いのちは光 幸魂・奇魂 軸を整えよう! ことの葉綴り。二六一
自分の「幸魂・奇魂」へ祈る
おはようございます。新しい週の初め。今日も「ことの葉綴り。」に向かいます。
昨日、神話の物語で、一大ピンチで立ち現われる、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)さまについて、ご紹介しました。
この大物主大神(おおものぬしのおおかみ)さまは、
出雲の神話のヒーローの主人公、大国主神(おおくにぬしかみ)さまの「あなたの幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)である」と、仰られたこと。
そして、私たちにも、自分自身の中の「幸魂」「奇魂」に助けられている気がするのです……と、綴りました。
幸(さち)をもたらす、幸魂(さきみたま)
超自然的な大いなる力で、めでたいことの前兆におこる不思議なこと、“奇跡”的なことや、健康をもたらす奇魂(くしみたま)。
ここをもう少し書いてみたいと思います。
私たちの「意識」や「思考」「感情」も、けっして一つだけではありませんよね。
わかりやすく考えると、誰もが、善と悪、長所短所、明と暗、喜怒哀楽、さまざまなもので成り立っています。
でも、その根っこにあるのは、「いのち」の「光」です。
一霊(いちれい)とは、その存在の根っこになるもの。
それを「直毘(なおび)直日」といいます。
これは、日本人の倫理感覚を表していて、
尋常ではない状態、いわゆる悪い状態のもの、曲がったこと、禍事(まがごと)のものを尋常に、元の良い状態へ改めて直すこと。
またこうした奇霊(くしび)なる、神聖な霊格そのもののことをいいます。
軸を整える
だから、何か自分にとっては“良くない”と思ったり感じたことがあったときにこそ、
自分自身の中に存在する、根っこは「直毘(なおび)」という光であることを、思い出してほしいなって思うのです。
神話の、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)さまが
一大ピンチのときに現れるのって、
「いのち」の元、魂は、「直毘(なおび)」という「光」だよ。
それを伝えてくれている気がするのです。
生きていると、日々、怒涛のようにさまざまなことが押し寄せてきますよね。
仕事、恋愛、健康、人間関係、経済問題、美容……
自分自身の“問題”じゃなくても
家族、友人、仲間、上司部下、
人と人の間に張り巡らされた「糸」を通して
私たちは、影響を与えあい生きている。
神話の物語にも、崇神天皇(すじんてんのう)の御代に、疫病が大流行したとあります。
現在も世界で、コロナが広まり、マスク、三密を避けるなど新たな生活様式が必要になっています。
流行が拡大している今、誰だって不安にもなります。
だからこそ、まず、自分が地に足をつけて
深呼吸をして、自分の心の軸を整える。
それがとっても大切な気がするのです。
いのちの元の光へ祈る
そんなときこそ、深呼吸して一息つきたいもの。
そこで、ぜひ、一つ、こんなことも感じてほしいなって思うのが、
自分の中に存在する、幸をもたらし、不思議な、自分の思考や人知を超えた奇瑞を起こす「幸魂(さきみたま)」「奇魂(くしみたま)」が、「在る」……自分の中のその存在を感じてみる。
自分自身の「幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)」へと祈る。
手を合わせる。
そんな、自分にやさしく寄り添うひと時があるといいなって。
何かあったとしても、(禍事や悪いこと)……。
人生に、吉凶あるのは当然のこととして、
だけど、その「禍」に呑み込まれることなく、
地に足をつけてしっかり立つ。
そして、深呼吸をして。
自分自身の「幸魂・奇魂」を信じて、
奇霊(くしび)の霊力により
振り子の針を元にもどすように、元へと
自分の軸の中心へと戻し、
幸魂が、幸をもたらしてくれて
清浄で善なる光へと戻すことができる、のだということ。
軸を整えて、ゆっくりと深呼吸して、
自分自身の「幸魂・奇魂(さきみたま・くしみたま)」に、祈るひとときを……。
今日は、光の写真とともに……。
だって、「いのち」の根っこは、「直毘(なおび)」という
「光」なのですもの。
キラッ
あなたの、いのちの光は、どんな輝き、煌めきですか?(^^)
―次回へ
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