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青竹

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#クラシック音楽

朝ドラをもっと楽しもう!天才、古関裕而を探して。第一回【音学note】

朝ドラをもっと楽しもう!天才、古関裕而を探して。第一回【音学note】

皆さまこんにちは、ライターの青竹です。
今回から2回に渡って現在放送中の朝の連続テレビ小説「エール」で主人公のモデルとなっている天才作曲家、古関裕而(こせきゆうじ)を特集します。

(古関裕而。画像出典:Wikipedia)

ドラマの方では古山裕一としてちょっと情けない(?)、音楽への愛にあふれた男として描かれている裕而。日本人作曲家として初めて国際コンクールでの入賞を果たすなど、紛れもない天才

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トルコの虜。モーツァルト「トルコ行進曲」【音学note】

トルコの虜。モーツァルト「トルコ行進曲」【音学note】

皆さん、突然ですがモーツァルトは好きですか?「トルコ行進曲」は好きですか?
こんにちは、ライターの青竹です。今回の音学noteはクラシック界のキングオブ有名曲と言っても過言ではない「トルコ行進曲」を掘り下げていきたいと思います。
まずはせっかくですので僕たちのYouTubeチャンネルから、「トルコ行進曲」を聴いてみてください。

左手のリズムはまるで軍隊の行進のよう、右手のメロディーは色々な形に変

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東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(2)【オトとヒト】

東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(2)【オトとヒト】

皆さまこんにちは、ライターの青竹です。前回に引き続き、東京交響楽団第一ヴァイオリン奏者の中村楓子氏のインタビュー記事です。今回はより音楽の深部へと話が進みます。(この記事は2月下旬にインタビューされたものです。)

中村楓子(ナカムラフウコ)
5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコース在籍中に東京交響楽団のオーディション

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東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(1)【オトとヒト】

東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(1)【オトとヒト】

皆さんこんにちは。ライターの青竹です。今回は2度目のインタビュー企画。10代で東京交響楽団第一バイオリン奏者となり、現在同楽団で6年目を迎える中村楓子さんにインタビューさせて頂きました。vol.1の今回は名門音楽大学の附属高校に在学し、様々なコンクールでも入賞していた彼女が、ソリストではなくオーケストラ奏者を選んだ理由、若くして入団したことでの苦労などを語って下さいました。

中村楓子(ナカムラフ

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2020年はベートーヴェンイヤーだから、彼の「珍曲」を聴こうじゃないか【音学note】

2020年はベートーヴェンイヤーだから、彼の「珍曲」を聴こうじゃないか【音学note】

こんにちは、青竹です。2020年はベートーヴェンの生誕250周年!各地でベートーヴェンが演奏される事間違い無し。というわけで、「よし、ベートーヴェンの事特集しちゃうぞ!」と思ったんですが、ちょ、待てよ(キムタク風)と。ベートーヴェンの事を特集している記事は他にも沢山あるし、もうみんな知ってるんじゃない?むしろベートーヴェンにもっともっと興味を持ってもらえるような面白曲を特集してみない?とまあ、僕の

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映画×クラシック=最高(2)【音学note Op.13】

映画×クラシック=最高(2)【音学note Op.13】

こんにちは皆さん。映画音楽とクラシック音楽のふか〜い関係を探る、第二回。今回は実際に映画に使われたクラシック音楽を特集していきたいと思います。

1. 「2001年宇宙の旅」(1968年)

(引用画像: neftali / Shutterstock.com)

クラシック音楽が使われた映画といえば必ず上がるこの作品。スタンリー・キューブリックが監督を務めたこの作品には実に8曲ものクラシック音楽作

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映画xクラシック=最高(1)【音学note Op.12】

映画xクラシック=最高(1)【音学note Op.12】

皆さんこんにちは。ライターの青竹です。
今回のテーマは「クラシック音楽と映画音楽」。映画音楽、魅力的な作品が沢山ありますよね〜、僕も大好きです。とは言え、僕の映画知識はにわかファンの域を出ないので、映画音楽の詳しい紹介等は他の方々にお任せします。じゃあ今日は何をするのか。映画音楽とクラシック音楽の関係について探っていきましょうか。

映画音楽とクラシックの関係って言ったって全然別物でしょ?と思った

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【インタビュー】エリートヴァイオリニストがYouTubeに描く音楽と覚悟【オトとヒト】

【インタビュー】エリートヴァイオリニストがYouTubeに描く音楽と覚悟【オトとヒト】

こんにちは、ライターの青竹です。今回は音楽に携わる様々な人々にインタビューする新シリーズ、その名も【オトとヒト】。
初回はヴァイオリニスト兼クラシック音楽系YouTubeグループ「コロンスタジオ」代表である城所素雅氏にインタビュー。実はこの「音学note」も彼の一声により誕生しました。
ヴァイオリニストとして音高音大を優秀な成績で卒業し、国内外数々のコンクールでも入賞している彼は何故YouTube

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謎多きヴァイオリンの話(2)【音学note Op.11】

謎多きヴァイオリンの話(2)【音学note Op.11】

新年の行事も一通り終わり、いよいよ2020年が動き出したなぁと感じています。
こんにちは、ライターの青竹です。今回は前回のヴァイオリン特集の第二回としまして、ヴァイオリンの四方山話をしていきます。れっつごー!

ヴァイオリンは弓も高いの?今日はヴァイオリンの必需品「弓」の話から。弓矢の話ではないですよ。前回の記事でも少し出しましたが、ヴァイオリンを弾くには弓が必要です。

(画像出典:YAMAHA

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謎多きヴァイオリンの話(1)【音学note Op.10】

謎多きヴァイオリンの話(1)【音学note Op.10】

皆さま明けましておめでとうございます。ライターの青竹です。
お正月は如何お過ごしでしたでしょうか?お正月と言えばおせち料理、おせち料理と言えば高い、高いと言えばヴァイオリン。
というわけで年始一発目の記事はヴァイオリン特集です。ツッコミは気にしません、無理矢理突き進みます。猪突猛進(一年遅れ)。

・ヴァイオリンの歴史ヴァイオリンは擦弦楽器(さつげんがっき)という種類に分類される楽器です。これは弓

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【音楽あれこれOp.9】 年末を100倍楽む。ホルスト作曲《組曲「惑星」》vol.2

【音楽あれこれOp.9】 年末を100倍楽む。ホルスト作曲《組曲「惑星」》vol.2

いよいよ年の瀬。まだまだ先だな〜なんて思っていた2020年も、あっという間にもう目の前。来年はどんな年になるのか、わくわくしちゃう。

こんにちは、ライターの青竹です。前回は《惑星》全体の事を学びましたね。作品が占星術を基に作曲されている事、それぞれの作品が強い個性を持っている事などをオベンキョウしました。皆さん今日までに一曲ずつ聴いてくれましたか?まだ聴いてないという方は(なんて勿体ない...)

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【音楽あれこれop.7】 音楽界の魔法使い「指揮者」。

【音楽あれこれop.7】 音楽界の魔法使い「指揮者」。

こんにちは。音楽あれこれ第七回、今回のテーマは

指揮者です。

指揮者って何してる人なんでしょう?そう思って調べた人いるんじゃないですか。誰が振っても同じじゃない?これも代々問われ続けてる定番の疑問ですね。          

何はともあれ、まずは聴いてみません?違いがわかり易いベートーヴェンの運命で聴き比べてみましょう。

一つ目はカルロス・クライバー指揮ウィーンフィルハーモニーの演奏。19

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【音楽あれこれop.6】 音大生あるある(?) 第一弾。

【音楽あれこれop.6】 音大生あるある(?) 第一弾。

※独断と偏見です。

⚫︎全てはレッスンを中心に回っている予定はレッスンに大きく左右される。
レッスンの前日の飲み会はパスしたいし、レッスン前はお腹痛くなったりする。あと頑張って練習した週に怒られて、あんまり練習出来てない週に何故か「良くなったね」とか言われたりするの何なんだろう(まあ練習してないと大体は怒られるんだけどね)。

⚫︎大体変人まともな人間は天然記念物。自分がありすぎて、団体行動とか

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【音楽あれこれop.5】 祝生誕200年!運動会によくいるアノ人のアノ曲。

【音楽あれこれop.5】 祝生誕200年!運動会によくいるアノ人のアノ曲。

寒くなってきましたねー。

今回はちょっと季節外れの「運動会」の話題。皆さん運動会と言えば、って曲ありますよね?そう、アレです、アレアレ。

《天国と地獄》(あの曲は7分過ぎから。)

定番ですよね。聴き始めたら目の前で体操服姿の子供達が走り出して、「赤組さん頑張ってください」なんてアナウンスも聞こえてきて...。懐かしい!

でも皆さん、この曲の作曲家の名前ご存知ですか?え、興味ない?そんなこと

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