草方

アラ還のファイナンシャルプランナーです。趣味は旅行と韓国語。紙兎ロペのキリン先生が好き。

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マガジン

  • 雑感

  • 父と暮らす

  • 非定型骨折の話

    87の母が経験した「非定型骨折」について。骨折の前段階ということで、予防的手術をした顛末をまとめています。

  • 室蘭に、家を買う

  • 札幌で、家を売る

    札幌の持ち家を売った時の記録です。不動産関係の決まりごとが新鮮だったので、時系列でまとめてみました。

最近の記事

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札幌で家を売る① 南東向き3LDK築12年

札幌市内の、夫の実家近くに家を建てて12年。思いがけず、夫に大阪異動の内示が来ました。ずっと道央近辺で勤めてきて、定年まであと3年の専門職だったので、私たちより周囲の方がびっくりしていた気がします。 すでに夫の両親を見送り、私は在宅ワークなのでついて行くことも出来ましたが、旭川に住む私の高齢の両親が気になり、結局単身赴任してもらうことにしました。そうすると、1人で札幌にいる必要もありません。 「家、売っちゃおうか」と、私。 「良いね。そうしよう」と、夫。 話し合いは、2

    • 手抜き介護 91 マスク増殖中

      マスク着用は自分の意志で、になってからずいぶん経つけど、私も両親も出かけるときは欠かせない。スーパーでも、ほとんどの人がしている。でもコロナ禍では鳴りを潜めていた「ぶえーくしょーん!!」という盛大なくしゃみがまた聞こえるようになってきて、それはちょっと気になる。 父も母も、マスクを1度使ったくらいでは捨てられないので、その辺に広げた状態でいくつも転がっている。「日光消毒」しているという。でもヘルパーさんが来た時に格好悪いので、洗濯物干しにぶら下げることになった。それも十分格

      • 手抜き介護 90 車買い取りの続き

        前回実家の軽自動車の処分方法を悩んでいたら、オートバックスはどうかとアドバイスをいただいて、さっそく調べてみた。買い取りもやっているし、そういえばそのぐっさんのコマーシャル、見たことあるような。 関連して口コミ情報がいくつか出て来たのだけど、私が査定依頼した先は、怒涛の電話攻撃をしてくる会社だということが分かった。メールの文言も、最初は「夜8時までやってます。お気軽に」というものだったのが、「登録した車は買い取り強化の対象になっています」とか、「車検証と車の前後の写真を送っ

        • 手抜き介護 89 車買い取り

          実家の車を買い取ってもらえるかネット検索して、1か所に査定依頼の送信をしたら、1分もしないで電話がかかって来た。「明日にでも伺います」という。年式や走行距離を入れる欄があったので、おおよその目安などを教えてもらえるかと思ったが、「直接見てはっきりした額を出します」とのこと。ちょっと急展開で、そこまで気持ちの準備が出来ていなかったので、「家族と相談してまた連絡します」と言うと、「では明日またお電話します」と返ってきた。 「いえ、こちらから連絡するので大丈夫です」 「そうですか

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          手抜き介護 88 人工関節の入れ替え

          母は50代終わりころにリウマチを発症し、60代半ばになって、膝に人工関節を入れた。人工関節は耐用期間がおよそ20年とされるため、手術は出来るだけ遅くにするという。でないと場合によっては、入れ替えなんかが必要になるから。 それが念頭にあったからか分からないけど、83、4才の頃「膝に違和感がある。再手術しないとならないかも」とよく言っていた。痛みがあるのではなく、違和感だという。手術したとき聞いていた「20年」が近づいていると気になっていたのだろう。 手術は遠い病院で行ったし

          手抜き介護 88 人工関節の入れ替え

          手抜き介護 87 タラの芽

          今日は母がデイサービスの日なので、いつもより遅く実家に行った。台所を片付け、洗濯を終え買い物も済ませて帰ってきたら、父がいなくなっていた。でも10分ほどで帰ってきた父、小さな袋をぶら下げている。 どこかでタラの芽を摘んできたらしい。台所で湯がき始めた。その辺から採ってきたのなら、猫のおしっことかかかってるかもね。去年はそこまで考えず天ぷらにしたけど、おしっこを考えると、ちょっとためらいが出る。私に食べさせたいと思って摘んできたかな。勧められたら一つくらい食べないと、がっかり

          手抜き介護 87 タラの芽

          手抜き介護 86 常宿

          実家がある街に来て、朝ごはん付きの小さなホテルに泊まっている。7時、朝食会場に行こうとドアを開けたら、ちょうど隣の部屋の人が戻ってきたところだった。また引っ込むのもヘンなので出てカギをかけると同時に、隣の彼も自分の部屋のカギを開ける。ドア同士がくっついている間取りなので、瞬間2人がぴったり並んだ。 女の人なら「おはようございます」くらい言ったかもしれないけど、体格の良い男性にこちらから声をかけることは、何となくできなかった。この男性、いつも深夜1時か2時ころ足音を響かせて帰

          手抜き介護 86 常宿

          手抜き介護 85 調子が悪い日

          今日は母の受診日で、約束の20分前に迎えに行った。いつもならすべての準備を終えて玄関にいるくらいの時間だけれど、姿が見えず、何の音も聞こえない。そのままリビングに上がったら、ソファでいびきをかいていた。カバンが机の上に出ていたので、一応用意はしたらしい。 「まだ時間じゃないでしょ」と言いながら、ゆっくり起き上がる。「今日は調子が悪い。オロナミンCを飲んでいく」。オロナミンCは母の元気の源で、1本飲むと活力が湧くという。 病院に着いたらまず検尿をするのだけど、いつにも増して

          手抜き介護 85 調子が悪い日

          手抜き介護 84 介護認定調査

          母が要介護1の認定を受けてから1年経ち、次の認定調査の時期を迎えた。昔祖母の介護調査の時に、「おばあちゃんは何でも出来ると答えるから、要支援どまりで困る」と言っていたっけ。実際祖母は100歳近くなっても階段を昇れるくらい、畑で鍛えた足腰が丈夫だった。 母も、自分で着替えが出来るか、用を足せるか、電子レンジは使えるかなどの項目のほとんどが「出来る」になる。もちろん着替えに時間はかかるし、トイレに間に合わないこともあるし、レンジに入れたものを取りに行くのは父だったりするが、不可

          手抜き介護 84 介護認定調査

          手抜き介護 83 移動手段問題

          実家での移動手段は、もっぱら母名義の軽自動車。これが、来月次の車検を迎えるので、廃車の良い機会になる。母も、気持ちとしてはまだ乗りたいらしいが、医師に強く止められているので、免許返上やむなしと思っている。 今後の通院はタクシーを使うとして、ちょっと重い買い物や遠い店に用事があるとき、髪を切りたい時など、足がないと不便な場面も多いだろう。私が自分の車で実家に行く手もあるのだけど、霧深い峠を含む長距離の高速運転は、出来れば避けたい。 レンタカーを調べてみたら、安いところなら一

          手抜き介護 83 移動手段問題

          手抜き介護 82 幾つになっても女子

          去年ふとした拍子に足の指を骨折したのだけど、まだほんの一部不自由なところが残っている。その時の記事↓ 手抜き介護 ⑧寝坊からの|草方 (note.com) もう半年近く経つのに、筋力の戻りが足りないみたい。毎朝の我流筋トレ・ストレッチでは限界があるようなので、市でやっているマシンを使った運動教室に通ってみることにした。 平日の午前に申し込んだから、来ているのはおばちゃんとおばあちゃんだけ。十数個のマシンを順番にやっていくカーブスのようなスタイルで、真ん中にインストラクター

          手抜き介護 82 幾つになっても女子

          手抜き介護 81 身動き

          父は要支援なので、デイサービスを週に1度しか利用出来ない。貴重な時間だから、「休憩」と言われてもマシンをやりたがり、それを止められると外周を歩いたりしているそうだ。送迎つきだし、見守りスタッフがいるので、本人としてはとても楽しみみたい。 迎えの車が来る5分前くらいに準備を済ませて玄関に出るのだけど、30分前には用意が出来ている母から見ると、のんびりし過ぎに映るようだ。「ほら、着替えないと」「もう来る時間」と、毎回追い立てられている。 父も慣れっこだから適当にスルーして、自

          手抜き介護 81 身動き

          手抜き介護 80 マスクのおじさん

          今回の実家滞在は、いつになく平和に過ぎている。もしかして、このままいけるかと思ったら、やっぱりそうはいかなかった。さっきトイレから戻ってきた母が、唐突に「私、ずっと監視されているの」という。 「誰に」 「マスクのおじさん」 「誰、マスクのおじさんって」 はす向かいの家の2階から、いつもこちらを見ているマスクのおじさんがいるとのこと。自宅から外を眺めるのに、マスクをしている? 「今もいる」というので見てみたら、確かにそんなものが見えなくもない。でも窓の位置から考えても、とて

          手抜き介護 80 マスクのおじさん

          手抜き介護 79 イベント手巻きずし

          昨日「手巻きにしようか」と母が言ったのは、本気だった。近くのスーパーですしネタとすし酢を買ってきて、用意することに。 私が中学生くらいのころ、お祝いや何かのお疲れさん会といえば手巻きずしだった。豪華で簡単で後片付けが楽と、母の先導が大きい。もちろん私も、好きなものが好きなだけ食べられて嬉しかった記憶がある。でもあれは、たくさん食べる人が4人もいたから良かっただけで、今はどうだろう。 すっかり食が細くなった高齢者3人(私も含む!)だから、ちらしとか握りとか、パックで買った方

          手抜き介護 79 イベント手巻きずし

          手抜き介護 78 すりこぎでエア抜き

          実家のリビングは、床板があちこちはがれて、補修の跡がモザイク模様になっている。食卓椅子にキャスターがついているので、その辺りは特にひどい。ホームセンターで買ってきたシール状のシートを、今回は切らずに大きいまま貼ろうと思った。 慎重にまっすぐ端の線を合わせて、シールをはがしながら貼っていく。エアが入らないように指でこすりながら作業していたら、母が「これ使うかい」と大きな円柱の木の棒を持ってきた。この家にある、一番古い家財道具だという。 「何に使うの」 「ごますり」 すりこ

          手抜き介護 78 すりこぎでエア抜き

          手抜き介護 77 ヘルパーさんと掃除

          今実家には、お掃除のヘルパーさんが週に2回来ている。父と母それぞれの介護保険を使って2回なのだけど、父の曜日が老人会の集まりと重なり、せっかくコロナ明けで再開した行事にも参加できずにいた。もちろん、ヘルパーさんを休みにして老人会参加ということも出来るが、父としてはお金がかかっている方が優先になる。 母は母で、ヘルパーさんが床を拭いたぞうきんでテーブルを拭いたのを見て、「テーブル用はこっち」と違う布巾を出したら「きれいに洗いましたよ」と言われたという。ヘルパーさん宅では食卓と

          手抜き介護 77 ヘルパーさんと掃除