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手抜き介護 106 土地を売る

実家から、「土地を売ることにした」と電話が来た。処分してほしい不動産は、2か所残っている。1つは上物と廃車付きのややこしい物件、もう1つは住宅街にある広い角地。こちらは数年前に更地にしたので、多分ここの買い手がついたということだろう。

その契約に立ち会ってほしいという内容だったのだけど、父も母も耳が遠いので一方的に話すのみ。こちらの問いかけには答えられなくて、誰にいくらで売るのかも分からない。察するに、仲介手数料を節約するため個人間取引にしようとしているものと思われる。

仲の良い親戚や知人ならややこしい手順は省略できるかもしれないが、ウチの両親にそんなつきあい相手はいない。でもはっきりと一般に売り出していたわけではないから、全くの第三者も考えにくい。とりあえず相手が誰でもいいように、個人間で取引するための契約書を作っていった方が良さそうだ。

自分なら後々面倒なことが起きないように、専門家を挟んでコトを動かしたいけど、仲介手数料ってバカにならない額だもんねえ。不動産取引に明るい叔父は、いつも個人間でやりとりしている。そんな人が一枚かんでくれたら心強いが、残念ながらそんなことが頼める関係でもない。さしあたってヘンな相手ではないことだけ、ひたすら願っている。

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