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裸足たち(私の舞)

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エッセイ集。基本、思考たち。たまに本能と感覚が舞っている。
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#感情

「やりたいこと」 を 「夢」 っていう友人

「やりたいこと」 を 「夢」 っていう友人

私は割合と言葉を重々しく使ってしまうタイプだから(「好き」とか「嬉しい」とかは別だけど)「夢」なんていうと、凄くちゃんとしたものでないようないけない気がするというか、無意識のうちに、叶うか叶わんかわからんものでないと今まで「夢」って表現したらいけないような気がしてた。叶うとしても、そこまで時間がかかるもの。

小学生の頃、卒業式前に「夢」について作文しなきゃいけなかったけれど、何か「形になる夢」じ

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好きな人の好きなもの

好きな人の好きなもの

これはちょっと自分でもショックだった。私は、私の好きなものは私が決めていると思っていたし、だから好きなものは揺らがないとも思っていたわけで。

先日、ある人に、ある曲を紹介された。

私は音楽に本当に悲しいほどに疎いから、聞いてみたら、素敵だったから、よかったよ、その人にレスポンスをしたところ、違う曲もおすすめされた。

すると、その一連の話を共有していた違う年上の知り合いAが、言った。

「前曲

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私はいつも嘘をつかない
代わりに楽に流される
これでいいやの時がある
こだわってない時
こだわる努力をしてない時
それを見透かされる
私に
あなたに
その空洞が貫かれて
ひたすらに悔しい
そんな自分に
他の頑張っている誰かに
またそれを見て後悔する自分が
一番悔しい

頑張ろう

「好き」の質感が広辞苑と違う

「好き」の質感が広辞苑と違う

わたしのす
きはおはようと
おなじなの
シツリョウおもく
うけとめないで

質感が違う、と表現してしまうと、「直訳的に触り心地の問題」みたいになって、辞書の紙みたくツルツルしてないのかね?などと思われちゃいそうだが、そうではなく、大幅な一般論と違う、と言う感じなのである。

私の「すき」は軽量だ。
軽量だけど、その中に基本、嘘は一つもない。

つまり、なんとも思ってないのにとりあえず「かわいい~」

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