- 運営しているクリエイター
記事一覧
友だち100人?できらあっ!『ひとりぼっちの○○生活』
いわゆる「日常系漫画」と縁遠い人生を送ってきたものだ……なんてことは別に全然ないのですが、考えてみると日常系って不思議な立ち位置ですよね。
出てくるキャラクターはほとんどが女性で、にもかかわらず男性の読者層が多い。明確なストーリーはなく、何かしらの要素を軸とした主要人物のゆるい日常が描かれる……うーん、そもそも説明が難しいぞ。合ってるのかな?
日常系の代名詞と言えば、やはりきららでしょう。何を
サピエンス全史の面白さは「認知革命」だけじゃない!
最近読んだ本の中でもダントツで面白かったのが、ユヴァル・ノア・ハラリさんの著作『サピエンス全史』です。
この本、かなり有名なので名前だけは知っている方も多いと思います。私もずっと気になっていて、この前ようやく読み切ったのですが、いやあ期待通りの面白さでした。というわけで軽く紹介。
今作はタイトルの通り、我々人類(ホモ・サピエンス)の誕生から現在に至るまでの歴史を紐解く書籍です。特に、人類史の中
会話を「格ゲー」から「RPG」にするために
なかなか的を得た指摘ですよね。
まあ、これを指摘したのは私ではなく、とあるインターネットユーザーなのですが。
私の場合、世間でも会話の比喩としてよく使われる「キャッチボール」で例えます。
日常会話の場合、相手からボールが飛んできたらすぐにキャッチして(受け取って)、すぐに投げ返さないと(反応しないと)いけません。一通り会話が終わるまで、休む暇なくボールが行き来します。だから人によってはか
失敗を認めたくないから、人は悪魔になる――『失敗の科学』が怖いくらい面白かった
「失敗」
こんなに胸のときめかない言葉もなかなかないでしょう。
おそらく、地球上の全ての人間が共感できる「嫌な言葉」です。
かくいう私も失敗は大嫌い。
運のいいことに本番に強いタイプだったので、これまでの人生で大失敗をやらかした経験はほとんどないのですが、大学受験で一回やらかしたのは忘れられません。もう一年遊べるドン! がっはっは、笑えねえ!
いやほんと、この先どんな辛いことがあって
『虐殺器官』を読み、天才が描いた近未来に思いを馳せる
いつの時代、どんなところにも「天才」はいるものです。
我々凡人も努力すれば「努力しない天才」には勝てるかもしれません。でも「努力を惜しまない天才」が目の前にいたら、きっと心が折れてしまうでしょうね。走っても走っても追いつけないどころか、距離を離されてしまうのですから。
さて、あらゆるジャンルの中でも、「小説」は個々人の努力より才能が色濃く反映される世界だと言われています。つまりは天才の世界
時代を超えてなお輝きを増す傑作『PLUTO』
「時代を超えた名作」と聞いたら、何を思い浮かべますか?
『千と千尋の神隠し』と答える人もいれば、『火の鳥』と答える人、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』と答える人もいるでしょう。名作はジャンルに関係なく存在し、人々に衝撃を与え、歴史を作っていきました。
とはいえです。怒らないで聞いてほしいのですが、どんな名作でも「古臭い」と感じる部分はあるんじゃないかと思います。
私は『ドラえもん』が大
『安達としまむら』に、思うこと
※安達としまむら1巻~11巻、SS、99.9を読んだ上でのnoteです。
安達桜 しまむらと卓球をしていた頃のクールな安達を、私はもはや覚えていません(笑)
むしろ1巻の中でさっそくしまむらとキスをする夢を見てて、「こいつ正体現すの早すぎる」と思ったものです。
それまでずっと無味無臭な人生を送ってきた安達。友人らしい友人はおらず、家族仲も良くなかった彼女は、他の人が経験するようなことを全部
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』感想
朝のアラームはiPhoneが鳴らす。分からないことはGoogleに聞く。ファッションセンスを磨きたかったらInstagramを覗く。電子書籍はKindleで買う。
我々はGAFAの犬であり、それを受け入れた。重要なのは、自らが犬であると分かっていて受け入れているということだ。抗う素振りなんて見せやしない。そしてそれはとかく都合がいい。
この本はわりかし前から読みたいと思っていた。良くも悪くも世
AIイラストは序章に過ぎない『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』
大人になればなるほど時間の経過は早く感じられる。それは多くの人が感じていることだろう。チコちゃんでもやってたし。言い換えれば、我々の人生は加速度的に速くなっている。あくまで体感とはいえ、子どもの1年と、大人の1年は全くスピード感が違う。ジェットコースターの上りと下りのようなものだ。
そんな、ただでさえ加速しているジェットコースターに、「テクノロジー」というブースターが取り付けられたらどうなってし