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【”無意識に”生きていると、不幸になってしまう社会において…】


動物には本来、「危険察知センサー」が搭載されている。

動物として天敵から身を守り、生き延びるために、危険を予測・察知し回避する仕組みである。


これは人間である我々も同様で、「何かがおかしい」という違和感に対して常にアンテナを張っている。

よって、自分にとってネガティブなことが起こりそうな状況を、察知することに長けていると言うわけだ。

それも、僕たちはこれを”無意識に”行っている。

これは言い換えると、「出来ない事ばかりに目が向く性質」とも言える。



何かに挑戦していた人がやらない理由・出来ない理由ばかりを探してしまい、「三日坊主」になった、なんて話はしばしば聞く。

これも「危険察知センサー」をONにしたままだったのだろう。

無意識に「エラー検知」「粗探し」が作動し、ネガティブな情報を掻き集めてた結果、立ち止まってしまうわけだ。



さらに、今の時代は厄介だ。

僕たちが生きる現代社会は、情報が溢れ切っている。

こちらの記事で、どれくらいの情報に僕たちが晒されているのか説明した。


情報が溢れれば溢れるほど、自分にとってネガティブな情報もその分増えるだろう。

そうなれば、「危険察知センサー」がいつにも増して「エラー検知」し、僕たちの人生は負の情報ばかりに取り巻かれることになる。



つまり、

この時代に生きる僕たちは

”無意識に”生きていると、不幸になっていく可能性に晒されているのだ。

だから、僕たちには「意識的に行うべきこと」がある。


美しいものを「美しい」と感じる

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僕たちが「意識的に行うべきこと」

それは、「幸運探知センサー」を持つこと。


幸運探知センサーを持つとは、

意識的に「良いところ」を見つける習慣を持つということ。



「そんな単純なことかよ!」と思った方もいるかもしれない。

しかし、これは恐らくあなたが思っている以上に大切な事だと気づいて頂きたい。


天気が良く気持ちが良い朝に、

空を見上げて「気持ちが良い朝だ!」と感じることが出来るのか。

それとも、何も感じず何気なく過ごしてしまうのか。


あるいは、美味しいご飯を食べた時、

なぜこれ程に美味しいのか考え、それに感謝して食べるのか。

それとも、無関心にただただ黙々と食べるのか。


そこには、非常に大きな違いがあり、この積み重ねがあなたの人生を大きく左右することになる。


1つ1つの積み重ねが「人生」となる

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僕たちは1つ1つの経験、そしてそれに伴う感情の軌跡によって、

「人生」を形成していくと言っても過言ではない。

何かを体験したその際に、「どんな神経伝達物質が分泌されるのか」で、その体験の意味が大きく変わるからだ。



例えば、ダイエットに挑戦するとしよう。

①「幸運探知センサー」が作動している場合

些細だったとしても、体の締まりが良くなったと感じることが出来たとする。

すると、「ドーパミン」や「βエンドルフィン」などの”快”の感情を司る神経伝達物質が分泌され、ダイエットを楽しむことが出来るようになる。

さらに、次回への頑張りに対する期待が高まるなど、やる気も高まり、良い結果に繋がる。


結果、自分への自信も高まり、「幸運探知センサー」をより強力にする事が出来る。

つまり、「好循環」になっていくわけだ。



②「幸運探知センサー」が作動していない場合

当然、それなりの苦労が伴うのがダイエットだ。

そんな中、「幸運探知センサー」が作動せず、

ネガティブな情報を集める「危険察知センサー」が優位な場合

良い変化を感じ取ることが出来ず、ダイエットが次第に”我慢”になっていく。

これでは、「ドーパミン」や「βエンドルフィン」などの神経伝達物質が分泌されないので、ストレスに打ち勝つことが出来ない。


結果、辛いダイエットは失敗に終わり、自分への自信を無くすことへと繋がっていく。

さらにこの出来なかった経験が、「危険察知センサー」の履歴にしっかりと刻まれる。

すると、「危険察知センサー」は活動の幅をさらに広げるので

次なる挑戦では、さらに多くのネガティブな情報に包み込まれる事になる。

つまり、「悪循環」になっていくわけだ。



だから、最初の一歩をどちらに向けるかによって、行き着く先は「天と地」ほど違うわけだ。


根拠が無くたって、良い

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ここで、ひとつ言っておきたいことがある。

それは、あなたが美しいと感じたものが美しいものである、ということ。


あなたが何かに美しいと感じた時、根拠なんて無くたって良い。

そんなものは後から、付いてくる物だ。


あなたがあるときの空を眺め、少しでも美しいと感じたら、

ちゃんと「美しいね」と心と対話してあげていい。

そして「何で美しい?」と疑問に思って、初めて理由が見えてくる。


赤いから美しいのか、青いから美しいのか。

晴れ渡っているから気持ち良いのか、雨が涼しげで気持ち良いのか。

そこにはあなたなりの「理由」がある。

でもそれは、後から確かめれば良いこと。


「正解」を追い求める教育を受けてきた日本人の多くが、

「美しい」にも正解を求めてしまっているように感じる。

みんな感覚が異なる中で、「美しいもの」も千差万別だと言うのに。




だから、僕が伝えたいことは

あなたが持つ「幸運探知センサー」はあなた専用、と言うこと。


動物の本来の機能のために

”無意識に”生きていると、不幸になってしまう現代社会において

”意識的に”幸せになるために。


あなた専用の「幸運探知センサー」を身に付け、あなたの「美しい」を探せば良い。

これが、僕たちが”意識的に”行うべきことだ。




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