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信仰と伝統~合理性とアイデンティティ~

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近年、「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」などの考え方が、世間に浸透しつつあるものと思う。

これらはあくまで代表例であって、世間の風潮として「 "合理性" や "効率性" が広まり始めている」というのが本質なのではないだろうか。

これ自体は、決して悪い風潮であるとは言えないと考えている。

私自身、モノを買う際には "コスパ" を考えて買うようにしているし、"タイパ" を考えて動画を倍速視聴するなどしている人間でもあるのだ。

しかし、これを "伝統" に適用する向きに関しては、これは健全でないと考えている。

たとえば、「祭り」に対して合理性を理由に廃止を訴えたり、「天皇」について合理性を理由に断絶を訴えたり。

「祭り」や「天皇」など、"伝統" と呼ばれるものは『信仰』とも言うことができ、「合理性」や「効率性」と対局に存在するものであろうと思う。

本記事では、「 "伝統" と "信仰" 」について考えてみたい。

効率的な人生を追い求めるこの時代においても、"伝統" や "信仰" という人類が連綿と紡いできた叡智に想いを馳せることは、世界を見る目を深く、そして広くし、人生をより豊かに生きることへ繋がるのではないかと思う。

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古来、人類は "信仰" の氣脈(人々の心・想いの繋がり)をつくり上げ、永きにわたって紡いできた。

これは日本人も例外ではなく、いや、日本人こそ "信仰" と非常に密接な生活を送っていると言えるかもしれない。

よく日本人は「無宗教」であると言われるが、これは『無信仰』を意味しない。

日本人の "信仰" として最も代表的かつ深く浸透しているのは、


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