」を公開し始めたのではないか。果たして?

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