今こそ、呼吸しよう! 丹田呼吸と微笑みの呼吸ことのは綴り 其の二十六
呼吸って大事!
こんにちは。リモートワークになったおかげで、更新続いています。
今日は、「神話」ではなく、息を吸って吐こう。呼吸のお話です。
人は一日の間に、何度息を吸って吐いていると思います?
呼吸していないと、命がありません。
まさに、今世界に広まる感染症は
肺にきてしまい、息ができなくなるみたいです。
私たちが一日にしている呼吸は
2万回です!!!
呼吸って、実はすごいんですよね。
それも、私たち自分自身が普段は、意識していないのに
この体が、この我が身が、酸素を取り入れてくれて
そして体内で使い終わった、二酸化炭素を、我が身の外に排出してくれているですから。
そして、ここからが今日お伝えしたいことです。
一日でするこの2万回のうち、
もし、100回でも
自ら意識をして、
「ゆっくり息を吐いて、ゆっくり吸う」
呼吸するだけでも
我が身も、心も落ち着いていくのです。
息を吐いて~
ゆっくりと
息を吸って~
ゆっくりと
私は今年で、7年目となる講師をつとめる大学の授業でも
呼吸を取り入れています。
丹田とは? 丹田呼吸
中でも、「丹田呼吸」を知ってほしいと思っています。
丹田とは、臍下丹田といわれいて、
おへその下約5センチほどのところにある。
って、臓器ではないから目にはみえないけれど。
この丹田、命の源ともいわれていて
この丹田に意識を集中すると
身心の活力の源となる精気が集まり、
健康を保ち、気持ちに勇気がでるといわれているのです。
海外でも、「タンツエン」と呼ばれ知られています。
武道においても、もっとも大切にされていると、
以前、武道の先生に教えていただいたことがあります。
日本の武道には、神道の祓いの考えが息づいている―。
その先生は、こうも教えてくださいました。
「自分の正気を張ると、おのずと邪気がはらわれる。
自らの正気をみなぎらせることで、相手の邪気もはらわれる。
二極の対立ではなくて、自らの武威を張って威力をみなぎらせて
神位の位に達すれば、相手(敵)は降伏するのだという考えかたです」
さらに、丹田には2つの力があると教わりました。
力の根本には、“イヅ”の女性的で、防衛的で満つる。イヅは巌。
もう一つが、“イツ”稜威で、男性的な攻撃的な力。
そして、丹田にイヅ(女性的・防衛的)の力をいっぱいに満たすことで生まれるイツ(男性的)の力で、攻撃する。
人の右手の力は男性、左手の力は女性。
さいごに先生は、こうおっしゃいました。
「そして、実際には、左の力、女性の力が大事なのです」と――。
ぜひ、丹田を意識して、深呼吸をしてみてください。
ゆっくりと 息を吐いて
ゆっくりと 息を吸う。
このとき、人は吸う息に意識を向けると
心が緊張してしまいます。
吐く息に意識を向けてみましょう。
すると体も心も落ち着いてリラックスできます。
さあ、窓を開けて
深呼吸
深呼吸
両足を肩幅ほどの幅に開いて立って
足の裏で、大地や床を踏みしめます。
おへその下にある「丹田」を意識して
ゆっくり息を吐き出して
吐き切ったら
ゆっくり息を吸いながら両手を広げて
お腹に息をためるイメージで
そして、ゆっくり息を吐き切りましょう
これをまずは5回、10回とやってみてください。
微笑みの呼吸
もう一つ、試してほしいのが
微笑みの呼吸
息を吸いながら、息を吸っている、ことに気づき
息を吐きながら 息を吐いていることに気づく
息を吸いながら 息を吸っている自分に気づき
息を吐きながら 微笑んでいく
忙しい毎日の中では、
気づくと、「あ? 呼吸してた?」
と、つい息が止まっていることも多いですよね。
また、過去に起きたことが気になったり、
「こうなったらどうしよう?」
と、未来への不安を感じたりもしがちです。
意識が過去・未来に飛んでいることも実はとても多いのです。
これは、「マイルドワンダリング」と呼ばれるもの。
まさに、そのとき、私たちは「今」にはいない状態なのです。
そんな我が身を「今」に呼び戻してくれるのも
呼吸です。
我が身を感じながら
ただ、息を吸うことを感じる
そして、息を吐くことを味わう。
神道では、過去も未来も含んだ「今」を
尊いものをする「中今」という考えもあります。
呼吸をして「今」を味わう
息を吸いながら、微笑んで
息を吐きながら、
あ り が と う
心の中で、そうつぶやいてみる
今日も読んでくださって、ありがとう。
次回へ―。
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