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50年後の「君」への手紙 神さまも“失敗”して成長した ことの葉綴り。二一八

夜明け前に

おはようございます。今朝は、夜明け前に目が覚めて、窓を開けて、夜からネイビーブルーの夜明け前に、そして白々と明けていくのを、ぼう~っと感じていました。
そしてこの「ことの葉綴り。」について浮かんできて、ふと、五十年後、百年後の誰かに、「君に」と向けて書いているのかもしれないな~って感じたのです。

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50年後は、2070年
私は、もうこの世にはいないかもしれないけれど、
古から伝わる、神話、神さまの物語を、
これを読んでくださっている、ありたがい読者さんや、私の大切なお友達の、お子さん、お孫さんが、
自分が誕生した国の神話について、知りたくなったとき、
いや、もしやひ孫さんに読み聞かせているのかもしれない
……。

そんな五十年後、百年後の「君」へ、向けても綴っているのだな~って、夜が明けていく空を眺めながら浮かんできました。

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五十年後の「君」へ。

流行りすたりでは決してないけれど、
自分の生まれた国の、古の物語について、「出会い」たくなる、人生のタイミングもやってくるだろう。
自らの「いのち」の成り立ち、アンデンティティを感じたくなったときに、読んでもらえたら嬉しい。

そんな「君」へ。
西洋の絶対神、唯一神とはちがって、この神話の物語に登場する、神さまたちは、とっても“人間”っぽくって、ユニークで、魅力的なんだよ。
日本は、昔、“経済大国”っていわれた時期もあったけれど、
2070年は人口も減少し、世界初の超高齢化社会のまっただ中かもしれない。

暮らしぶりはどうなっているのかな?
でも、人の「いのち」の、営みは続いているだろう。

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私たちの先人が、遺してくれた、ユニークな神話の物語。
そんな“物語”に、2070年を生きる、「君」が触れて、
そして「君」の次の世代へと、バトンを手渡すように、また「君」の子どもや、お孫さんに、物語をつないで
あげてほしい。

私も、そんな一人なんだよ。ご先祖や先人が受け継いできたものを、「媒体」として、「君」たちに、2020年の「今」、つないでいるんだ。

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五感で感じる

自然の働きの中に、「カミ」を見てきた古の人たち
美しい四季、自然の移り変わり、時に脅威となる自然。
そんな、大いなるものを「カミ」として、畏れ敬い、祈り、共に生きてきた。「支配」しようとするのではなく、「共に生きる」道を選び歩んできた。
昇る朝日を拝み、清らかな水で身と心を清め、土を耕し農作物を植えて、春には、豊穣を前祝いする「予祝(よしゅく)」を祈り、実りの秋には、収穫をしたら神に供えて、また共に祈り祝う。
木を切るときにも、木の神に手を合わせて祈る。
山や岩をご神体として祀る。
月を愛でて、暦とともに、季節とともに、見えない大いなる存在に祈り、ご先祖に手を合わせる。
次の世代の子が生まれると、お宮参りをして、成長とともに七五三を祝う。

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そして八百万(やおよろず)の神といって、自然の働きのあらゆるものが、「カミ」なんだ。
人知を超えたもの、説明はつかない超自然だけれど、力の存在を感じて、私たちに畏敬の念を抱かせるもの……
そんな「カミ」を、畏れ敬い受け入れて祈り、共に生きてきた。

自然とともに、カミとともに、人々とともに
「共に生きる」
五感を磨いて、太陽、月、風、星、樹々、水、自然と「出会って」ほしい。
そんな「こころ」を、感じる感性を磨いてほしい。

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そして、神話の物語の、神々と出会ってみてほしいんだ
どの神さまも、苦悩し“失敗”して、傷ついたり、”仕出かし“たり、立ち止まったり……そして、経験を経て”成長“されている……私たち人間と同じように……。

令和二年十月四日、夜明け前からの、未来の「君」への手紙

いつもより早い朝、五十年後、百年度の「君」に向けて。つい書き始めてしまった……「ことの葉綴り。」でした(^^)……。

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―次回へ

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