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オーストラリアワーホリで、人生変わった話。『日常』の中にある、新しい世界。

こんばんは!こーたです。

noteでも何度かお話をした事があると思いますが、僕は今オーストラリアでワーホリをしています。セカンドビザもとって、2年目に入りました。ビザが2019年11月頭までなので、オーストラリア生活も10ヶ月を残すところとなりました。

そんなワーホリ生活の中で、オーストラリアに来る前と今では、大分頭も心も変化してきました。

ワーホリに来る人は
・英語が話せるようになりたい
・海外生活をしてみたい
・日本では出来ない経験をしてみたい
どんな理由や目的であれ、『今の自分を変えたい』人だと思います。

でも、実際に変わった自分を手に入れる事が出来るのは一握り。

そう思う理由は、日本へ帰った友達が口々に言う言葉があるからです。

「日本に帰ってきたら、あっと言う間に日本に染まるよ(笑)」

ワーホリ中に来たからと言って、留学をしたからと言って、旅に出たからと言って、何かが変わる!というのは幻想です。
そう。自動的に何かが変わる事はありません。でも変わりたいと望み、意識してくのであれば、変わる事は可能です。

僕はオーストラリアワーホリの1年目の中で、少しずつ少しずつ変化をしていきました。ただワーホリだからと、特別な事をしているわけではないです。日常の中で、街行く人を眺めたり、お酒の席で人と話したり、そういうなんでも無いワーホリ生活の中で、僕は変わっていきました。

正直なところ、これはワーホリじゃなくても変わるかもしれないですし、日本にいても変わるかもしれないです。
でも、僕の場合はワーホリという選択をしたからこそ、変われたと思っています。まぁワーホリをしてない人生をもう歩めないので、分かりませんが。笑


僕たちは『自分フィルター』を広げるだけで、大きく変化します。
その自分フィルターを広げるのに、自由度の高いワーホリがぴったりだと信じています。

色々な国の人が、それぞれの想いを抱えてオーストラリアへ渡っています。その生活を垣間見るだけで、それまでどれだけ狭い世界にいたか気づきました。

「あぁ、こんな生き方があるのか。」と。

少しの事を意識をするだけで、誰しもワーホリで変わることが出来ると信じています。

・これからワーホリに来る人
・ワーホリに行くか迷っている人
・ワーホリで何かを変えたい人
・今、ワーホリ中の人
・漠然となにかを変えたい人

こんな人たちに参考にしていただきたい。そして、背中を押したいと思って書き始めました。

単純な意識改革の話ではなく

・キッカケ
・意識したこと
・どのように『自分フィルター』を広げたのか
・ワーホリ1年目を終えた今、どんな選択肢に出会えたのか

これらを具体的にお話していきます。
このnoteを読んだからといって、あなたの人生が変わる事はありません。
でも1つのキッカケにする事は誰でも出来ると、僕は信じています。

先に断っておきますが、このnoteは13.000文字あります。
分かりやすくする為に、
【前編】キッカケ編
【中編】具体的に意識していく事
【後編】出会えた選択
3つのパートに分けました。
最初から読むと分かりやすいです。
全部丁寧に読んでも10〜15分で読み終わりますので、人生100年の内の10分を僕にください。

サクッと読みたい人は【中編】を読んで頂ければ重要なところは分かるかと思います!前・後編は、時間がある時に読んでみてくださいね!

そして、ワーホリという経験を通して変化していった、20代の1人の男の物語として読んで頂けたら、嬉しく思います。

『1月3日まで』無料で公開しています。

のつもりだったのですが・・・
2019年1月2日の夜、
このnoteを通して一人の男性と出会い、大きな経験をしました。
前言撤回します。

このnoteは【永年無料】とします。

良ければ、感想等をTwitterでシェアして頂けると嬉しいです!!
感想はRTや引用RTをさせて頂きます。
僕をフォローしてくれている3640名の中には、ワーホリ勢や海外勢も多くいるので、何か繋がるキッカケにもなるかもしれません。
そうなれば、僕も嬉しいです!

皆さまの声

では、始めましょう!

ワーホリとは

前提知識として、最初にワーホリとは何か簡単に説明しておきます。

□ ワーホリ(ワーキングホリデー)
国と国の間で結ばれている協定の事。またはビザの名前。
ワーキングホリデービザを発給してもらい、協定国同士の国民が、相手の国に1年間住める制度です。
細かい規定は、国により違うのでオーストラリアを例に話します。

・年齢:18 〜 30歳
・期間:1年間(条件をクリアすれば3年間できる。)
・語学学校に通えるのは、最大17週間
・同一の雇用主の元で働けるのは最大6ヶ月(支店が変われば延長OK)
・ホリデーがメインですが、仕事をしても・勉強をしても・旅してもOKなビザ。
基本的には何でもできる自由度が高いビザ。

オーストラリアの場合はビザの取得も簡単で、年齢制限や時間制限はあれど、かなり自由なビザで、何でも出来るのが特徴です。


【前編】 オーストラリアと日本は同じだった

1.ワーホリに来る前は、英語を話したかった

ワーホリに来るまでは、『英語を話せるようになる為』にオーストラリアに行こうと思っていました。多くの人が同じことを思って、来るのだと思います。

そもそものワーホリに行こうと思ったキッカケを、簡単に話します。

日本を旅していた時に泊まったゲストハウスで、外国人と会いました。
その時に英語が分からずにコミュニケーションがとれなかったことがとても悔しかったんです。

「日本に来てくれているこの人の事を、僕は理解する事ができない。」

と思いました。この瞬間、英語を話せるようになろう!と海外行きを決めたのです。そして、旅を切り上げ東京で開催されているワーホリの説明会へ行きました。


2.ワーホリに来た当時は、日本と同じだと思っていた

ワーホリに行こうと決めてから1年間、基礎の英会話をする為に地元の英会話教室でネイティブに英語を教わりました。そして体調を崩した事も重なり、勉強時間確保の為にも仕事を辞めて、自由のきくバイトで貯金もしました。

2017年11月。満を辞してオーストラリアへ。

最初に着いたのは、飛行機の乗り換えで立ち寄ったケアンズ。日本にはいない鳥の鳴き声と、常夏のケアンズの暑さに、オーストラリアを感じました。コーヒーの頼み方も分からず、「This one please」とメニューを指でさして注文をしたのをよく覚えています。

と同時に、ケアンズ空港にある日本語の看板にホッとしたのも良い思い出。

1年間英会話に通っていたとはいえ、まるで自信はありませんでした。むしろ、1年間英語をやったのに、この英語力・・・と自信などミジンコほどしかありませんでした。(ミジンコほどはあった。笑)不安と恐怖とわずかばかりの期待を胸に、ブリスベンへ到着。

ホームステイ先でイギリス人のおばあちゃんに会い、ここで初めて英語で会話をしました。

それからエージェントの説明会へ行き、翌週には学校が始まりました。
日本人も少なからずいる学校で、クラスに入って右も左も分からない僕を、お昼ご飯に誘ってくれた友達は今でも仲良しです。隣の席に座っていたサウジアラビアの友達の英語が、最初は全く分からなかったのも、今となっては良い思い出です。

そんなこんなで4週間のホームステイが終わりました。この4週間の間に、日本語の掲示板でシェアハウスを探し、日本人から情報を得て、日本人とご飯を食べていました。

街の景色にも慣れてきて、日本のようなビルがあり、日本のようにご飯が食べれて、日本のように友達がいました。

「なんだ、オーストラリアも日本と大して変わりないじゃん」

能天気にそう思いました。
でもこれは同時に、僕の意識が変わった瞬間でもありました。


3.日本と同じ世界にしているのは、『僕だった』

「オーストラリアも日本と変わらないじゃん」と思っていた事には、3つの原因がありました。

なんで日本と変わらないって思ったんだろう?って考えてみたんですね。

① オーストラリアと日本を同じ見方で見ていた
② 英語と日本語の区別をつけていなかった
③ ワーホリを英語だけで見ていた

ひとつひとつ細かく話をしていきますね。

3-1. オーストラリアと日本と同じ見方で見ていた

オーストラリアは、特に僕が住んでいるブリスベンのような都市部で言えば、他の先進国諸国と何ら変わりありません。
高い高層ビル、マンション、ジャンクフードのチェーン店、カフェ、服屋さん、ユニクロやダイソーなど、日本のお店もあります。

その中で生活をしていると、日本での生活との変化が感じられませんでした。欲しいものはすぐに手に入り、生活に困る事もない。見ていて飽きないし、ご飯も美味しい。電車やバスは、日本ほど便利じゃないにしろ、不便という事もない。

こんな生活に慣れていく中で、だんだんと日本と同じ生活だなと思いはじめました。

僕は、オーストラリアを日本と同じ見方でしかみていなかったんです。

実際は、並んでいる商品は違うし、コーヒーの入れ方ひとつ違うのに。
日本にいた時と同じ目線で、同じものだと思って見ていたんです。

3-2. 英語と日本語の区別をつけていなかった

英語と日本語は全然違うだろ!何言ってんだ!と思う方がたくさんいるかと思います。その通りで、英語と日本語はまるで違う言語です。

でも、僕がここで言いたい事は『言葉をコミュニケーションのツールとして意識していなかった』という事です。

僕ら日本人は、特に意識をしなくても日本語を使えます。
なので、コミュニケーションをする為に日本語を使っている。という意識がありません。(少なくとも僕は日本語を使う時意識していません。)

英語も同じように、ただの『音』として使っていたのです。知っている単語を並べて、ただ伝える。

『伝える』というとコミュニケーションを取っているように感じる人が多いかと思うので、少し脱線しますが、僕が思うコミュニケーションについて簡単にお話させてください。

□ コミュニケーションとは
僕が思っている、意識している、コミュニケーションとは、ただ言葉を伝える事ではありません。相手の真意(本当に言いたい事)を理解して、自分の真意を相手に理解してもらう事です。
言葉を伝えるだけの表面だけのやりとりではなく、いわば心のそこから理解する事だと思っています。
理解する事とは、相手がそう考えている事を理解することであって、相手と全く同じ意見であるという事はありません。違う意見・反対意見もあると思いますが、自分とは違うという事を心から納得するのが、理解であり、コミュニケーションだと思っています。

このコミュニケーションを踏まえた上で考えた時に、僕は、英語を日本語同様に、コミュニケーションのツールとして考えていませんでした。

相手の発する音(英語)に、僕の知っている音(英語)をただ返していたに過ぎなかったんです。

日本語では、そのやりとりの中でも、感覚的に細かいニュアンスまで分かるので、コミュニケーションのために日本語を使うぞ!とそこまで意識する事はないですが、第二言語の英語はそううまくはいきません。

それにも関わらず、意識する事もなく、英語を日本語と同じように使っていたのです。

3-3. ワーホリを英語だけで見ていた

僕のワーホリの当初の目的は、『英語を話せるようになる事』でした。
なので、英語を勉強する事に必死になっていたんです。それも、ただの『音』として。

でも、ワーホリは英語だけじゃないんです。
(詳細は後述します)

英語だけに必死になって他に何も見えていなかった。
僕はただの『音』を発するだけの世界にいた事に、最初は全く気づきませんした。

以上の3つの理由から、僕は『オーストラリアを日本と同じ世界で見ていた』んです。

僕自身が、オーストラリアを日本と同じ景色に変えていたんです。


【中編】 自分フィルターを広げていこう

4. 僕らは『自分フィルター』を通した世界しか見れない

僕らは、自分の見えている世界でしか生きていません。自分で見て、感じて、考えて、理解した世界でしか生きていません。

僕らは違う『誰か』になる事はできないし、違う『誰か』の人生を生きる事もできません。僕らは誰しも、『自分フィルター』を通した世界を生きる事しかできません。

オーストラリアに来たからといって、すぐに世界の見え方は変わりません。『自分フィルター』の広さが日本の時と同じだからです。

でも、その『自分フィルター』を広げる事はできます。そして、その広げた世界をさらに広げる努力も無限に出来ます。

僕は、オーストラリアを自分自身で、日本と同じ世界にしていました。
でも、それに気づいた時、自分で世界を変えようと思いました。

『自分の生きている世界を変えよう』と。

こんな事を言うと大それた事のように聞こえますが、大した事じゃありません。

その方法を次の章でお話します。

5. 自分フィルターを広げる3つの方法

ワーホリ以外でも使えると思うのでぜひ応用してみてください!
僕が実践した方法は3つあります。

そして、これらを意識することが、ワーホリを通して変わる為にはとても大切なので、忘れないでください。

① 全てが変わっても良いと思う
② 変化への恐怖を受け入れる
③ 日常に気づく

ここでもひとつひとつ細かくお話をしていきます。

5-1. 全てが変わっても良いと思う

1つ目は、『全てが変わっても良いと思う』ことです。ワーホリに来る時には、僕のように『英語を話せるようにする!』『ファームで稼ぎまくる!』などの目的を持っている人が多いかと思います。

でも、その目的や、自分自身の考え方が、変わったら変わったで良い!と思いましょう。

僕らは、たくさんの事を見たり、知ったり、それらの経験の中で必ず変化していきます。分かりやすく大きな時間で見ていくと5年前の自分と、今の自分、1年前の自分と今の自分では、変わっている部分がたくさんあると思います。

昨日の自分と今日の自分も絶対に違うんです。

僕らは、変わろうと思っておらずとも、良くも悪くも、絶対に変わってしまうんです。

目的を決めたからと言って、その時の自分に抗う必要などありません。

むしろ、ワーホリを通して変われるチャンスが来たのなら、それは変わるべきです。変わるべき時が来たんです。

変われる自分を信じましょう。

僕は、ワーホリが英語だけじゃないと気づいた時に、オーストラリアを旅(ラウンド)しよう!と決めました。

元々が旅人なのでがラウンドはするんだろうなぁ。と漠然と思っていましたが、ワーホリの目的を『英語 ⇨ ラウンド』に変えました。

オーストラリアを周り、そこで生活を送る人たちと触れ合って、ただの旅では分からない、『住んで旅をするから分かる世界』を、知ろうと思いました。

ラウンドをする理由も、人生を左右する選択に繋がっているので、後述します。

同時に、この目的が何かの拍子に、また変わっても良いという心構えもしています。

5-2. 変化への恐怖を受け入れる

人は変化を怖れる生き物です。今の自分のまま、今の自分が考えられる世界で生きている方が、経験から予測ができ、何かあっても対処ができるという安心があるからです。きっとこの能力があったからこそ、弱い人間という種族は生き延びることが出来たのでしょう。

でも、意を決してオーストラリアまで来てそのままではよくありません。
もちろん今の自分のままで良いという人はいいのですが・・このnoteを読んでいる目の前の君は、ワーホリを通して何かを変えたい人ですよね。

それなら、自分が変わることへの恐怖を受け入れましょう。

なぜ変わることが恐怖だと思いますか?
⇨それは、今までの自分に別れを告げることで、経験からは予測出来ない真っ暗な未来を想像してしまうからです。

どうなるか分からない。本当に変われるかどうかも分からない。変わったとして、その選択が正解なのかも分からない。

怖いですよね。僕もそうです。
でも誰だってそうです。未来の事が100%分かる人間など存在しませんから。その恐怖と上手に付き合っています。

怖いのは君だけじゃない。僕も怖いし、一見順調に見えているあの人だって、心のどこかで恐怖を感じてる。

でも、その恐怖と戦わないください。
恐怖を圧し殺さないでください。その恐怖も、あなた自身です。自分自身です。自分を殺さないでください。そこに苦しみます。

恐怖を感じている自分を、優しく迎え入れてください。

私は怖い。見えない未来が怖い。と。
最初は心で納得は出来ないでしょう。怖いですから。一朝一夕で受け入れられる事ではありません。時間がかかります。そしてそれは人それぞれ長さも違います。でも頭でそう考える事が、僕らはできます。

僕らはいつでも変わっていい。そして、変わるのは怖い。だから、変わろうと決意して頑張っても、前の自分に戻ってもいい。

変わろう!変わらなきゃ!ではなく、
今の自分の目的とか、やりたい事は変わってもいいよわ〜。
変わる時って、まぁなんか怖いけど、怖いもんは怖いし、変われそうでも怖さに負けたら、戻ってもいっか!

くらいにゆるく構えていてください。

戻ったら意味ないじゃないか!と思う人もいるでしょう。
でもそんな事はありません。

一度変わろうと思った事実、経験は、意外と忘れないものです。
失敗の経験って忘れないですよね。潜在意識の部分が強かったりもします。なので、またどこかの拍子で変わろう!と思います。
その時が、本当のタイミングかもしれません。

その時には、怖さに負けた時の自分を思い返して、なんで怖かったのか、なんで負けてしまったのか、考えてみてください。1度目と2度目の自分は、経験値が違います。その時に答えが見えてくるかもしれません。

5-3. 日常に気づく

3つ目のお話は、①と②とはまた少し違うお話です。
そしてこの③が一番大切なお話です。

僕らには、『日常』と呼ばれる毎日の生活があります。そして、その中では無意識的にたくさんの行動(決断も)をしています。

寝よう・起きよう・ご飯を食べよう・水を飲もう・お風呂に入ろう・買い物に行こう・人と話そう

僕はその1つ1つの行動に、自分の意識を向けてみました。

・オーストラリアでの生活を楽しく送る為には、何時に寝て、何時に起きるのがいいかな。
・オーストラリアのスーパーで手に入る材料で、今夜は何を作ろうかな。
・今日は、クラスに入ってきたばかりのあの子と話してみようかな。

日常で意識したことがない些細な事まで、意識して行動してみました。
そうすると、色々な世界が見えてきました。

・こうしてコーヒーを作っているのか。だから日本より高いんだなぁ
・日本だと○○円なのに、こっちではこんなにするのかぁ!
・この子はこんな経験をしたから今があるんだな
・英語で話すって楽しいな!
・オーストラリアは空が広いなぁ
・空の色が綺麗だな
・雲が近いな

なんてことのない、当たり前の日常が、僕をオーストラリアに連れて行ってくれました。

僕の『自分フィルター』が広がった瞬間は、ここにありました。

僕らが自分の生きている世界を変えるには、自分フィルターを広げるには、日常の些細な事を意識する事が大事です。当たり前に気づいてください。

何も特別なことは、必要ありません。

幸い、僕らは日本を知っているので、比較してみてもいいでしょう。日本にあって、オーストラリアにはない。逆に日本になくて、オーストラリアにはある。

ただそれだけの事に意識を向けてみるだけで、『自分フィルター』は確実に広がっていきます。

① 自分は変わっても良いと信じて
② 変化への恐怖を受け入れて
③ 日常に気づいてみてください

自分フィルターの世界は広がり、魔法を使ったかのように、いつの間にか変わっている自分と出会う事ができるはずです。


6. ワーホリは英語だけじゃない

3-3. ワーホリを英語だけで見ていた で触れた、
ワーホリは英語だけじゃない。に関してお話します。

ワーホリにこれから来る人には、特に意識して欲しいポイントです。

ワーホリは、現地の人と一緒に仕事をしたり、世界中の人と同じ家に住んだりします。

ワーホリには『日常』があります。決して浮ついた海外生活ではなく、仕事をして、お金を工面して、友達と遊んで、ご飯を食べて、寝て、朝がくる。

日本には、日本人の社会があり、日本人の生活があるように、オーストラリアには、オーストラリア人の、そしてオーストラリアに来ている多くの人たちの生活には、彼らの『日常』があります。

そこには、日本いたら知らなかった生活があり、言葉があり、コミュニケーションがあります。

ワーホリはそれらに触れる事ができる大切な時間なのだと思いました。もちろん、今でも英語を話せるようになりたいですし、その為にもっと努力が必要だと思っています。

でも、ワーホリでは人それぞれの生活を見る事ができる・経験する事ができる貴重な機会です。

そして、多くの『出会い』があります。
出会いは、外国人との出会いが多いですが、同時に日本人との出会いも多いです。

日本人と括ってしまうと、『英語を勉強しにきたから』と言って敬遠する人もいます。でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

その日本人とは、
日本では出会えなかった人たちだと思いませんか?

僕らは様々な県から来ています。北は北海道・南は沖縄まで、友達ができました。

彼らとは、日本にいたら出会えない仲間だったんです。オーストラリアに来たから出会う事ができたんです。

ワーホリに来たから、出会って・一緒に酒を飲んで・遊んで・恋をする事ができたんです。

同時に、ワーホリには別れがつきものです。
ワーホリに来る人たちは、目的を持った人が多くいます。
旅をする人・次の国の資金を貯める人・ファームを経験したい人・色々な都市に住みたい人。彼らとは、短い期間で離れ離れになってしまいます。

ワーホリをすると分かりますが、本当に出会いと別れの繰り返しです。そんな限られた時間の中で、ワーホリに来なければ出会う事ができなかった人たちと過ごすのは本当に貴重で、とても大切な時間です。

『日常』『出会いと別れ』に気づいた時、僕のワーホリは『英語を話せるようになる』だけではなくなりました。

6-1. 人間関係の「濃さ」が違う

*6-1・6-2は、2019/1/3 追記パートです。

ワーホリメーカーの多くは、時間の制限を肌で感じています。
意識している人もいれば、感覚的な人もいます。

時間の制限がハッキリとしているから、繋がりが濃くなります。

今仲良い友達も、時間で言ってしまえば、たった1年の仲。
でも、もうずっと一緒にいるような幼馴染のような感覚です。

ちなみに、出会いと別れが多く感じるのは、オーストラリア生活にも慣れて、仲良い子も少しずつ出来てきた、だいたい1ヶ月〜2ヶ月目を過ぎた頃。

こないだ会ったばかりなのに、もう離れ離れ。
結構寂しいんですよね。

6-2. 時間制限があるとはいえ、なぜこんなにも濃くなるのか?

これは、ワーホリのシステム時間の数え方にあると思います。

語学学校に行く場合、
オーストラリアワーホリでは最大でも17週間

ファームでセカンドをとるのに必要な時間は14週間
(※88日。厳密にはちょっと違いますが、今は省きます。)

そして、同一雇用主の元で働けるのは24週間(6ヶ月)
(※支店を変えれば同じオーナーでも働けます)

ひとつひとつに、明確な時間制限が設けられています。

そして、そのひとつひとつを「週」で数えるんです。
4ヶ月ではなく、17週。3ヶ月ではなく、14週。

2ヶ月の語学学校なら、たったの8週間。

1週ごとに、カウントダウンをしている感覚です。

1週ずつ減っていくのが一目瞭然なんです。

2ヶ月と聞くと、
「結構長いじゃん!」と思う人が多いかと思いますが

8週間と聞くと、
「すぐ終わっちゃうよ!」

って思いませんか?

これが、仲間たちと「濃く」なるカラクリです。
仲間と一緒に過ごせる残り時間を意識するようになるんですね。

死期を知っているかのように。

日本人同士なら、日本に帰ってもまた会えるのでまだ良いのですが、他の国の友達が国へ帰ってしまうと、なかなか会えなくなるのが現状です。

あなたは、この限りある時間を仲間とどう過ごしますか?

7. ラウンドに目的を変えた理由

5-1. 変わっても良いと信じるで触れた、
目的を『英語 ⇨ ラウンド』に変えたお話です。

ラウンドに目的を変えた理由は、今後の僕の人生に大きく影響する事となりました。

□ ラウンドとは
オーストラリア全土を、旅して回る事を言います。

先述しましたが、元々が旅人だったので、ラウンドをするだろうなぁとは漠然と思っていました。

そんな中で、ラウンドを目的に変えた理由には、『英語』という言葉にもあります。

『言葉は文化を反映する』ということです。

日本社会に生まれ、日本社会で育ち、物心ついた時には、日本文化の中で生きていた僕は、日本語が日本の文化を反映していることに気づきませんでした。

しかし、英語を勉強する中で、うまく日本語に訳すことが出来なかったり、伝えたいことを英語独特のニュアンスで伝えないと伝わらなかったりすることが多くありました。

それは、言葉がその国の文化を反映しているからです。
単純な例ですが、オーストラリア人はよく言葉を略します。もちろん他の英語圏でも日本語においても見られることですが、スラングとして定着している言葉に関して、学校でオージーに聞いてみました。

『オージーはね、レイジー(怠け者)だから長い言葉を使いたがらない。短い方が楽だろう?』

と言っていました。これは、民族学や言語学のような、学問・科学的に話をしたら違うかも分かりません。
でも、少なくとも僕の先生のオージーはそう感じているということです。オーストラリア人がレイジーだというのは生活を見ているとよーく分かりますし(笑)

こうした経験をワーホリでしていく中で、オーストラリアに住んでいるもっとたくさんの人達を見たいと思うようになりました。

今でも、英語を話せるようになりたいと思っています。
でも、英語をちゃんと話すためにも現地の人を理解する事が大切だと思いました。これが、英語 ⇨ ラウンド に目的を変えた理由です。


ここまで読んだらあと少し!一気に読んでみてね!


【後編】ワーホリがあったから出会えた選択

8. 世界一周のスタイルを変える

英語 ⇨ ラウンド に目的を変えた事は、僕の今後の人生において大きな意味を持ちます。

僕はオーストラリアを世界一周の1ヶ国目のつもりでいました。ここを皮切りに、アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北米・南米と世界を回るつもりでした。

でも、本当にそれでいいのか?と思いました。

というのも、先述した『言葉は文化を反映する』という事に気付いたからです。

英語を理解するために、ワーホリの期間はオーストラリアに住み続ける事にしました。そして『住みながら旅』をします。

旅で通過するだけでは分からない事を、住むとたくさん知る事が出来ます。

言葉を知る事で、その国を知る。
文化を知る事で、言葉を理解する。
これらは、住むからこそ分かる事があると、オーストラリアワーホリの日常の中で知りました。

だったら世界もその形で回るべきなのではないかと思いました。
旅として通過するだけの国も出てくるでしょう。時間的に、全ての国に住む事は不可能ですから。(笑)

でもそこが興味ある国・言語・人であるならば、長期滞在をして、その国を回って、文化・歴史・人を知りたいと思っています。

ワーホリで多く人の日常を見たからこそ出てきた選択肢です。
その国のひとつひとつを自分の血肉としていきたいのです。

僕の旅のスタイルを、旅として国を通過するのではなく、『住みながら旅をする』スタイルにしようと思いました。

□ ワーホリで気付けた2つの事
・言葉は文化を反映する
・旅だけでは分からない事を、住む事により知る事ができる


9. デンマーク留学という選択肢

上に書いた、大きな2つの事にワーホリを通して気づく事ができました。そしてこの2つの理由から、1つの大きな選択肢が生まれました。

『デンマーク留学』

なぜデンマークなのか、先に簡単に話します。

□ デンマークを選ぶ理由
僕はインテリアデザインやコーディネートの世界を勉強して、仕事をしてきました。
その中でも、大きく影響を受けたのがデンマークデザインの家具達です。家具は人の生活に直結しています。そしてそれは文化そのものです。
デンマークデザイナーが手がけるデザインを知っていく中で、デンマークの事をより深く知りたいと思ったからです。

元々は、ワーホリでデンマークに行こうと思っていました。でも、ワーホリは1年間という時間制限があります。オーストラリアワーホリを1年終えた今、1年では分からない事が多すぎると思いました。

言葉も含め、文化・人を知るには、それなりの時間がかかります。

言葉は文化を反映する話をしましたね。
僕は、デンマークの大学でデンマーク語を知り、デンマークという国と人を理解したいと思うようになりました。

デンマークデザイナーの巨匠の多くは亡くなっているので、話を直接聞く事は叶いません。
でも、彼らの造った家具たちが、どのようにしてデンマークという国に根付き、今の文化の中で使われているのかを知る事はできます。

そして、それらを理解する為には、彼らの言葉(デンマーク語)を理解する事が必要だと思っています。

1年や2年住んだところで、全てが分かるとは思っていません。でも、少なからずそれだけの期間、デンマーク文化の中で生きれば、今知らない・分からない事を知る事が出来ます。

この選択肢は、ワーホリをしたからこそ生まれました。オーストラリアに『住む』事が無ければ、デンマーク留学という道は生まれなかったと思っています。

10. ワーホリに来なければ、変わらなかった

変化する事を良いと思い
変化する事の恐怖を受け入れ
オーストラリアの日常に気付いたからこそ

言葉は、文化を反映する事を知り
旅では分からない事を、住むと分かる。と知りました。

その結果、僕には『デンマーク留学』という新たな選択肢が生まれたのです。

これはオーストラリアワーホリという形で、オーストラリアに住んだからこそです。

日本にいて、あのまま仕事をしていたとしたら・・・。

その自分も、今とは違うベストな選択をとっていたと思いますが、ここまで自分の世界が広がっている事はないと思います。

僕は知らないという事が、とても怖いです。
世の中の全ての事を知るのは、不可能です。

でも知る努力をして、理解する努力をする事は誰でもできます。

初めて、日本ではない国に住んで
『僕らは同じ人間なんだ』と言う事に気づきました。

国が違えば、言葉が変わり、文化が変わり、日常は変わり、人は変わります

でも、僕らは同じ人間です。

当たり前すぎて、盲目になっていたようです。

言葉を知る事で、文化を知る事で、人を知る事ができます。
日本語を知る事で、日本を知る事ができます。
オーストラリア英語を知る事で、オーストラリアを知る事ができました。
デンマーク語を知る事で、デンマークを知る事ができるでしょう。

ワーホリに来なければ、こんな当たり前の事を知る事はありませんでした。

ワーホリに来て、ひとつひとつを意識したからこそ気づけたんです。


11.ワーホリの先に見えるもの

*11章は、2019/1/22 追記パートです。

11-1.ワーホリの先の正体

きっと多くの人が、ワーホリの終えた後の「ワーホリの先」を気にしていると思います。

僕はデンマーク留学という道が見えていますが、具体的な次のステップは、自分で探さなければいけないです。なので、ここでは具体的な仕事や進路などの話はしません。

先の不安、すごく分かります。
日本に帰ってどうしよう?
他の国に行く?お金は?ビザは?

考えだすと、不安なんか山のように出てきます。実は僕は、日本にいる時はワーホリ終了後の不安はありませんでした。というか、想像ができなさすぎて不安も何もない、何も分からない。というのが正直なところ。それが、ワーホリを始めて、終わりに向かっていく中で、どんどんどんどん不安が出てきました。

オーストラリアにいるうちは、ワーホリに集中したら良い。
でもそのあとは?どう生きる?日本で雇われるのはもう嫌だ。フリー?別の国?

実はもともと、デンマークデザインを知ってから、デンマークワーホリは選択肢の1つでした。ただ、本当に行くかどうかまで気持ちは決まってなかったんです。そして、オーストラリアで英語に触れたあと、デンマークへの想いが強くなり、デンマーク行きを決めました。

上でも書いたように、オーストラリアワーホリに来たから、ぼんやりとしていたデンマーク留学のという選択肢がハッキリと輪郭を帯びて見えてきたんです。

ワーホリの先にあるのは、自分の想像もつかない人生です。確実に自分の視野は広がり、自分フィルターも広がります。でも成功しているか、失敗しているかなんか、誰も分からない。

僕は、ワーホリの先には、世界の広さをもっと痛感している自分がいるような気がしています。どこまで行っても知ることができない世界があるんだろうなぁって。

そして今の僕は、その時の自分がどう考えるか分からないです。もちろん生きる糧を探すなり、身につけなければ、のたれ死んでしまいます。

のたれ死ぬ生き方も、またひとつ・・・なんてカッコつけることもできますが、死にたくないので、考え、行動するしかありません。

でも前述したように、本当に分からない。

じゃあどうするか?

僕の答えは「今を大切にする。」です。

11-2.今を生きる

今を大切に出来るから、先が生まれる。
逆に言えば、今を大切にしない人に、先はない。

そう思っています。

今を一生懸命生きるから、やりたいことが見えてきて、生きたい人生が見つかるんです。

先のことを考えなきゃ!考えなきゃ!と思って、焦ったり、目の前の事が手につかなくなったり、それでは本末転倒だと思いませんか?
ワーホリの先の事を考えたいのに、焦るばかり。目の前の生活にも焦りが出てきて、負の循環の始まりです。きっとこれは序章で、もっともっと焦るようになると思います。

ワーホリに明確な目的や目標がある人は、そもそもここで悩まないと思います。なので、その目標を大切に、今を生きてください。

ワーホリの先とは、「今」なのではないでしょうか。

僕は大前提として、「人生は今の連続」という考えで生きています。そこには過去も未来もありません。過去は今の自分で変わるし、未来も今の自分です。

つまり「今」なんです。

僕らは、「今」にしか存在することはできないのだから、まずはワーホリで、海外にいるこの一瞬一瞬を大切にしていくことが大切です。

ワーホリに来る前は、今送る事のできる海外生活を想い描いて、海を渡ったと思います。その想い描いていた「今」を生きずに、僕らに先などあるのでしょうか。

想い描いていたものと違う人もいると思います。だったら尚更、自分の追い求めている理想を、一心不乱に追いかけることが大切じゃないでしょうか。

ワーホリの目標や目的ちゃんとが見出せなくても、漠然と、なんとなくでも、想っている生活はあるんじゃないですか?

友達と楽しく過ごしたい。
日本社会に縛れずに自由に生きたい。
世界中もっとたくさんのものを見たい。

高尚な目的だけが、良い事ではないと思います。友達と楽しく過ごすワーホリにしたいのなら、今のあなたはどうしますか?仕事を朝から夜までひっきり無しにしますか?ローカルのカフェに挑戦して、朝から夕方まで働いて、夜は友達とパーティーをしますか?

大きい目標がなくてもいいじゃないですか。
でも、今を生きているとたくさんの事が見えてきます。
そしたら1つ1つが動き出して、大きな目標になるかもしれない。
今、理想を追い求めない人に、これから理想の人生などありません。

日本にいると、「理想と現実」で比較される事が多いように思います。
でも、本来それは比較するものではありません。理想を現実にするために、僕らは行動し続け、考え続けないとならないと思います。

理想と現実は、地続きなんです。

僕はワーホリの今を生きているから、デンマークへの想いが強くなりました。オーストラリアの日常に目を向けて、日本じゃない国を知ったから、デンマークへの想いが強くなりました。

これが、僕にとってのワーホリの先です。


あとがき

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

ここまで読んだあなたは、14.000字を読んでいます。
長かったですか?短かったですか?

今の僕が伝えたい事の全てを詰め込みました。

でも、感じ方は人それぞれだと思います。
そして、それは人それぞれで良いと思っています。

この話が大した事ないじゃんと思えばそれまで。
私も、日常を意識してみよう!と思えば、きっと明日のあなたは、
新しいあなたになっていると思います。

僕は、オーストラリアワーホリをして、心の底からよかったなぁと思っています。そして、これからもずっと思い続けるでしょう。

ワーホリは、僕にとって大きな財産となり、血肉となっています。
残りの10ヶ月で、もっと濃い時間が過ごせると信じています。

僕の自信です。

ここまで読んだあなたには、ぜひ『日常』を意識して欲しいです。

自分の一挙手一投足を。
そして、現地に住む人たちの生活を。

僕は、このnoteを読んでくれた人全てを陰ながら応援しております。

オーストラリアや世界のどこかでお会いしましょう!

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特典

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今の僕が皆さまへ出来る最大限の恩返しです。

□ ワーホリ相談承ります
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その後DMでもいいですし、
LINE等の通話でもオッケーです。

1時間、お話しましょう!
背中を押す事もできるでしょう。
不安を和らげる事もできるでしょう。
あなたの力にならせてください!

・ワーホリにこれから来る方
・ワーホリに行くか迷っている方
・ワーホリ中だけど、何かに悩んでいる方
他にも、相談したい事がある方はいつでもご連絡ください。

DMはこちらまで

こちらのnoteで、詳しくまとめてありますので参考にどうぞ!👇

note追記予定!
世界へ旅立つ上で思う事・新たな決断・そこに辿り着いた経緯など、僕の今後の変化もどんどん追記していく予定です。
今の僕が、完成ではありません。必ず変化していきます。
その過程をどんどん綴っていくので、恐怖を受け入れ、一緒に変わっていきましょう!

今後も皆さまに出来る事があれば、やっていこうと思っています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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